お家を垂直方向に支える「柱」、水平方向に支える「梁」など構造材をあえて露出する、そんなデザインが今、話題に。
柱や梁を露出することで、天井高が上がり、より開放的な空間に。
また、ハイサイドライトが取り込め、より明るい空間に仕上げることも可能。
さらには、インテリアデザインの幅も広がり、日々の暮らしにより一層、彩(いろどり)をもたらしてくれます。
今回は、そんな多様性に富んだ「現(あらわ)しのある家」をご紹介いたします。
ぜひみなさまの住まいづくりの参考にしてください。
神奈川県横浜市 / Y邸
見晴らしがよくて、明るくて、開放的。家族の居場所がゆるやかにつながる一体感や遊び心もあり、夏も冬も快適に過ごせる──。施主様の理想をかなえたY邸ですが、実は西向き・傾斜地など気になる条件もあったのだそう。そんな懸念材料をメリットに変え、魅力的な住まいをつくり上げたのは建築家の蘆田暢人さん。「これぞ建築家の建てる家!」といいたくなる、高度な設計ノウハウと発想力に迫ります。高知県 高知市 / 南久万の家
高知市の住宅街に、独創的な邸宅が誕生した。中庭を各スペースが囲んだ、回遊性のある配置。各部屋も高低差をつけて配置されている。縦にも横にも変化があり、とても複雑に見える。しかし実はお施主様の要望をすべて叶え、数々の提案も加えられた作品なのだ。グッドデザイン賞も受賞した、この作品をご紹介しよう。神奈川県藤沢市 / 鵠沼の家
神奈川県藤沢市に、独創的な2世帯住宅が誕生した。湘南の気候を感じられ、大きな邸宅が残る街並みに溶け込んでいる。しかしこの作品の最大の特徴は、将来自由に建物の使用方法を変更できる点だ。そのため、特殊な構造を採用している。2世帯住宅を考えている方にとって、とても参考になる事例をご紹介しよう。愛知県豊橋市 / 南松山の住居
氾濫リスクがあり、交通量の多い国道に面した難条件の土地を、土木知識と建築の力量で見事に解決したのは、愛知県豊橋市在住の建築家・伊藤啓輔さん。鍵となったのは「室内の通り」という独創的なアイデアだった。そうして生まれたのが、建物に生活が縛られない、可変性と自由度に満ちた大きなワンルームの家。融通無碍な発想が生んだ住まいの秘密に迫る。北海道札幌市 / House M / Port F
札幌市内にあるこちらの建物は、アートディレクターの施主さまのアトリエ兼住居。自分でアレンジするのが楽しい「倉庫のような空間」を実現した仕事場や、ホッとくつろげる居心地抜群の住居について、設計を担当した高木由美子さんに話を聞いた。