「株式会社ウミネコアーキ」は、設計を中心に、コンセプト立案から竣工後の運営までをワンストップで担ってくれる注目の設計事務所。新横浜に誕生した小商いOKの賃貸住宅「森庭山荘」を例に、若手クリエイターたちによる土地活用の魅力を紹介する。
この建築家に
新横浜駅から徒歩11分。駅周辺のビル群を望む小高い住宅街に立つ「森庭山荘」。写真左奥から時計回りに、斜面下の森に面した森棟と庭棟、写真右が斜面の傾斜に沿って建てられた山棟。L字を成した3棟が庭を囲んだ配置となっている
緑に映える赤い屋根、地形を生かした個性的なデザインが目を引く。敷地の入口では、3棟の配置を示す案内板が訪れた人をお出迎え。写真右、建物手前にある郵便受けはウミネコアーキでDIY。イームズチェアを思わせる脚は百葉箱用のもの。センスあふれる素材使いが楽しい
斜面はもともとの地形を生かし、ひな壇状に整地。平らにならすよりも土の掘削量が少なくて済むというメリットもある。写真左の山棟も、傾斜のある地形に素直に従ったデザイン。屋根や通路が山脈のようなラインを描いているのが面白い
写真手前から庭棟、森棟。この2つの棟の1階住戸の前にはレインガーデンがつくられている。斜面の上から流れてくる雨水はここに貯留されてゆっくり土に浸透し、オーバーフローした分が下の森に流れるという仕組み。豪雨など急な増水の際、住宅浸水を防ぐのに役立つ