札幌市内にあるこちらの建物は、アートディレクターの施主さまのアトリエ兼住居。自分でアレンジするのが楽しい「倉庫のような空間」を実現した仕事場や、ホッとくつろげる居心地抜群の住居について、設計を担当した高木由美子さんに話を聞いた。
この建築家にエントランスホール。2階の床を上げることで天井を高くし、吹抜けのような空間に。上部にはロフトもある
エントランスホールから奥を見る。写真右手前はロフトに上がる梯子階段。中央奥の木製ゲートは施主さまが持っていたイギリスのアンティーク。年月を経た深みのあるアイテムが、内装に手をかけすぎていない倉庫のような空間によく映える
1階エントランスホール。簡素な仕上げで倉庫のような素っ気なさを演出した空間に、暖色系の照明やアンティークのアイテムがしっくりマッチ。いつものアウターをかけるだけで絵になる
1階のエントランスから木製ゲートをくぐった先は、応接、制作、ギャラリーなどフレキシブルに使える中間のスペース。壁にかかっているアートは施主さまが描いたもの。大人がゆったりとくつろげるシックな雰囲気が心地いい
1階。応接、制作、ギャラリーなどに使える中間スペースからエントランス方向を見る。写真右奥はトイレのドア。トイレ以外はドアなどの建具や間仕切りを入れず、広さを確保すると共にコストも圧縮