住宅の1階部分にカフェやサロンなどの店舗スペースをつくり、2階を自宅にする店舗併用住宅。
一般的な住宅とは異なり、魅力的な外観はもちろん、内装や間取り、動線など、幅広いアイデアと知識、技術が必要になってきます。
今現在、店舗を運営されている方、もしくは、これから店舗を作ろうとしている方に向け、「一歩先を行く店舗併用住宅」特集をお届けいたします。
ぜひみなさまの住まいづくりの参考にしてください。
埼玉県羽生市 / コミュニケーションカフェのある家
定年を迎え、生まれ育った地元で第二の人生を送ろうとしていたUさんご夫妻がチャレンジしようとしたのはカフェの経営。その店舗併用住宅の設計を依頼したのは、土地のもつ自然環境を巧みに利用し上質で快適な空間を創り上げることに定評のあるベテラン建築家、ア・シード建築設計の並木秀浩さんでした。愛知県日進市 / I邸『晴るる』
ヘアサロンを併設した店舗併用住宅を建てることにしたIさま一家。設計を担当したのはSCALE建築設計事務所の藤岡佑介さん。完成したI邸『晴るる』は、要望や敷地条件に素直に応える藤岡さんだからこそ生み出せる、唯一無二の魅力にあふれている。千葉県流山市 / HOUSE F
暮らしも、仕事も、街の人々との交流も充実し、毎日が楽しい。福井啓介さん、森川啓介さんが設計した『HOUSE F』は、そんな新生活がかなう店舗・オフィス併用住宅。人生までぐっと豊かになりそうな、幸せな予感を与えてくれる建築だ。千葉県館山市
「海が見える場所に店舗併用住宅を建てたい」と、レストランオーナーのお施主様より依頼を受けたあわデザインスタジオの岸田一輝さん。お施主様にとっての「普通の暮らし」を叶えるため、また、この場所だからこその海の風景を楽しむように岸田さんが作り出したのは、「くの字」に曲がった建物だった。広島県広島市宇品 / Y様
いつか自分のお店がやりたいというクライアントの夢を叶えるために建てられたカフェ。建築家の五十嵐理人さんは、カフェとしての使い勝手の良さ、居心地の良さを追求すると同時に、建物のこれからも考えた。壁や窓を全て取り払っても建物は残り、新しい使い方ができるというこの建物がどのように生まれたかを探る。神奈川県厚木市 / A邸
住宅から商業施設まで幅広く手がける建築家の吉田裕一さんが設計したA邸は、焼き菓子店を備えた店舗兼用住宅。テレワークする人、郊外に家をもちたい人、猫と暮らす人、お店をつくりたい人……さまざまな人にぜひチェックして欲しい見どころ満載の住宅だ。佐賀県鳥栖市 / 萱方の住宅
ご自身で運営される鍼灸院を兼ねたご自宅を新築することにしたお施主さま。2階を住居にしたため、一般的な家とは逆に、1階よりも2階のボリュームのほうが大きな建物になった。建築家の山口さんはこれらの特徴を生かしアイコニックな外観を実現。地域に愛され、もちろん暮らしやすさも申し分ない家ができた。長野県小川村 / 土間の家
北は北海道から南は九州まで、移住先を探すため日本各地を訪ねたというクライアントご夫妻。そしてようやく巡り合ったのが、北アルプスを一望する山間の集落の土地だった。その素晴らしいロケーションを活かした「土間の家」を手掛けたのは、建築家の坂利春さん。さて、どんな家となったのか、これから見ていこう。名古屋市西区 / ant.
名古屋城の西を流れる堀川沿いに、街の景色に溶け込みながらも、ひときわ心惹かれる小さな建物がある。オーナーであるOさんが移転オープンした、ヘアカットやエステを行うプライベートサロンだ。狭小地ながら室内は非常に開放的で、狭さを感じさせない空間となっている。設計を担当した株式会社S.A.S.archiの佐々木司さんは土地の狭さをどのように克服し、理想のサロンをつくりあげたのだろうか。詳しくお話を伺った。和歌山県田辺市 / 森の歯科
皆さんは歯科医院にどんなイメージを持っていますか?「緊張する」「痛そう」「ちょっと怖い」といったネガティブな感情をもつ方も多いことでしょう。そんな歯科医院のイメージを覆す「木の温もりに包まれた空間で、庭の景色を見ながら治療を受ける」歯科医院を作ったのは、関西を中心に様々なジャンルの建物を手掛けるYYAの吉野さんでした。