中庭が家の中心にある「ロの字型」の家を建てたいとお望みだったお施主さま。建築家の戸川さんは、しかし敷地条件や広さなどから難しいと判断。提案したのは、大きな天窓だった。おかげで、思い描いていた開放的で明るく、風が通り、回遊性もある、まるで庭を家の内部に取り込んだような暮らしが実現したという。
読書が好き。ミステリー小説とかで1頁1頁、1字1字、ドキドキしながらゆっくり読むのが好き。ポジティブになれる本が好き。でもあまり難しい本は読みません。 ジョギングが好き。でも気ままなので頻度は疎ら。 休日はバルコニーでBBQ。お酒?飲みますよ。 基本ポジティブ。 良いと思ったものは使い続ける、食べ続ける、眺め続ける。 良い出会いを大切にしています。
建築家の詳細
2階LDK(右)、子どもスペース(左)。一般的な住戸より天井が高く、上部の天窓から入る光と相まって明るく広々とした印象。梁の高さを縦と横で変え、LDKと子どもスペース、キッチン・ダイニングとリビングなど、視線の方向でそれぞれ空間の区切られ方が異なるようにした
2階LDK。キッチンの作業台から大きなダイニングテーブルが続く。大きいからこそ思い思いに過ごすことができ、家族の大切な居場所の一つとなった。収納は基本的に棚のみ。空間の上半分はなにも設けず壁面を見せ、雑多な印象を軽減した。画像左端は便利に使える小上がり
外部から庭に抜ける通り土間は、5台分の自転車置き場をとの要望から計画。傘や合羽などを干すバーも設けた
1階、玄関から2つの洋室とその間に設けた階段を見る。手前がサブリビング、階段すぐ奥の壁面から後ろが夫妻の寝室。壁面の位置に引き戸があるが、日常的に開けて暮らすため、サブリビングのモルタル床を寝室まで侵食させて空間を繋げた。2階から階段を抜けて落ちる光が美しい
1階サブリビング。奥様が将来、学習塾を開かれる可能性があるため、いかようにも変化させられるシンプルな設え。道路側には窓が不要ということだったが、塾を始めたときのことも考え様子が伺える位置に1つ設けた(画像中奥)。縦格子と植栽が目隠しになり、カーテンが必要ない
2階。外部が感じられ、かつカーテンを付けずに暮らしたいという要望は、窓の位置を工夫することで叶えた。画像奥、寺と隣接する方向の窓や、画像左の隣家からの視線が干渉しない窓など「抜けるところはきっちり抜きました」と戸川さん。視線も風も抜けて心地よい
2階。手前に見えるシンクや作業台は家庭科の調理室をイメージ。三方から手が伸ばせるため家族全員で一緒に使える。中心の壁面の裏は子どもスペース。それぞれの個室には必要なら引き戸も付けられる。上部を抜いてネットを張った。ロフトのように使え、また居場所の1つにもなる
撮影:橘 薫
読書が好き。ミステリー小説とかで1頁1頁、1字1字、ドキドキしながらゆっくり読むのが好き。ポジティブになれる本が好き。でもあまり難しい本は読みません。 ジョギングが好き。でも気ままなので頻度は疎ら。 休日はバルコニーでBBQ。お酒?飲みますよ。 基本ポジティブ。 良いと思ったものは使い続ける、食べ続ける、眺め続ける。 良い出会いを大切にしています。
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