
高円寺の家
設計者情報
ご友人と家族が集まり、開放的に暮らしたいという施主の想いから、都心において開放的でのびやかに暮らせる住宅を考えた。施主からの要望は外でビアガーデンを作りたいというのと、敷地内目一杯使い、家の中も外も大きく暮らしたいというものだった。都内でも一種低層と高度地区、準防火エリア、準耐火建築と最も制約が厳しい中で開放性を追求することに苦労したが、可能な限り制約を感じさせずに窓を配置し、テラス・屋上を配置し、都心の中の狭小地でも広く感じていただける住宅を作ることができた。 撮影者:武藤 健二 / Kenji Mutoh / LUCKIIS
基本データ
- 所在地
- 東京都 中野区
- 家族構成
- 夫婦+子供2人
- 敷地面積
- 56.49㎡
- 延床面積
- 99.93㎡
設計者情報
この建築家が建てた家
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上鶴間の家
狭小で、外観もコンパクトながら、内部は、空間が広く感じられるように設計しています。 住宅が密集する地域にあっても、プライバシーを守りながら、明るく開放的な居住空間が確保されています。

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3世代が同居する2階建ての住宅です。前面道路の拡幅による建替え工事で、元の敷地から8割ほどの面積に縮小するため、住宅も既存よりもコンパクトにする必要がありました。 これまでの住宅より面積が小さくなったことを感じることなく、3世代が快適に過ごせるよう、LDKは屋根勾配45度の形状をそのまま天井にした吹抜けや、床を掘り下げたピットリビングで限られた面積を広く感じられるように工夫しています。各個室は吹抜けのリビングを介してつながっており、3世代がほどよい距離感を保ちつつ、それぞれの存在を意識しながら快適に過ごせているそうです。

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大府の家
敷地は閑静な住宅街に位置する。南には公園があり春には桜を楽しめる環境にある。しかし、南接道となっているため、そのまま大きな開口を空けてはプライバシーを保てない。よって建物と道路との境界に庭を配し、閉じつつ開く関係性を模索した。室内から外を見ると床からテラス、水景のある庭、視線を隠す生垣から公園の樹木へと緩やかなレイヤーとなっている。小さな庭ではあるが、この庭を中心に空間を配置していった。四季を楽しみながら穏やかな日常を重ねて頂ければと願います。

小さな平屋の家
LDKと寝室がひとつだけの小さな平屋の住宅です。敷地は丘の斜面の下にあり、斜面側外壁は、擁壁も兼ねた厚みのあるコンクリート造です。そのため室内では木造壁部分との段差ができましたが、そこは飾り棚のようにデザインしています。天井高が高いため、面積が小さくても広がりが感じられます。室内は段差なく建具は引戸とし、外部との段差はできるだけ小さく、住まう人が使いやすい高さになるよう収納等を設計しています。以前の家にあったステンドグラスを再利用し、家の記憶を引き継ぎました。床は杉無垢フローリング、壁は和紙クロスであたたかみのある自然素材です。明るい陽射しが入り、やわらかな優しい雰囲気が感じられる住まいです。

武蔵浦和の家
築12年が経過した木造住宅への増築および改修計画です。お子さまの成長やコロナ禍による在宅率の上昇により、手狭になった既存住宅の1階、南側に新たにリビングを増築しました。また東側にスタディスペースや書斎を改修して設けることで、1階に混在していた機能や居場所を整えています。これにより、ご家族が程よい距離感を保ちながらストレスなく過ごせる、ゆとりある生活空間となることを目指しました。 敷地は建主のご実家や、古い納屋が並存する広さがあり、その片隅に本物件は建っていました。周囲から奥まった配置でプライバシーが守られていることから、南側の庭に面して大きな開口部がある開放的な住宅でした。また東側にも同様に大きな開口部があることから、この2方向への抜けを活かしたプランニングとし、空間の明るさや開放感を担保しています。また南側のリビングでは天井を低く抑えて空間に落ち着きや境界をあたえたり、東側のスタディスペースでは造作家具によって空間を仕切り、ご家族の気配を感じながらも気兼ねなく過ごせるなど、居心地に対する配慮をしています。 外部には広めの縁側やテラスを新たに設け、ご家族でお食事をされるなど豊かなお庭と共に生活ができる設えとする他、造園工事により鬱蒼としていたお庭も風通し良く、明るいお庭へと刷新しています。

尾道のN邸
母屋に隣接する敷地に計画された、木造平屋の戸建て住宅です。 大らかな空間で暮らしたいという要望に対して、勾配天井のリビングダイニングを中心とした外への豊かなつながりを提案しました。 玄関のドマはマエニワと一体となって建物内に広がりを作り、ユーティリティーはウチニワで仕切られた開放感あるプライベート空間となっています。 周辺への視線や既存母屋の環境確保に配慮した平屋ボリュームは、程よいスケール感と、広がりとヌケのある空間に溢れています。

HIYOSHI-K
敷地は周囲を住宅に囲まれた谷のような極端に細長い場所だった。そんな場所で求められたのは、明るく、風通しの良い家。セオリー通りに南にまとまった庭を取ると、庭に面さない奥の部屋は谷底のように暗くなってしまう。そこで、細長い敷地をあえて細長く分割し、東に光の落ちる庭を取った。そして、更に細長く、千切りをするように、東から、部屋、階段、スロープと建物のボリュームを縦に三分割した。そうする事で、全ての部屋はその庭に面する事ができ、庭からの光を享受できる。また、細長い敷地に対して、庭、部屋、階段、廊下をあえて細長くすることで、一般的なスケールの住宅には無い「長さ」や「距離」が感じられる、ちょっと遠い場所が生まれる。すぐ上とか、すぐ隣に見えている場所にすぐには行けない、近くて遠い、遠くて近い、そんな距離感が広さとはまた違う拡がりを与えてくれる。同時に、この住宅では表と裏を意識した。空が近く、木の床、高い天井で、温かく明るい表の空間。地面が近く、土間の床、低い天井で、静かな落ち着いた裏の空間。直方体のボリュームを床スラブと階段で斜めに立体的に分割した二つの世界を長いトンネルが繋いでいる。もう一つ、この表と裏は床の隙間の細長い窓で繋がっている。この窓には一般的なアルミサッシを使用した。現代の日本の住宅で欠かせなくなったアルミサッシは、特別な意味を持つに至ったと思う。それは内部と外部を間仕切る絶対的な境界。安価で施工も容易い絶対的な境界を、内部と外部、表と裏、水回りと床下に、ヒエラルキー無く多用する事で、無意識に刷り込まれた境界線を曖昧にする。表と裏の世界、ぼやけた境界、段々畑のようなスキップフロア、坂道のような階段、トンネルのようなスロープ、小さな箱に詰め込まれた様々な要素が谷を明るく照らしてくれる。家の中の至る所から子供の遊んでいる姿を見ることができる、文字通りの明るい家となった。

山荘町の家
敷地は和泉市街を見下ろす小高い丘の上で進められている開発地に位置しており、天気の良い時には大阪湾を望むことができる気持ちの良い場所です。 開発された敷地ということもあり形状はきれいな長方形をしていて、北側に道路、南側はまだ建物が建っていない空き地で、4mの擁壁によって1.5階分ほど高くなっています。そのため将来家が建つことになった場合でも南からの陽光が遮られないと考え、北側に駐車場を広くとり建物を南側に寄せつつ大きな開口部を設ける計画としました。 この住まいの空間の特徴は、各階それぞれに45cm の段差があるスキップフロアとダイニングキッチン上部の大きな吹抜けです。その2 つの特徴が混ざり合うことで、変化のあるおおらかな空間となりました。 プランの特徴としては、家事動線をスムーズにするために浴室-洗面-キッチン-物干場を一直線上に結んだ点、玄関横に外出時に必要なものがすべて納まるよう大きなエントランスクロゼットを設けた点です。 さらにキッチン上部の吹抜けは将来的に増床ができるよう梁を掛けたり、畳のリビングは客間としても利用できるよう建具やロールスクリーンを設けたりと可変性のあるプランになっています。 室内にはできるだけ無垢の木材を使用し、壁・天井には紙クロスを貼るなど、自然素材を使用することで月日を重ねるごとにより味わい深い空間へと変化するとともに、健康的でさわやかな仕上がりとなるように努めています。 また設備については、エネファームと太陽光発電を設置し、省エネタイプの設備機器を使用するなど住宅のゼロエネルギー化を目指した住まいになっています。


