千葉県一宮町は九十九里浜の南端に位置し、サーファーの聖地と呼ばれている。この地に特徴あふれるセカンドハウスが誕生した。落ち着いた外観が周辺の景色に溶け込み、まるで高級ビーチリゾートのヴィラのようだ。室内も同様に洗練された内装で包まれている。都心の喧騒から離れ、心身ともに癒やされる空間を目指したこの作品をご紹介しよう。
住宅の設計はクライアントとの信頼関係を大切にし、暮らしに深く関わるプロセスを通じて、共に築いていくことが何よりも重要です。デザインにおいては機能性だけではなく、居心地の良さや美しさを追及し、住宅が人生の中で特別な存在となるように心がけています。
建築家の詳細
ビーチリゾートのヴィラというお施主様のイメージを実現した外観(南側)。無垢の黒いセメント板とレッドシダーの壁、そして片流れの屋根によって、周囲に圧迫感を与えずに高級感と洗練されたイメージを醸し出している
西側の田園から見た外観。狭い生活道路に面している西側にはあえて大きな窓を設けず、まるで隠れ家のようだ。西側に流れる屋根としたことで高さが抑えられ、道路を歩く人に圧迫感を与えていないことがよくわかる
出窓のように飛び出している部分は、キッチンの小窓。通行する人からは中が見えず、キッチンからは田園風景を見ることができる高さに設置されている。片流れの屋根には樋がなく、スッキリしたデザインになっている
撮影:ナカサアンドパートナーズ
住宅の設計はクライアントとの信頼関係を大切にし、暮らしに深く関わるプロセスを通じて、共に築いていくことが何よりも重要です。デザインにおいては機能性だけではなく、居心地の良さや美しさを追及し、住宅が人生の中で特別な存在となるように心がけています。
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