横浜らしい眺め、家族がつながる5層のフロア、光を放つシンボルツリー……。建築家の岡本浩さんは高度なスキルで施主さまの希望をかなえ、嬉しい驚きもある住まいを設計。住み心地がよく建築としての創造性も高いこの家は、日常をとても豊かにしてくれる。
この建築家に2層目『中の間』。写真左のカウンターに座ったときの目線の高さが空いており、吹抜けを介して1階のLDKを見下ろせる。その上部はガラスがはめられ4層目の『空の間』の気配がわかる。北側の部屋だがトップライトなどの窓のほか、吹抜けや『空の間』からも光が入り、明るい
4層目『空の間』。左奥上の5層目『天の間』はロフト。バルコニーや『天の間』からはみなとみらいが見える
法規の制約の中で内部空間をできるだけ広くとるために、玄関まわりはR壁に。カドが丸い庇もかわいい。庇は上面が箱のようになっていて雨水がたまる仕組み。その雨水を壁際の小さな穴から落とすという岡本さんのアイデアだ。おかげで竪樋が不要になり、玄関まわりはすっきり