定年を迎え、生まれ育った地元で第二の人生を送ろうとしていたUさんご夫妻がチャレンジしようとしたのはカフェの経営。その店舗併用住宅の設計を依頼したのは、土地のもつ自然環境を巧みに利用し上質で快適な空間を創り上げることに定評のあるベテラン建築家、ア・シード建築設計の並木秀浩さんでした。
私たちの創る家(建築)は、「人(使い手)」と「場所(環境)」から発想します。私たちの目的は人にやさしい建築を施主と共に2人3脚で創りあげてゆくことです。そこには施主の考えを建築家が増幅させ個性のある建築が実現できるものと考えています。
建築家の詳細
シックで落ち着きのあるカフェスペースは、大きな窓や現しの天井がもたらす開放感も魅力。照明を取り付けている梁は、旧家で使われていた古材を活用。旧家の面影を感じられるという演出も
屋内は、手前側にカフェスペース、その先にLDK、中庭を挟んだ奥に仏間や寝室があるという直線的な配置。奥に進むにつれ、パブリックからプライベートへとグラデーションしていくゾーニングだ
お父様が愛した庭木が、四季折々で表情を変え、訪れたお客様や仕事をしているUさんご夫妻の目を楽しませてくれる
カフェスペースのキッチンや棚には、旧宅のものに手を入れ再利用するなど、コストコントロールを図った。その一方で、カウンターには一枚板や6ミリ厚のスチールを用いるなど、上質さを感じられる工夫も
撮影:守屋欣史 Nacasa & Partners Inc.
私たちの創る家(建築)は、「人(使い手)」と「場所(環境)」から発想します。私たちの目的は人にやさしい建築を施主と共に2人3脚で創りあげてゆくことです。そこには施主の考えを建築家が増幅させ個性のある建築が実現できるものと考えています。
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