高齢期を迎えるにあたり住み替えを考えた施主さまは、建築家の酒井宏文さんに家づくりを依頼。安心快適なシニアライフを送れる理想の住まいが完成した。約60㎡のコンパクトな平屋ながら、開放感と豊かな居心地を生み出した酒井さんの設計の魅力を紹介。
この建築家に
明るい天窓や最大約4mの高さがある勾配天井が開放感を演出。内装も工夫し、ダイニングは木、周囲の空間は白壁と、内装カラーにメリハリをつけて奥行きを強調した。さらには全ての方角に窓を設けて視線の抜けを確保。多層的な工夫により「広く感じる空間」を実現している
遠くの空に山のシルエットが浮かぶ夕景の中、温かな光を灯す「西春近の家」。西から見ると切妻のきれいなラインがいっそう引き立つ
足元をほんのり照らしたアプローチ。影絵を彷彿とさせる植栽も美しく、隠れ家レストランのような雰囲気
静かな住宅街という環境に配慮し、明るすぎる照明は避けたという酒井さん。ぽつぽつと灯るアプローチのライトがキャンドルを思わせる。邸内から濡れ縁に漏れる光も間接照明のようで幻想的








