いくつもの設計事務所やハウスメーカーに足を運ぶも、なかなか納得できなかったというNさま夫妻。しかし、インカラーアーキテクツの遠藤彰さんが提案したプランはひと目で気に入り、ほぼ即決したという。めぐり巡ってようやく手に入れた、Nさま夫妻の“理想の家”を拝見してみよう。
建築士の知り合いがおり、小さい頃から建築がとても身近でした。ただ「家」という形を作るだけではなく、家族やご近所さん、街並み、窓、素材など、一つひとつが「ここちよさ」につながっていることを知り、私もいつかはこんな家に…という思いでこれまでやってまいりました。 ご依頼をいただいたら、みなさまの暮らし、叶えたい生活や人生をもお伺いし、それぞれを存分に詰め込んで設計しています。利便性のみを追求するのではなく、群馬県をはじめ地域に根差した、季節を感じられる「ここちよさ」を大切にした家づくりを心がけています。
建築家の詳細
玄関ホールから入ったところ。約21畳のLDKと約5畳の和室がつながる。リビング側との目線の高さをアジャストするため、和室を200mm上げている。目線をなるべく合わすことで、双方とも落ち着きが生まれる
キッチンからリビング。窓の外には道一本を隔てて畑の緑が広がる。和室や玄関を仕切る建具は天井の高さに揃え、開け広げると空間に一体感が生まれる。壁の面に引き戸が収まるため、開けっぱなしでもスッキリした印象に
書斎からリビングを眺める。2階右手に見える戸の向こう側が寝室。2階廊下に吹き抜けに面した開口部を設け、1階にいても2階の子ども部屋の気配が何となく伝わるようになっている
南側道路からの眺め。外壁の白っぽい部分はモルタル&ジョリパット仕上げ。2階の凹んだ部分はレッドシダー。このスペースはバルコニーではなく、1階屋根が延長している。寝室から出ることができ、布団も干せる
ユーティリティスペースの外にある中庭。左側のガラス戸は和室につながり、直接中庭に出ることができる
撮影:仁尾
建築士の知り合いがおり、小さい頃から建築がとても身近でした。ただ「家」という形を作るだけではなく、家族やご近所さん、街並み、窓、素材など、一つひとつが「ここちよさ」につながっていることを知り、私もいつかはこんな家に…という思いでこれまでやってまいりました。 ご依頼をいただいたら、みなさまの暮らし、叶えたい生活や人生をもお伺いし、それぞれを存分に詰め込んで設計しています。利便性のみを追求するのではなく、群馬県をはじめ地域に根差した、季節を感じられる「ここちよさ」を大切にした家づくりを心がけています。
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