麻のシャツのような住まい

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住まいは暮らしの器。家族が寝て食べてくつろぐ、いわば「ふだん着」の場所です。華やかなブランド物のドレスやワンピースは素敵ですが、自宅でくつろぐときにふさわしいでしょうか?窮屈だったり、シミを気にしたりと、くつろぐどころではなくなってしまいそうですね。豪華な内装の住まいは、いわばブランド物のドレス。「あなたらしい暮らし」にぴったりなのは、どんな服でしょうか?

私たちが提案するのは、上質な素材で誂える「白い麻のシャツ」のように快適な暮らしのための器です。飾りがなくても品があり、柔らかで涼しい白い麻のシャツは、様々なコーディネートを楽しめ、着る人を美しく引き立てます。心地よさ、落ち着き、気品があり、澄み切った空気が流れる住まいを設えます。そして、台所、洗面、収納の高さや大きさ、スイッチや水栓の位置等、あなたの暮らしにあわせて誂える、まさにオーダーメイドのシャツのように「あなたの体にぴったり」な器です。

そんな市中山居の「白い麻のシャツ」の考えをお客さまに気に入っていただき、ご依頼いただいて設計したのが「麻のシャツのような住まい」。若いご夫婦が小さなお子さまと暮らす住まいです。いままでも、お父さま、お母さまもご一緒にみんなで、広々としたウッドデッキでバーベキューを楽しみ、伸び伸びと暮らしてきたご一家。

住まいのコンセプトは、「自然、家族との絆が育まれるよう、リビングとデッキを住まいの中心」としました。
住まいの中心になるのは家族がくつろぐリビング。丸柱と大らかな勾配屋根で守られ、幅2m以上の引込戸を開ければウッドデッキと1つとなります。
第二のリビングとなるウッドデッキ。深い庇に守られ、間口4.5m×奥行4m、広さ10帖あり、椅子とテーブルをゆったり並べられる広さです。

朝、鳥のさえずり、木漏れ日、新鮮な空気を楽しみながら、コーヒー、紅茶を味わい、
昼、子供たちと一緒にBBQを食べてお昼寝、
夜、鈴虫の音を聞きながら、月見をする...
自宅にいながらにして、グランピングしているかのような心地よさが味わえます。

水回りをコンパクトにまとめたり、駐車場からパントリーへ直結する勝手口を設けたり、暮らしやすい工夫もたくさん盛り込みました。

お客さまのこだわりの1つが、赤松の無垢フローリング(幅広)。自然と住まい研究所さんが施工した「守谷の家」にお邪魔したとき、一目ぼれしたものです。コロナ渦で建材の価格が高騰、供給が不足する中、工事費を自然と住まい研究所さんと調整しながら、なんとかリビングに実現することができました。現場監督さん、大工さん、職人さんも手間暇を惜しまず作り込んでいただき、品よく仕立て上がりました。

ここは、おじいさまから引き継いだ場所。おじいさまが大切に育てられたお庭は、造園家の小林賢二さんの手で、新たに生まれ変わります。
でも、大きなベニシダレモミジはそのまま。
自然、家族との絆をこれからも紡いでいきます。

基本データ

所在地
埼玉県蓮田市
家族構成
夫婦+子供2人
敷地面積
298.73㎡
延床面積
166.39㎡
予 算
4000万円台

施主コメント

私たちのイメージをちゃんと理解してくれ、安心して設計を頼めました。木と白い素材とのバランスがやっぱり良く、イメージ通りの家が完成しました。
引っ越して3か月経ちますが、まだどこかに泊まりに来ているような感覚にさえなることもあり、そんな空間が自邸であることをとても嬉しく思っています。
ありがとうございます。