地域で永く親しまれている物販店舗の建替え計画です。
既存建物は敷地いっぱいに建築されていましたが、本計画では敷地に対して建物をセットバックし、また既存建物に隠れていた公園に対して積極的に開くようにすることで、新しい風景の発見と視線のヌケを作るような建物配置としました。
敷地内に植栽された木々に招かれるように建物にアプローチすると、建物の奥へと視線が自然と誘われ、そのまま公園に導かれて行く。
町の人々と周りの環境が、建物のヌケによって無意識につながることを意図しています。
建築によって、ずっと薄暗い印象だった公園が、自然と親子が集う明るい場所に変わったのは、嬉しい町の変化でした。
建築デザインは白を基調とし、県産杉材をかけ合わせることでナチュラルでさわやかな雰囲気を目指しました。
異業種のデザイナー、地元をよく知る造園家、伝統技法の職人。
クライアントのこだわりに応えるために集まったチームの仕事が、建築の中でコラボレーションしたことで実現したプロジェクトです。
撮影 藤田和俊
撮影: