
オーディオルームで趣味に浸る、
集う場所と趣味の場所の共存術!
家の主役はワンルームのようにオープンなLDK
この希望を実現するために藤澤さんがイメージしたのは「家族が一緒にいることを感じることができるオープンなLDKと、趣味の音楽や映画を楽しむための、離れのような個室がある家」。そこで提案したのが、家の中全体がつながってはいるものの、緩やかに区切られている空間だった。
「ワンルームのような部屋は佐久市のような寒冷地には不向きですが、LDK等がつながることで同じ時間を共有し、みんなが向き合って暮らせる家を目指しました」と話す藤澤さん。まず考えられたのは、家族が集うリビング・ダイニングの間取りだ。単純なワンルームにすれば常に家族と一体感を感じることはできるが、暮らしにメリハリがつけにくい。そこで藤澤さんが提案したのは、部屋をずらして繋げたり、床に段差を設けることで、緩やかに空間を区切るというプラン。これにより、ある程度の距離感を保ちながらも思い思いに過ごせるような、開放感のある空間が出来上がった。
家族が集まるLDKと距離を取り、2階に趣味の部屋を配置
その奥にあるのが書斎と、夫婦の寝室を兼ねたオーディオルーム。このオーディオルームは映画やジャズが好きだというMさんのたっての希望で設けられた、Mさんこだわりの空間だ。お気に入りのジャズ喫茶のイメージ写真を藤澤さんに見せ「こんな部屋にしたい」と伝えたというMさん。その理想は、LPレコードがズラリと並んでいるジャズ喫茶のような部屋だった。この希望に応え、壁にはレコードを大量に収納することができる造り戸棚を設置。Mさんはすでにサラウンドシステムやプロジェクターなどを購入し、趣味の映画や音楽を大いに楽しんでいるという。
こうして完成した佐久M邸。1階のLDKでは家族そろって団らんのひと時を過ごし、また、仕事や趣味にいそしみたいときには2階の個室に籠るという、メリハリの利いた暮らしを実現しているそうだ。
基本データ
| 所在地 | 長野県佐久市 |
|---|---|
| 敷地面積 | 227.55㎡ |
| 延床面積 | 157.98㎡ |
| 家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
| 予算 | 2000万円台 |
| 施主 | M邸 |
設計者情報
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