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空間の有効活用「スキップフロア」のある住まい特集

限られた空間をかしこく有効活用するために用いられる「スキップフロア」。
床の段差を変え1,5階2,5階を設けることで、狭小住宅でもムダのない巧みな空間構成で、広々とした開放感を実現可能にします。
また、床の高さに差をつけることで各フロアが緩やかにつながり、想像以上の採光と通風をも生み出します。
ここでは、そんな「スキップフロア」を最大限に活かした、住まいを紹介します。
ぜひみなさまの自分らしい住まいづくりの参考にしてください。

どこにいても家族の気配が分かる、ちょうどいい“塩梅”

1階と2階をつなぐのは、途中に畳間のあるスキップフロア。住空間に縦方向の広がりを演出するとともに、2階開口部を大きく設けることで1階と2階の一体感をも持たせている。
「畳スペースからさらに階段を上がった先にある広いスペースは子供達の溜まり場=キッズリビングです。子供たちの各個室はありますが、まだ小さいうちはキッズリビングで兄弟や友達と遊んだり宿題をしたりできる多目的スペースという位置付けです。親が1階にいても2階の子供たちの様子が何となく分かる、ということに配慮しました」。
将来子供たちが巣立って行った後には、Hさん夫妻の家事や趣味のスペース、ギャラリーなどとして活用されることも想定している。

コンパクトな中に、驚きの大収納も欲しい部屋も、全部ある!

I邸では、最大限広くとりたいリビングとダイニングを。スキップフロアで2階部分にまとめ、玄関、水回り、個室は1階に集約している。「コンパクトな家なので、吹き抜けなど空間をタテ方向に膨らませることで狭さを感じさせないようにしました」と石川さん。たとえば、4・5畳のリビングは天井高を
3.4mとってタテの開放感を強調。ほかにも、3・5畳の子ども部屋にロフトを設けて空間を上に伸ばしたり、1畳の玄関の天井部分にはポリカーボネイトの透明板をはめて真上のリビングから光を導き吹き抜けのような雰囲気をつくったり。

吹抜けとスキップフロアでひとつにつながる家

1階と2階が分断されることがないように、少しずつ床レベルが変わるスキップフロアで応えた。1階のリビング・ダイニングから中2階のプレイルーム、2階の子ども部屋や書斎、寝室へと続く3つのフロアは、リビング内の階段を通じてひとつながりの空間になっている。また、リビングの床はダイニングより35cm高くしてあり、リビングから2階の距離が近く感じられる細やかな工夫も。緩やかに床の高さが変わる空間はまさに「一体感」があり、奥さまが1階のダイニングで食事の支度をととのえたら、中2階で遊ぶお子さんにも、2階の書斎にいるAさんにも気軽に声をかけられる。

自然を取り込み、湿気対策も兼ねる大胆な開口

少しずつ高さが上がるスキップフロアの邸内はほとんど壁がつくられておらず、開閉可能な仕切りとして、閉めても適度な通気性を保つ障子が用いられている。こうした配慮と意識的な開口との相乗効果で、年間を通して 臭いやカビ等の問題はないという。

重なりとつながりが家族を包む「ラップハウス」

高さを変えて重なるスキップフロアの家について大川さんはこう語る。
「S邸のように高低差を大きく取れる場合は、このデザインのメリットを多く受けられます。目線がずれて人と適度な距離が保てるし、目線の高さが違うと部屋も広く見えるんです。また、壁がなくてもコーナー分けがしやすいので、家が広々とおおらかな印象になります。1階と2階に隙間ができるのもメリットですね」

隙間ができると冬場は暖かい空気が逃げてしまい寒いのでは? と懸念してしまうが、どのようなメリットがあるのだろうか?
「その点についてはSさんも心配をしていました。しかし、隙間がありつながっているからこそ空気が循環し、小さなエアコンでも家全体が冬暖かく、夏は涼しくなるんです。1階と2階につながりのある立体ワンルームのようなイメージですね」