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自然を感じ、家を走り回る!子どもがのびのび育つ仕掛けとは?

「ちょうど一人目の子どもが産まれるタイミングで完成したこともあり、“子どもと楽しく暮らす家”にしたかった」と話す、建築家・山岡良匡さんのアトリエ兼自宅。子どもがのびのび育ち、家族みんなが健康で楽しく暮らせるよう、建築家が考えた仕掛けの数々をご紹介。

坪庭が自然を呼び込み、どこにいても家族を感じる空間作り

閑静な住宅街の中に立つ、真っ白な外壁が印象的な山岡さんの自宅兼アトリエ。シンプルかつ品のある空間の中に、子どもと楽しく暮らすための仕掛けをほどこしたバランスのよい住まいだ。

 ここを訪れた人が口を揃えて言うのは、「家の中にいるのに、自然を身近に感じる」ということ。その秘密は、動線の中に絶妙に開口部が配されているから。坪庭のもみじや、LDKで料理や食事をしながら眺められる庭先のグリーン。移動するたびに視線が外に抜け、自然との一体感を感じる作りになっているのだ。

「プランニングする時は、小さくてもいいから庭を作ります。木々が季節の変化を教えてくれるし、野鳥や昆虫がやってきて、自然が身近に感じられる。自宅の庭が子どもたちの豊かな感性を育むきっかけになるといいなと思います」。


 家の中心になっている吹き抜けの広々したLDKには、家族のコミュニケーションが自然に生まれる工夫が詰まっている。まずはLDKに配された大きなアイランドキッチン。作業台も大きく取られ、左右どちらからも出入りできるので、子どもたちと一緒に作業する時も便利だ。また、リビングに設けられた階段も仕掛けのひとつ。どこに行くにも必ずリビングを通るので、顔を合わせる機会が増え、自然にコミュニケーションが生まれるというワケだ。


 2Fの部屋は吹き抜けの回りに配され、上にいても下にいてもお互いの気配を感じられる仕組み。部屋の仕切りには引き戸が使われ、光や風通しの調整はもちろん、少し開けておけば家族の声も聞こえやすい。開けるか締めるかの扉よりもフレキシブルなところが魅力。「住まいにはコミュニケーションを生み出す建築的な仕掛けが必要」というのが山岡さんの考えだ。

 日々の生活に楽しさをプラスする仕掛けも忘れない。「階段の回りにギャラリースペースを設けたり、壁の一部にポイント的に色を使ったり。ぐるぐる回遊できる作りにすれば、子どもたちは元気に走り回れます。家の中にいくつも楽しさを生み出す仕掛けがあれば、想像力や感性が刺激されて、より家族とのコミュニケーションが生まれます」。

 自然とつながり、家族とつながることを実現した山岡さんの自宅は、「子どもと楽しく暮らす家」作りのよい見本になりそうだ。
  • 白と木を基調としたモダンなLDKは、すっきりと美しい空間を保てるよう、あらかじめ収納スペースを造作。窓の外のグリーンと一面だけオレンジに塗った壁が彩りを添える

  • 南向きに大きな開口部を設け、日当たりも抜群。庭の緑を眺めながら、リラックスした気分で料理や食事ができるのが魅力

  • アイランドキッチンの前面には、食器などを大量収納できて見た目もすっきり。横の開口部からは坪庭の緑が見える

お家のデータ

所在地
埼玉県蕨市
家族構成
夫婦+子供2人
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