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狭小な土地でも諦めない!設計プランで理想の家を

2016年05月09日 ── 東京都・家づくり ── 11800

都心での狭小住宅の設計を得意とする建築家、奈須野達也さん。
他県に比べると東京は同じ予算でも土地が狭くなってしまいます。狭小住宅において、住みやすく合理的な機能と素敵なデザインを実現するための秘訣は設計にありました。建築家、奈須野さんが心がけていることや、ご経歴を元に狭小住宅の可能性を聞いてみました。

書いた人 KLASIC編集部

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    作った人 奈須野達也

    住んでいる人 家を探しているすべての人

    • 実際に図面を書きながら狭小地の設計プランを説明する奈須野さん

    ━━━━ 奈須野さんが、建築家を目指したきっかけを教えてください。
    子どもの頃住んでいた借家が狭くて、いつも「自分の部屋が欲しいなあ」と思っていました。そのうち「自分の思い通りの家を建てたい!」と思うようになり、自然に建築の道を選んでいました。好きな建築家はミース(ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ)です。20世紀モダニズムを代表するドイツ出身の建築家で、“Less is more.” (より少ないことは、より豊かなこと)という標語で知られる巨匠。そのシンプルな造形美は学生時代からの憧れですね。

    ━━━━奈須野さんのこれまでの経歴を教えてください。
    いろいろ大変でした(笑)。大学を卒業してすぐに入社した建設会社が倒産してしまい、しばらく四国お遍路の旅に出ました。その後、地元に戻って総合建設業の㈱丸本組に入社。さまざまな経験を経たのち、再び東京に拠点を移し、共同住宅からお寺、病院、工場まで、さまざまな設計に取り組みました。そして、2014年に㈱奈須野建築設計事務所を設立。これまでの知識と経験を活かし、広い視野と引き出しを持って、小さな頃からの夢だった住宅設計に取り組んでいます。

    ━━━━奈須野さんのお得意分野は何ですか。
    そうですね、小さな敷地に目一杯建てるのは得意です。以前、「角の部分でわずかに繋がった2つの土地」の住宅を設計したことがあります。通常は大きめの方に建屋を、小さめの方は駐車場にと考えがちですが、私は両方の土地をまたぎ、敷地を目一杯使う設計を考えました。「こんな提案は初めて!」と、とても喜ばれたことがあります。残念ながら施主様の事情で施工まで至らなかったのですが、そういった難しい土地に対する解決策や法律的なアドバイスは、いろいろな経験があるからこそできることかもしれません。難しい案件ほど、燃えます(笑)


    • 「いよいよ夢だった住宅設計に携われるのが楽しみ」と話す奈須野さん

    ━━━━ 一級建築士以外の資格をたくさんお持ちですね。
    あの手この手で厳しい条件をクリアしていくためにも、様々な視点やたくさんの引き出しを持つことは、建築家にとって大切なことだと思います。また、インテリアコーディネーターや照明コンサルタントの資格を持っていますので、壁紙や照明選びに迷われる施主様に、ライフスタイルやランニングコストなども考えた上で、アドバイスをさせていただいています。家は一生の買い物ですから、住む人にできるだけ寄り添ったものにしたい。だから私は設計のみの仕事は原則受けていません。施工中は現場の施工業者と密にコミュニケーションを取り、完成後もリフォームや経年による修理など、メンテナンスにも対応する長いおつきあいを考えています。

    ━━━━奈須野さんの目指す「住宅」とは何ですか。
    お遍路で歩き疲れた時、遠くに見える家の灯りがいつも気持ちを温かくしてくれました。「あそこまで行けば、守ってくれる屋根と食事と家族がいる」。家とはそこに暮らすすべてのものを温かく包み込んでくれる存在。そんな場になるような家作りをお手伝いしたいと考えています。

    ━━━━KLASICのユーザー(読者)に、メッセージをお願いします。
    さまざまな条件の中で、可能な限りの夢や希望を詰め込んだ家を一緒に作りましょう。変形敷地、法規制が厳しい等、既製品の組み合わせにとらわれない、自由な発想と確かな技術力で+アルファ以上の建物を提案します。素晴らしい暮らしのスタートに同席させていただけることを楽しみにしています。



    まとめ

    日常生活では建築家の考え方やお仕事への姿勢は見えにくいもの。

    しかし実際に会って話しをしてみると、奈須野様はとても親しみやすく、建築家に持つ敷居が高いという固定観念は必ずしも当てはまらない事が分かります。

    都心でのお家を考えられる方は、奈須野さまにお話しを聞いてみてはいかがでしょうか。

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