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外と中とをつなぐ集いのホール「土間」のある住まい特集

土間とは、もともと日本建築の家屋内で、多少濡れたり汚れたりしてもよい炊事場や作業場として使用する目的で、床を張らずに地面のままにしていたスペースのこと。でもこれは、過去のことであり、今や趣味を楽しんだり、人が集うための洗練されたスペースとして活用され、その役割は大きく変化しつつあります。
そんな「土間」の魅力を最大限に活かした、住まいをこちらで紹介します。ぜひみなさまの住まいづくりの参考にしてください。

「土間」がつなぐ二世帯住宅!

 Aさん邸は約180坪の広い敷地を有する。「これだけの広さがあれば空間をタテに広げるのではなく、2軒の家を横並びにでき、より独立性を高められます。そこで、2軒の家をつなぎ、かつ、家の南北に広がる2つの庭をつなぐスペースとして土間を提案しました。この土間は親世帯の玄関、子世帯の裏玄関という造りになっています」と、角倉さん。

 完成したAさん邸は、ひとつ屋根でも「土間」という外部空間に近いスペースを介在させていることで、親世帯、子世帯ともに「一軒の家」としての確かな存在感がある。「平屋で、段差がない家」という親の希望と、「採光が良くて明るく、吹抜けのある家」という子の希望。各世帯の希望を両立した住まいにAさんも大満足の様子で、「居住空間は自分たちの望み通りにつくることができました」

ピアノを楽しみ、お昼寝も。家族をつなぐ吹抜けの広い土間

ハウスメーカーとの打ち合わせで「ピアノの部屋が欲しい」と要望したら、ピアノがぎりぎり入る小さな部屋を提示され、しっくりこなかったSさん。新たに相談を受けた建築家の松岡淳さんが提案したのは、なんとピアノを土間で楽しむという斬新なアイデアだった。しかもこの土間には、ほかにもさまざまな役割があるという。S邸の象徴的な空間となった大きな土間の魅力とは?

S邸のエントランスは、ちょっとびっくりする。玄関扉を開けると、10畳以上ある吹抜けの広い土間。しかも、そこにはグランドピアノがどーんと置かれ、思いもよらない空間の始まりにわくわくします。

土間のアトリエとスキップフロアでモダンな空間が完成

Sさん世帯の玄関は、正面から回り込んだ側面に配置。入ってすぐのところに設けられたのが、奥様が作品の製作を行うアトリエスペースだ。土間に仕立てたのは、石川さんからの提案だそう。土などで汚れてもいいようモルタルで仕上げられているが、その風合いが白い壁と相まって、美しい仕上がりとなっている。

土間の横に設けられた階段を上がると、そこはSさん世帯の居住スペースだ。アトリエの上は、スキップフロアで構成された寝室。そして2階には、リビングと水回り、そして子ども部屋が備えられている。リビングで特徴的なのが、三角屋根をそのまま感じさせる天井のフォルム。天井を高くしてトップライトを設置したほか、2方向にベランダが設けられているため、陽光がたっぷり注ぐ明るい空間となっている。

1階のホールと2階のLDKを吹き抜けでつないで一体感を演出

「奥様は1階のリビングを希望されていたのですが、1階からだと公園を眺めることができませんし、日当たりなどの環境は2階の方が良かったのです。お施主様の要望にこたえつつ快適な住空間をつくるいい手段はないかと、いくつもプランを考えました」。

この課題をブレークスルーするきっかけとなったのが、1階に広さ12畳・天井高4.1mの広い土間のホールを設け、1階の土間と2階のリビングを吹き抜けでつなぐというアイディアだった。吹き抜けでつなぐことで、1階のホールと2階のリビングがつながっているような感覚の空間を生み出すことに成功したのだ。H邸の玄関から中にはいると、まずはこの広い土間が目に入る。ここは客人と家族が触れ合う、1つ目の集いのスペースだ。この土間の億には子ども室と洗面所があり、子ども部屋の引き戸を開放すれば、子どもたちの広々とした遊び場へと変貌する。

畑仕事を効率的にする「通り土間」が家の主役

建物の内部を見ると、南北の開口部を美しい通り土間が結んでいる。外の空間からそのまま地続きになっているように感じる土間は、畑仕事で汚れたまま家に帰っても気にならない、外の延長のような存在だ。また、土間は蓄熱効果が高く、冬は薪ストーブの熱を蓄えて床暖房代わりになるのだという。さらにストーブで温めた湯を撒けば、加湿機能も果たす。この土間は、自然の調温・調湿機能を備えた優れものなのだ。