
高低差のある立地を生かしたインナーテラス
緑あふれる景色も夏の花火も暮らしの一部に

NATURE SPACE
ネイチャー スペース
NATURE SPACE
愛知県 名古屋市名東区
NATURE SPACEの家はカッコつけないし、こだわりも持ちすぎない、ゆるくていいんだという考え方からあえて作り込まない家をご提案しています。それは、住みながら先のことを考える家の本質を知っていただきたいからです。自分の想いを詰め込んだ家が悪いということではありません。作り込んだ結果、やり過ぎで将来使えないものになってしまったというケースもあるからです。逆に、シンプルな家で暮らしをスタートしても、意外と生活スタイルが変わらなくてシンプルなままでも問題なかったというケースも多いのです。だからこそ、始めから答えを揃え過ぎないようにして、ゆっくり住みながら先のことを考えられる家づくりをご提案したいのです。 NATURE SPACEでは、改めて自分の暮らしに対して考えることのできる家であり、気づきのある家をご提案していきます。
三角、四角を組み合わせた段違い屋根
積木を積んだような外観の「ツミキの家」
NATURE SPACEは、敷地の高低差などもうまく生かした立体的な空間設計が得意。外壁を白一色で統一し、一見、RCのように見えるが実は木造だというI様邸でも、この形を実現するため、屋根の骨組みを工夫したり、外壁の捩れを利用したりすることで、耐震性能のことにもしっかりと配慮したという。
「現場管理、施工をする上で、設計の細かいこだわりや納まりはとても難しいので、いつも決まった大工さんに任せています。技術力も高く、設計の特長をちゃんと理解してくれるので安心できますから」と設計担当者。I様邸では、2階部分を支える脚ともなる1階の外壁をあえて捻れさせているが、この捻れをうまく施工することが難しく、大工さん泣かせだったとも。
そんなI様邸は、敷地の高低差をうまく利用して、1階は半地下のようなイメージで、中央に洞窟のようなインナーテラス&ガレージを、その両側に居室と玄関を配し、家族の暮らしの中心となるLDKは2階に配している。1階のインナーテラスはコンクリート土間で、アウトドアリビングとして中庭的に利用したり、インナーガレージとして利用したりすることもできる。隣地が小高い丘のようになっているため、この空間は、隣地から少し目線が下がり、外からの目線を気にすることなく利用できる半地下のプライベート空間ともなっている。
このインナーテラスと繋がる玄関には広い土間があり、シューズクロークやI様の趣味的な空間として利用。この空間をより広く見せるため、ここから2階へと続く階段はスケルトンに。一方、玄関の反対側には、子ども部屋として利用している2つの居室もあり、掃き出しでインナーテラスと繋がっている。
「楽しい空間の使い方を常に考えていて、自分自身も楽しみながら設計する気持ちを大切にしています。そうじゃないと、お施主様も楽しくないので」と担当設計士。延べ床面積の数字以上に空間を広く感じてもらえるような空間使い、採光性、動線、豊富な収納など、暮らしやすさにも配慮している。
立地環境を生かした眺望の良さを
日々の暮らしに取り入れた設計
NATURE SPACEは基本がシンプルなため、お施主様の好みなども反映しやすい。ウォールナット素材が好きと言うI様の嗜好に応えて、リビングの床や玄関から続くスケルトン階段の踏み板など、随所にウォールナット材を採用し、木の風合いあふれるナチュラルテイストのインテリアも、すべてがまとまって見えるようデザインされている。
1階~2階をタテに回遊できる間取りも特徴的で、1階のインナーテラス~玄関土間~リビングへの階段~2階LDK~反対側の階段~1階子ども部屋~インナーテラスと、タテにぐるりと回ることができる。他にも、キッチン横には収納力たっぷりのパントリー、玄関土間の奥にも広いシューズクローク、階段の側面には棚を付けて階段収納にするなど、快適な暮らしを叶える動線、収納面も考え抜かれている。キッチンの奥に設けた応接用の小さな和室は、丈の低い格子戸をくぐって入る、まるで茶室のような空間にするなど、細かいところまでアイデアをふんだんに取り入れた独創的なデザインにもなっている。
また、北西側の夜空には地元の名物花火があがるのだが、そんな花火も「家に居ながらにして観たい」と。そのため、北西側にも小さめのテラスを設け、壁には花火を観賞するための小さな窓を開けた。この小窓は、わざわざ施工を待って、実際の花火大会の日に花火が見える位置を確認しにきて、サイズや位置を決めたという。
南東側からは広々とした芝生の公園など開放的な緑の風景を、北西側からは夏の夜空を彩る花火を望めるI様邸。立地を生かして、そんな見晴らしの良さも、日々の暮らしの中に取り込んでいる。見る角度によってイメージが変わる外観デザイン、1~2階をタテにも回遊できる動線、採光性、収納力などの快適な暮らしを叶える空間使い、立地環境を生かした設計は、ここでしか建てることのできない、まさに世界で一つだけの住まいが仕上がっている。
間取り図
基本データ
| 作品名 | ツミキの家 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県みよし市 |
| 敷地面積 | 146.83㎡ |
| 延床面積 | 113.05㎡ |
| 家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
| 予算 | 3000万円台 |
設計者情報

NATURE SPACE
ネイチャー スペース
NATURE SPACE
愛知県 名古屋市名東区
NATURE SPACEの家はカッコつけないし、こだわりも持ちすぎない、ゆるくていいんだという考え方からあえて作り込まない家をご提案しています。それは、住みながら先のことを考える家の本質を知っていただきたいからです。自分の想いを詰め込んだ家が悪いということではありません。作り込んだ結果、やり過ぎで将来使えないものになってしまったというケースもあるからです。逆に、シンプルな家で暮らしをスタートしても、意外と生活スタイルが変わらなくてシンプルなままでも問題なかったというケースも多いのです。だからこそ、始めから答えを揃え過ぎないようにして、ゆっくり住みながら先のことを考えられる家づくりをご提案したいのです。 NATURE SPACEでは、改めて自分の暮らしに対して考えることのできる家であり、気づきのある家をご提案していきます。
この建築家が建てた家
この実例を見た人はこちらも読んでいます

緑に寄り添う窓辺を、旗竿地で。理想の職住一体をかなえた陶芸家の住まい
旗竿地につくられた陶芸家ご夫妻の住居兼アトリエは、柔らかな光と緑に彩られ、仕事と暮らしのバランスも取れた心地よい空間。旗竿地というハードルを見事にクリアしたオノ・デザイン建築設計事務所 小野喜規さんの、秀逸なアイデアと感性を紹介する。

可動の家具で緩く仕切ったモダンなワンルーム空間
1977年築、2LDKのマンションをリノベーションして出来上がったのは、広いワンルームに、そっと生活の補助線を引くように家具を配置した開放的な空間。リフォームに向く物件探しから家具探しまで全面的に協力したという、建築家こだわりの家づくりを覗いてみよう。

パノラミックな田園風景の継承と 家族の安心を支える三角平面・大屋根の家
滋賀県栗東市に、独創的な作品が誕生した。前面道路側に象徴的な境界壁を持ち、建物は敷地を対角線に横切る三角形。それ以外は広大な庭とウッドデッキとなっている。 “子どもが安全に過ごせる”ことと、“パノラミックな田園風景を暮らしの中に取り込む”ことを両立した、工夫に満ちあふれるこの作品をご紹介しよう。

車好きのご主人の夢を叶えたガレージのある家
まずはスタイリッシュであること。そして大切な車を守るためのビルトインガレージと、将来親と同居する可能性を考え、十分な居住スペースも確保したかったN夫妻。約26坪の狭小地で施主の理想とこだわりを実現するため、清水さんが提案した意外なアイデアとは?

中にこんなにも豊かな空間があったなんて! 外観からは想像もつかない開放感の洗練邸宅
「中にこんなにも豊かな空間があったなんて」。この家を訪れた人は、誰しもこんなギャップに驚くはずだ。「南向きの大窓」と「プライバシー確保」という相反する難題。建築家・大場浩一郎氏が導き出したのは、光を独占する「中庭」という答えだった。窓のない外壁と高い塀で、視線を遮りつつ圧倒的な開放感を得るその設計力。カーテン不要とも思えるほどの自由な暮らしを実現した、本質をつく家づくりの軌跡を辿る。

スキップフロアで叶えた可変空間 多摩川のパノラマといくつもの心地良い場所
建築家の自邸は、単なる生活の場ではない。建築家自身の力量や設計哲学を体現するモデルルームでもある。戸建て住宅の設計やリノベーションを手掛ける建築家、松田文男さんが自邸を構えたのは、住宅が密集する旗竿地でありながら、多摩川の河川敷に広がるパノラマが一望できる土地だった。制約の多い土地でどのようにして抜群の眺望と家族それぞれの居心地良い空間両立させたのか。模型やシミュレーションを駆使した松田さんの設計手法に迫る。

職人の手仕事と自然素材で子育て!家族の安心安全を守る家とは?
幼いお子様が安心して暮らせる住環境を求めて、それまでの都会暮らしから、緑の多い郊外への引越しを決意したUさんご夫妻。木や漆喰などの自然素材でつくるローコストの企画住宅「1.5階建て住宅」を新築し、ノビノビ子育てを満喫されています。

ここが狭小地!?お店もテラスも居心地も、すべてが叶えるには?
「この土地では、希望の家は建てられない」。相談した設計会社から立て続けにそう言われたKさん夫妻が、最終的に自宅の設計を託したのは 株式会社ホープスの清野廣道さん。都内の狭小住宅を多数手がける同社は敷地を最大限に活用し、坪数を感じさせないのびやかで心地よい空間をつくり上げた。

緑の樹々も満天の星も独り占め パノラマの絶景と暮らすモダン平屋
田園の丘の上に現れる平屋邸宅は、まるで隠れ家レストランのような格調を漂わせる。一歩踏み込めば、眼前には緑と空が広がる圧倒的な絶景。しかしこの開放感と上質感を生み出しているのは、目には見えない細部への気配りだ。アプローチの動線、暖炉の背面、キッチンの収納。ひとつひとつの工夫が積み重なり、この空間の豊かさをつくり出している。





