
MISUZU-KK
設計者情報
1人暮らしのアトリエのある住宅。 求められたものは多くはなかった。 中でも印象的だったのは大きな庇が欲しいということ。 庇の考え方を拡張し、壁と庇が一体となった大きな面で空間を大胆に分けられないかと考えた。 大きくは住居とアトリエを分け、そこからさらに内部と中庭を分けていった。 薄い庇壁とは対照的に住居の床スラブは500mm厚の地層を思わせるような厚さとした。 1階でありながら地層の隙間から、そして吹き抜けから光が差し込む空間はさながら明るい洞窟のような、安心感と開放感の伴った空間となる。 また、この大きな空間構成を各階で分断してしまわないように、床スラブに対してサッシはズレ、階を越境するような構成とした。 薄く大きな庇壁、地層のような床、階を越境するサッシ、日常的なスケールから少し逸脱した要素で全体を構成することで、シンプルながら、心地良い開放感と重厚感のある空間を目指した。
間取り図
基本データ
- 作品名
- MISUZU-KK
- 所在地
- 広島県
- 家族構成
- 一人暮らし
- 敷地面積
- 292.25㎡
- 延床面積
- 202.05㎡
- 予算
- 5000万円〜
撮影:中山 保寛
設計者情報
この建築家が建てた家
この実例を見た人はこちらも読んでいます

篠山の家
この住まいの大きな特徴は構造体である柱・梁をできるだけ現しにしたという点です。 本来は壁や天井の中に隠れてしまう柱梁をできるだけ仕上材として表にだすことで木組みの美しさ、力強さを味わうことができる室内空間としています。 そして随所に和の要素を散りばめながら、畳の部屋、板間の部屋、里山を眺める書斎、船底天井の寝室などそれぞれに違った趣きのある居室となっています。 昔の日本家屋のようにできるだけ壁で間仕切るのではなく建具で間仕切っていくことでさまざまな居場所を作り出せるような設計を心がけました。 さらに家の中心に設けられたインナーバルコニーや吹抜けから家全体に柔らかな陽光が届き、空間に変化を創り出すとともに内と外があいまいになっていくことでさらなる広がりが感じられる空間となっています。

恵比寿ボックス

中庭の家
本計画は沖縄県本島西原町の閑静な住宅地の一角に一戸建て住宅を新築するプロジェクトである。 周辺環境として敷地は建物に囲まれておりプライバシーへの配慮が必然的に求められた。 施主と打ち合わせを重ねる中で、「ダイニングを中心とした子育て」「隣地建築物からの視線への配慮」 「リビングと繋がる中庭」が設計計画の根幹となった。 L字型の大きなダイニングテーブルは座る位置によって、リビング、テラス、スタディスペース、ダイニング と様々な関係性を生み出す。家族の食卓、子どもの勉強、団らんの中心となる計画なっている。 中庭はリビングとの段差を極力なくすことで視覚的にリビングとの関係性を強めるとともに、一部は バスコートとすることで内部空間を拡張する計画としている。中庭は奥行きのある庇を三方向に設けることで 隣地からの視線に配慮するとともに、強烈な日差しや雨を和らげる計画としている。 内部仕上げは白の塗装を基調しつつ、左官仕上げ、タイル等、テイストの異なる白を重ねることで 空間にシンブルながらも彩を与える計画とした。 設計当初、施主の小さな子供から「こんな家に住みたい!」という思いの詰まったスケッチをプレゼントされた。 どんどん手を加えていただいて、大人の想像の枠を超えて家族で楽しく住んでくれることを望む。

浜田山の家
敷地は閑静な住宅地に位置している。 生活のステージごとに様々使い方が出来るように平面は間仕切りを作り込まず、シンプルな構成とした。 1階には子供スペースと主寝室、水廻りを配置している。2階はキッチンからダイニング・リビングへと続く一続きの大空間としている。 リビング上部は吹抜とし、さらに開放感をもたらしている。構造体にSE構法を採用し、その特徴がよく表れている住宅となっている。 また、外部サッシには全て発熱ガラスを採用し、冬期の温熱環境も考慮にしている。 さらに2階デッキにはファイバーグレーチングも採用し、1階への採光も考慮している。

安曇野の家
アルプスが望める自然豊かな安曇野市で、インナーガレージのある自然に溶け込む住宅です。 お施主様はアウトドアが趣味で愛車はランクル 古着やアンティークな小物もしっくりくるような無骨さを残しつつ全体的に白をベースにシンプルなつくりとして余白を残した家だけであえて完結させないつくりです。 スキップフロアを干渉空間として1Fリビングと空間で繋がった寝室からは、北アルプスが毎日眺められます。 コンパクトな作りだけれど解放感のあるお家になっています。

梅丘の家
南北に細長い敷地の中央に中庭と階段を配置し、上下移動の際に内部空間を見渡すことができるとともに、内部空間の至るところに、光や風を導き、緑や空の景愉しむことのできる住宅です。 中庭や吹抜を介し、空間が立体的につながり、家族がお互いの気配を感じながら生活することができます。

朝霞の家
敷地は第一種中高層住居専用地域内にあり、敷地いっぱいに建てられた住宅や3階建てのアパートに囲まれ薄暗く、視点となる風景の見当たらない土地でした。 自動車工場にお勤めの建て主からは、車3台分の駐車スペースの要望があり、30坪の土地の中で車と建物の配置パターンをいくつも考えることから設計が始まりました。 これからリタイアを迎え、1日この家で過ごされるご夫婦のため十分な明るさと木々の眺めを用意したい。2階リビングとそれに続くベランダがその回答となり、1階の駐車スペースの脇とベランダに植えられた樹木の梢が連なり、まるで木立の中に住んでいるような感覚を呼び起こす空間をつくることができました。

リノベーション・大磯
増築したのは吹抜け空間、つまり空気なのです! 海を見下ろす高台の閑静な住宅地に建つ、木造2階建ての増改築です。 改修前のお宅は在来工法で和室中心、門かぶりの松のある立派な和風邸宅でした。 お施主様のご要望の要となるのは、眺めの良い2階を家族で過ごすダイニング、リビングにしたい、和を感じる要素を残さずに全て洋室としたいというものでした。 また、奥様はデザイン同様に家事動線が大事!とプラン検討に熱が入ります。ご主人は、ダイニング、リビングの床はピカピカのタイル貼りでそれがテラスへと繋がっていくイメージをお持ちでした。 わたしたちは、ほとんど使われていなかった2階の広いテラス(1階リビング上部)を取り払って新たな屋根を架け吹抜けを作ることを提案しました。 階段を上がるとタイル張りのリビング、ダイニングが広がり、ガラス手摺の向こうには吹抜けを通して大きなフィックス窓から大磯の海が開けるのです。 そして、吹抜けを介してご家族の様子がお互いにやわらかく伝わります。 外観は、もとの大きな勾配屋根にスタイリッシュなボックスが新たに付け加えられたような形となりました。 夕方から晩にかけては、そのボックスから暖かな照明のオレンジ色が通りにこぼれて行灯のようです。 1軒の住宅のリノベーションが、ささやかですが町の景色にも寄与できた事例だと思います。 設計:NASCA + AeO 設計共同体

高円寺の家
ご友人と家族が集まり、開放的に暮らしたいという施主の想いから、都心において開放的でのびやかに暮らせる住宅を考えた。施主からの要望は外でビアガーデンを作りたいというのと、敷地内目一杯使い、家の中も外も大きく暮らしたいというものだった。都内でも一種低層と高度地区、準防火エリア、準耐火建築と最も制約が厳しい中で開放性を追求することに苦労したが、可能な限り制約を感じさせずに窓を配置し、テラス・屋上を配置し、都心の中の狭小地でも広く感じていただける住宅を作ることができた。 撮影者:武藤 健二 / Kenji Mutoh / LUCKIIS










