Kさん一家は、50代のご夫婦と20代のお子さまの4人家族。子育て期を過ぎたご家族の家づくりに臨むことになった建築家の植松利郎さんは、一家そろって、あるいは一人ひとりで快適に趣味や暮らしを楽しめるスペースづくりを提案。将来も見据えたアイデア満載のK邸の魅力とは?
この建築家に内玄関/通りに面した外玄関を開けると細長いアプローチが。その奥には内玄関があり、ここが2階、3階の自宅へのエントランスとなる
2階LDK、和室/明るい色使いのLDKはハイサイドの窓などで効率よく採光。LDKの一角には建具業を営むKさんがつくった雰囲気のよい障子戸があり、和室が隣接している
2階LDK 引き戸/LDKの出入口は開放感のある大きな引き戸。素材は半透明のポリカーボネート。引き戸は2階~3階への階段に面しているため、3階の個室へ行き来する家族の気配がわかりやすい
3階 家族室/3階の階段をのぼりきったところを広くとり、思い思いにくつろげる“家族室”とした。このスペースは南東に面するため日当たりは抜群。K邸の南東方向の中で最も眺望が抜ける場所で見晴らしもよい。階段を見下ろす手すりを造り付けの書棚にしたのは、読書好きなKさん一家のためのアイデアだ