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健康を考えた「自然素材の家」
南北に長い変形敷地。建物を北側に寄せるプランで明るいLDKを
「家づくりにあたり、まずは建てたい家のイメージや雰囲気をじっくりヒアリングすることからスタートしました」と話す岩間さん、そこから3カ月ほどかけて、丁寧にプランを詰めていった。土地は南北に長い変形地だったため、最終的には建物を北側に寄せることで南側に大きなスペースを確保するプランを提案することにした岩間さん。これにTさんも納得し、家づくりがスタート。2012年5月に、いよいよ完成の運びとなる。
神奈川県産の檜材を用い、伝統的な木組工法で建てられたTさん邸。土壁に漆喰塗と板張りのツートンという外観が印象的で、建物の正面にはパーコラをかけたウッドデッキが備えられている。建物はこのウッドデッキを扇形に囲む形で建てられており、檜の無垢材の梁をそのまま見せた吹き抜けのLDKは、南に大きく開けた明るい空間だ。
収納たっぷりのキッチン台とダイニングテーブルは、コストダウンも兼ねて岩間さんが手作りしたもの。いずれも木の風合いが生かされており、ナチュラルな土壁にうまくマッチする仕上がりとなっている。このキッチンの向こうに設けられたのは、子どもたちが勉強に使えるフリースペース。「料理をしながら子どもの姿を見守ることができるように」という岩間さんの細かい配慮が活きている。
コストダウンの秘密は、工務店を挟まない直営方式
このように「暮らす人の立場に立った動線づくり」を得意とする岩間さん。その工夫は他でも活かされている。Tさん邸の2階には、主寝室と子ども部屋、そして洗面脱衣室やバスルームなどの水回りを配置されているのだが、脱衣室のすぐ横には南の日差しがたっぷり入るサンルームが設けられており、脱いだ服はすぐにこのサンルームで洗濯し、干すことができるようになっている。これもコミュニケーションを密にし、生活スタイルをイメージしてじっくりとプランを詰めていく岩間さんならではの家づくりといえるだろう。
実際に住み始めてみて、いまではすっかり自然素材の「木の家」が気に入っているというTさん。予算もほぼ想定内で収まり、満足していらっしゃるという。コストがかかるイメージがある自然素材の「木の家」だが、「うちは工務店を介さない直営方式を取っているので、通常よりもコストを抑えることができるんです」と岩間さんは言う。住む人のために時間と労力を惜しまない岩間さん。これからも、人々が健康に暮らせる、素敵な「木の家」を建て続けてくれるに違いない。
基本データ
| 所在地 | 神奈川県藤沢市鵠沼 |
|---|---|
| 敷地面積 | 211.59㎡ |
| 延床面積 | 145.38㎡ |
| 家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
| 施主 | T邸 |
設計者情報
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