2匹の猫が元気に遊ぶこの家を設計したのは、犬猫専門建築家の廣瀬慶二さん。モダンな印象の邸内には、ペット共生住宅を長年研究している廣瀬さんならではの工夫が盛りだくさん。ペットと暮らす家づくりを考えている人は、ぜひチェックしてほしい。
この建築家に小さな猫窓がちょこんとつくられた外観は、シンプルなのに人目を引く不思議な愛らしさがある。杉の外壁はドイツ・オスモ社製の木材保護塗料でペイント。温かみのあるホワイトで木のぬくもりを生かしつつ、すっきりとした造形でナチュラルモダンな印象に
リビング・ダイニング。写真中央の吊り棚のある場所は、猫ダイニングと猫トイレ。洗練されたデザインで、モダンな空間にしっくり馴染む。内装は猫と暮らす際の利便性を考慮し、壁は猫がひっかきにくい極薄クロス、床は汚れがたまる溝が少ない幅広フローリングをセレクト
間接照明入りのキャットウォークや、猫柱(階段手前)、キャットツリー(写真右奥)など、猫の動線が盛りだくさん。階段の踊り場は床暖房入りで猫窓もあり、猫たちに人気。踊り場は立っている人の目線と同じくらいの高さにあり、くつろぐ猫と自然にふれあうことができる