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テーマは「スカイリビング」。まるで空中を浮遊しているかのような大パノラマ別荘

芦ノ湖から駿河湾、富士山までもが一望できる、見事なパノラマビューが眼前に広がるセカンドハウス。手掛けたのは、STAR(有限会社エスティエイアール)代表の佐竹永太郎氏。施主であるKさんは、自分たちにとって理想の住まいづくりをトータルで任せられる佐竹氏にすべてを託したのです。今回は、建築家を信頼し、すべてを託したからこそ誕生した美しい住まいを紹介します。

引き渡し日当日から快適に過ごせるよう、すべてをコーディネート

国立公園に指定された土地の一角にあるK邸。南西側が道路に面している。南側に広がる芦ノ湖と、眼下に広がる街並み、そして西側には富士山、東側にはゴルフ場の芝生が一望できる雄大なパノラマが広がる敷地だ。Kさんはここに趣味であるゴルフが楽しめるセカンドハウスをつくりたいと考えたという。

「Kさんからは細かいご要望はありませんでしたが、“景色を最大限に生かしつつ、家族や仲間たちとくつろげること”を希望されていらっしゃいました。そこで“スカイリビング”をテーマに掲げ、K邸の設計に取り掛かりました」と佐竹さん。

K邸は地上2階建ての鉄骨造の住まいとした。1階はエントランスとゲストルーム、2階は“スカイリビング”のテーマに沿って、部屋ごとに景色を堪能できるように、建物の西側に水回り、東側に寝室、南側は三方を開口にしてデッキテラスで囲んだLDKをワンルームにレイアウトした。ここまでは建築家の領域といえる。しかし、佐竹氏が担う領域はもっと広範囲だ。

「我々は、美しくデザインされた空間の中で、住む人らしい豊かなライフスタイルの実現のお手伝いをしています。施主の方を絵とするならば、当社はその絵を引き立てる額縁職人といえるでしょう。しかし、単に“建築”というハードを手掛けるだけでは、施主の方の豊かなライフスタイルを実現させることはできません。そこで当社では、“STARHOME”というワンストップサービスを提唱しています。具体的には、施主の方が求めている“インテリアデザイン”“家具”“アートのコーディネート”“備品を含めたディスプレイデザイン”。これらすべてをコーディネートし、調和させたものを提供しています。住まう方それぞれの豊かなライフスタイルを実現するためには、“STARHOME” のようなワンストップサービスが必要だと考えています」と佐竹さん。

今回、Kさんから引き渡し日当日から滞在したいという要望があり、家具や家電はもちろんのこと、ベッドリネン、タオル、スリッパ、そしてアート作品に至るまで、文字通り“住まいに関わるすべて”を佐竹氏がコーディネートしたというから驚きだ。
  • 下から建物を見上げる。2階建ての平屋という表現がよくわかる。1階により多くの部屋がレイアウトされていたら、まったく異なる景観になっていただろう

  • ガラス張りの開放的なリビングは、まさに空中に浮いているかのようだ。家族だけの時間を過ごすのはもちろん、友人を招いて大人数で過ごすのにも楽しめる空間となった

  • こんな雄大な景色を眺めながら、朝食をいただく。なんとも優雅で素敵な週末の過ごし方だろうか

  • 見事なまでに壮大な景観だが、張り出した深い軒と、広々としたテラスで、居心地のよい場所となる。天気のよい日には、時間が経つのを忘れてしまいそうだ

すべては見事な眺望を堪能するための“調和”

K邸のメインとなる空間は2階だ。K邸の敷地の最大の魅力である見事な眺望を堪能するためだ。デッキテラスでは空中を浮遊していると錯覚しそうになる。奥行きは3mあり、広々とした空間が広がっているだけでなく、遮るものがないため、さわやかな風が吹き抜ける点も魅力だ。また、リビングおよびダイニングキッチンからこの景色が楽しめるよう、K邸の高低差および前面道路や電線の位置、造成の予算、階段の段数などを含めて2階の高さを決めたという。室内のあらゆるところに、佐竹さんが見事なまでに“調和”させた空間が広がっている。

「K邸ならではの見事な景色を楽しんでいただくため、室内の壁は白い塗装で統一しました。また、床はウォールナット材のフローリングやブラウンのカーペット敷きとしています。景色が引き立つ素材として、白い磁器質タイル貼りなどを採用しました。また、それに合わせて、家具もシンプルなデザインや、ベーシックなカラーのものを選んでいます。リビング&ダイニングキッチンは、ファブリック張りのソファや、木の温かみが感じられるアンティークのダイニングテーブル、レザー張りのダイニングチェアやクッションなど、落ち着いた印象のなかにもテクスチュアが感じられるインテリアにまとめています」と佐竹さんは語ります。


設計期間は2015年2月から9月まで。そして工事期間は、2015年10月から2016年8月まで。トータルで1年半ほどのプロジェクトを経てK邸が完成した。

住まいのすべてを建築家に託したいと思うことはあっても、実際にはなかなかできることではない。しかし“佐竹さんに任せれば大丈夫だろう”と考えたKさんと、その期待に応えるべく、持てるノウハウと情熱のすべてをK邸に注ぎ込んだ佐竹さん。“施主と建築家の相性と信頼関係次第”なのかもしれないが、どちらかに温度差がある時点でこの絶妙なバランスは成り立たなくなる。

施主の期待を超える住まいをつくりあげるのが建築家の役割だ。施主側が事細かに要望を出し、建築家がその通りにつくりあげるのもひとつの手法だろう。しかし“敢えて、すべてを任せる“ことで、想像をはるかに超える住まいができあがるかもしれない。そんな可能性を大いに秘めているのも注文住宅の醍醐味といえるだろう。さらに、トータルで任せられる建築家であれば、想像をはるかに超える住まいも夢ではない。事実、Kさんは完成に至るまでK邸を見ていなかったという。それだけ佐竹さんのセンス、そして手腕を信頼していたのだろう。その結果は、国立公園に指定された一角の敷地に相応しい美しさを持つK邸が証明してくれている。
  • 広々としたベッドが置いてあるシンプルなベッドルーム。窓は敢えて片側だけの設計とし、朝日が登るとともに心地よく目覚めるつくりになっている

  • 見事なまでの景観を堪能できるバスルーム。富士山を眺めながら入浴をすることで、心身ともにリラックスできる週末を過ごせそうだ

  • エントランスのみの1階。柱のみといった空間は、強度とともに、潔ささえ感じてしまうデザインだ。ゲストルームも品良くまとまっている

お家のデータ

所在地
静岡県
家族構成
夫婦
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