[良い建築物]とは何か?という問いに対する答えは、スケジュール・予算・用途・利用者・従事者など、プロジェクトを取巻いている[個々・ココ]の条件によって異なるものになります。何よりも地球上で唯一無二の場所[此処・ココ]に対して為されることが、建築行為における個別解の必要性を示しています。
弊社では、[個々・ココ]の条件を手掛かりに[此処・ココ]でしか成し得ない最適解を求めるべく、関係者との対話を繰り返すことで[良い建築物]がどのようにあるべきかを模索しています。その取組みによって、長きに渡り発注者に私益をもたらすだけでなく、現代社会に求められる公益にも貢献していきたいと考えています。
設計者がよく考えて、よく検討することで、より魅力的で価値ある建築物が実現します。その責任感や古今東西の建築文化への思いを胸に刻み、日々の業務に向き合う所存です。
1989 | 神奈川県生まれ |
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2012 | 慶應義塾大学理工学部卒業 |
2014 | 東京芸術大学大学院デザイン専攻中退 |
陶器二三雄建築研究所勤務 | |
2020 | KOKO+ inc.設立 |
神奈川県横浜市 / 花咲町の住宅
建物がひしめく地域に家を建てることにしたお施主さま。可能な限り広い家にするため、4階建てをご希望だった。建築家の小林さんは、LDKをあえて3階に置くことで高いプライバシー性と豊かな採光を両立。温かみが感じられる、光にあふれたLDKの秘密は4階建ての3階にも関わらず設けられた天窓にあった。
神奈川県相模原市 / 東林間のアパート [CASA FORESTA]
神奈川県相模原市の住宅地に、ひと際目を惹く集合住宅「東林間のアパート [CASA FORESTA]」があります。個性的な市松模様のファサードも印象的なこの建物を設計したのは、KOKO+ inc.の代表で一級建築士の小林 宏輔さん。このユニークな建物が誕生した経緯や思いなどを伺ってみました。