「眺望を楽しむ」「大人数をもてなす」という施主さまの要望に、3階建てのうちのワンフロアをまるごとLDKにするプランで応えた建築家の相澤康子さん。高さ・広さのある家はともすれば単調な大空間になりかねないが、豊富な経験を活かし、デザイン性と住みやすさを両立した相澤さんの家づくりを紹介する。
この建築家に大人数が集まることが多い施主さまのライフスタイルに合わせて、2階はワンフロアまるごとLDKの大空間に。写真手前がリビング、右奥がダイニング、中央の白壁で囲ったところがキッチン。リビングは写真右側のスペースだけ天井が高く、明るい光が差し込むトップライトもある
2階リビング。写真左には大きな連続窓があり、ルーフテラスへ出られる。窓はコーナー窓も設け、壮大な景色をパノラマで楽しめるようにした。写真右の廊下へ出る引き戸は全面がガラス張り。お子さまのダンスレッスンのためだが、空間の明るさや奥行き感も生んでいる
2階LDKの南は大きな連続窓で、その先には広々したテラスがある。写真手前のダイニング側は屋根付きのインナーテラス。奥のリビング側は屋根のないのびやかなルーフテラス。地続きのテラスだが場所によって居心地が異なり、楽しい