家の中であるようで、外でもあるアウトドアルーム。「部屋にしないなんてもったいない」と思ってしまわれがちなこの部屋こそが、「豊かさ」や「自由さ」をもたらす場になった。小さな子供から動物までが、居心地の良さを感じる家をつくったのは、Sデザインファームの鹿内さんでした。
この建築家に高い天井のLDKには、鹿内さんが提案し採用されたカッシーナのソファー。ブルーが差し色となって美しい。
キッチンはアイランド型。タッチレス水栓やステンレスの天板、壁には大きな収納をつくり、冷蔵庫はパントリーの中に収めるなど、生活感を出さずに利便性も満たしたつくりだ。
しっかりとゾーン分けするようにアウトドアルームは少し高く。通路には、外気の流入を抑え空気を回す、エアカーテンの吹き出し口となるガラリを設けた。
外と中の中間領域であるアウトドアルーム。子供から動物までもが、居心地よいと感じられるスペースに。
夜は昼とはまた違った落ち着きのある雰囲気に。外を眺めながら癒しのひと時を。
3階の個室前スペースには、お子さんたちが将来勉強できるよう、スタディーコーナーを。リビングだけでなく、アウトドアルームやその先へと視界が開ける。