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オーディオルームで趣味に浸る、集う場所と趣味の場所の共存術!

 施主であるMさんが望んだのは、家族の時間を共有しながらも、それぞれも趣味に没頭できる場所がある住まい。完成したのは、家族が集まれるワンルームのようにオープンなLDKと、趣味の音楽や映画を楽しむことができる個室を備えた家だった。

家の主役はワンルームのようにオープンなLDK

 真っ白な外観が青い空に映える佐久M邸。設計した藤澤さんと施主であるMさんは、知人の紹介で知り合った。Mさんが家づくりをするにあたり、最初に伝えられた要望は「家族みんなが仲良く同じ時間と空間を共有でき、かつ仕事や趣味で完全に独りになれる場所がある家」だったという。

 この希望を実現するために藤澤さんがイメージしたのは「家族が一緒にいることを感じることができるオープンなLDKと、趣味の音楽や映画を楽しむための、離れのような個室がある家」。そこで提案したのが、家の中全体がつながってはいるものの、緩やかに区切られている空間だった。

 「ワンルームのような部屋は佐久市のような寒冷地には不向きですが、LDK等がつながることで同じ時間を共有し、みんなが向き合って暮らせる家を目指しました」と話す藤澤さん。まず考えられたのは、家族が集うリビング・ダイニングの間取りだ。単純なワンルームにすれば常に家族と一体感を感じることはできるが、暮らしにメリハリがつけにくい。そこで藤澤さんが提案したのは、部屋をずらして繋げたり、床に段差を設けることで、緩やかに空間を区切るというプラン。これにより、ある程度の距離感を保ちながらも思い思いに過ごせるような、開放感のある空間が出来上がった。
  • 青い空に映える白い外観。壁は白いジョリパット吹付け、屋根にはガルバニウム鋼板を使用した

  • リビングから見たダイニング/リビングの奥にはちょっとした作業ができるワーキングコーナーを設け、ゆるやかに空間を仕切っている

  • ダイニング&ワーキングコーナー/キッチンで料理をしながらワーキングコーナーで作業をする子どもと会話をすることもできる

家族が集まるLDKと距離を取り、2階に趣味の部屋を配置

 家族が集うスペースとなった1階に対し、2階は家族がプライベートな時間を過ごす空間だ。階段を登ってすぐ右手にあるのは、床にパイン材を使った子ども部屋。こちらは可動式のクローゼットで2つに区切ることができるようになっており、2人目が生まれたときにはそれぞれの個室ができるよう工夫されている。

 その奥にあるのが書斎と、夫婦の寝室を兼ねたオーディオルーム。このオーディオルームは映画やジャズが好きだというMさんのたっての希望で設けられた、Mさんこだわりの空間だ。お気に入りのジャズ喫茶のイメージ写真を藤澤さんに見せ「こんな部屋にしたい」と伝えたというMさん。その理想は、LPレコードがズラリと並んでいるジャズ喫茶のような部屋だった。この希望に応え、壁にはレコードを大量に収納することができる造り戸棚を設置。Mさんはすでにサラウンドシステムやプロジェクターなどを購入し、趣味の映画や音楽を大いに楽しんでいるという。

 こうして完成した佐久M邸。1階のLDKでは家族そろって団らんのひと時を過ごし、また、仕事や趣味にいそしみたいときには2階の個室に籠るという、メリハリの利いた暮らしを実現しているそうだ。
  • 階段/階段を上がった2階には、子ども部屋と書斎、寝室兼オーディオルームがある

  • 書斎/静かに仕事に専念することができる書斎。本をたっぷりと収納できる本棚も備えている

お家のデータ

所在地
長野県佐久市
家族構成
夫婦+子供1人
敷地面積
227.55㎡
延床面積
157.98㎡
予 算
2000万円台

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