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古き良きものを感じとれる家をつくりたいとお考えだったお施主さま。建築家の傳寶さんは「素材のもつエネルギーを感じるような重厚感あふれる家」を実現するため、無垢の木や土塗り仕上げの外壁など素材にこだわったという。角地かつ変形敷地という敷地の条件を最大限に生かした空間構成で、暮らしやすい家ができた。
建築家の詳細
外観。外壁はそとん壁を採用。火山灰が入っており高い耐久性があるうえ、土そのものの色を生かしているためメンテナンスの手間がほとんどないという。厚塗りにより生まれる凹凸模様が、重厚感や手仕事ならではの柔らかさを生み出している。画像左、通り土間には深い軒を出した
外観。建物の3面が道路と接する角地のため、高いデザイン性が求められた。建物にアクセントを与える、吉野杉を黒く塗装した縦格子は、2階リビングへの視線も遮る役目も担う。縦格子の太さに合わせ、屋根も凸部分が太くなる瓦棒葺きとした
玄関。壁面や天井は杉板に古色塗装拭き取り仕上げ。木目が際立ち美しい。この作業は傳寶さんがすべて行った
要望から、敷地の長辺を通り土間にし、車や自転車が雨で濡れないように計画。土間の奥には玄関を配置した
1階玄関。画像中央奥、照明スイッチに工業製品用のものを使用するなど、小さな部分までデザインした
北庭。ハナミズキの木は昔の家の時代からあったもの。そのまま残してほしいと希望されたため、工事中も触らずに保存した。床に敷き詰めた白い石は、光の反射を利用し室内に光を取りこむための工夫。昔からある和風建築の手法を取り入れた
2階LDKの天井は屋根の形状を生かした。古色塗装された梁がリズミカルに並ぶ、ダイナミックな空間
2階、キッチンからダイニング、テラスを見る。左側、キッチンの収納棚の上には間接照明を配置、壁面を照らすことで明るすぎず、かつ雰囲気のある空間をつくりあげた。右に進むとリビングがあり、バルコニーから自然光がやさしく入ってくる
2階、格子戸を開けると1階とを結ぶ階段がある。建具はすべて傳寶さんによるデザイン。統一感があり美しい
2階キッチン。背面は5枚の開き扉がついた収納。表面にフローリング材を張り、壁のように見せた
撮影:森本大助