「土間」特集_VOL.5

土足で入れる便利さから、日本家屋でよく利用されてきた「土間」。
かつての「暗い」「寒い」というイメージは、今はもうなく、内と外の空間をつなぎ、暮らし方の幅を広げるスペースとして注目されています。
薪ストーブを置いたり、自転車をディスプレイしたりと、使い方は無限大。

そんな、多彩な用途をもつ機能性と、空間にゆとりを与えてくれる「土間」のある暮らしにこだわった住まいをご紹介します。
ぜひみなさまの住まいづくりの参考にしてください。

今日は「お気に入りの場所」で何をする? 家族がゆるやかにつながる楽しい家

約26坪の計画地で「5人家族が絶妙な距離感で、ゆるやかにつながる家」という要望に応えたユウ建築設計室の吉田祐介さん。「広さに制約があってもこんな手があるのか……!」と膝を打ちたくなるプランと、独特のかわいさを備えたデザインは必見だ。

『好き』に囲まれて暮らす大人の住まい 本も薪ストーブも抜群の眺望も

神奈川県横浜市 / 妙香寺台の住まい

人生最後の家づくりになるかもしれないとしたら、あなたはどんな家を建てるでしょう?機能性の高い家?デザイン性の高い家? 定年を迎えセカンドライフを歩み出したTさんご夫妻が望んだのは、機能性とデザイン性を兼ね備え、さらに「好き」に囲まれた家。この難題をクリアし、施主の期待以上の家に仕上げたのは、居心地の良さと豊かな暮らしづくりに定評のある建築家、松本直子さんでした。

「使う」から「愛でる」。日々の移ろいを 切り取り小さな発見を楽しむ「眺める窓」

徳島県徳島市 / 南矢三のいえ

建て替えする家の設計を依頼された建築家の樋口さん。「庭と繋がる家にしたい」と要望を受け当初はデッキを計画したが、ヒアリングを重ねるうちに外に出るための動線よりも庭の景色の切り取り方が重要だと考えた。自然素材を多用した心地よさ、快適な動線を持つ家の魅力を高めたのは、大きな「庭を眺める窓」だった。

家族の声が届く、20坪の狭小2階建て 田園風景の中に佇む「大きな窓の小さな家」

福島県福島市 / 大きな窓の小さな家

眼前に広がる青々とした田園風景、背後には悠々たる吾妻連峰の山並み。幼い頃から慣れ親しんだロケーションに、奥様&お子さんと暮らす自邸を構えた一級建築士の齋藤さん。20坪の狭小住宅とは思えないほどに、明るく開放的な住空間を獲得するまでのストーリーを紐解いていく。

将来の店舗利用も見据えた可変性のある住まい 性能と眺望を両立した2階LDKの家

福井県福井市 / H邸

家族3人で暮らす家の新築を決意されたお施主さま。将来、古着店を開きたいという夢ももっていた。ただし具体的な時期は未定。そこで小菅さんは「住まい」としての機能を大切にしつつ、将来用途が変わっても対応できる構成を提案した。高性能な住宅は、安心や快適さだけでなく、将来の可変性や経済性にも寄与するという。

20を超えるプランで実現した二世帯住宅 青森の寒さも凌ぐ、家族の程よい距離感の家

青森県 青森市 / ガレージのある二世帯住宅

「こんなプラン、ハウスメーカーからは絶対に出てこない」。施主Tさんをそう言わしめたのは、建築家・木村さんが提示した20を超えるプランだった。手間暇惜しまず、施主に寄り添い、納得するまで可能性を探り続けるのが木村さんの流儀。その結果生まれたT邸は、4台分のガレージと高断熱・蓄熱性能で青森の冬も快適に。親子二世帯が、プライバシーを守りながら絶妙な距離感で暮らす家が生まれた。