アイデアの宝庫「建築家の自邸」特集_VOL.2

空間設計のプロフェッショナルである建築家が、自身と家族のために設計・デザインした自邸を特集しました。
建築家が自ら追求した「デザイン」「居心地の良さ」「利便性」などをカタチにした住宅とはどのようなものなのか。
見てるだけでもたくさんのヒントが得られる実例の数々をじっくりご覧になっていただき、
ぜひみなさまの住まいづくりの参考にしてください。

土地の弱点を建築の力で魅力に変えた 家族一緒も1人も快適ないくつもの居場所

広島県広島市 / 屋代の住居

狭小、変形、高低差や日影といった点でウイークポイントをもつ土地での住宅の建築は、とかく敬遠されがち。しかし、あえて弱点をもつ土地で自宅兼事務所を建てたのは、広島県を中心に活動する建築家、衞藤建築設計室の衞藤翔平さん。土地の弱みを建築の力で、個性に昇華させ、家族一緒の団欒も、1人の心地よさも実現した家づくりに迫る。

「持続可能な暮らし」を理想とした 「自然と共にある」建築家の自邸

静岡県伊豆の国市 / 石橋邸

建築家自身がプランニングした「自邸」には、建築家の思想が詰まっている。「持続可能な暮らし」をテーマに、太陽光発電&高断熱・高気密な住宅での「自然と共にある生活」を実現した「石橋邸」の家づくりを紐解いていこう。

出入り自由、誰もが使える通り土間。 美しい田園風景になじむ、切妻屋根の家

熊本県熊本市 / 切妻と土間の家

建築家の林田さんが自邸を建てるため選んだ土地は、一面に田んぼが広がる農村地帯にあ
る。田んぼを眺めつつ生活できる平屋は、切妻屋根も美しくしっくりと風景になじんでい
る。それだけではない。出入り自由、誰もが使えるパブリックスペースとして通り土間を
設けるなど、本当の意味で地域に根付いているのだ。

自分の「好き」を形にした 建築士の自邸兼アトリエ

愛媛県松山市 / 福角の家

イシマルデザイン一級建築事務所の岸絹子さんが、自身が設計した自邸兼アトリエ「福角の家」をつくったのは、今から4年前のこと。「自分が本当に好きなモノ、好きな空間」を形にしたというその家は、岸さんならではのセンスがそこかしこに溢れていました。

「展示場」として実際に見学できる 森の景観を活かしたホテルライクな邸宅

愛知県豊田市 / 森にたたずむ邸宅

豊田市の住宅街にポツンと残された緑のなかに、『森にたたずむ邸宅』はありました。天然石による重厚な佇まいが目を惹くこの家を設計したのは長坂篤建築研究所(略称nalabo)。海外リゾートを思わせる、ホテルライクな邸宅の全貌を見ていきましょう。

設計の力で、変形敷地をメリットに。 リビング感覚で憩えるウッドデッキのある家

岐阜県瑞穂市 / 自邸

建築家の古川真治さんが設計した自邸は、屋外の開放感と室内のくつろぎを楽しめるリビングのようなウッドデッキが大きな特徴。変形敷地の個性を最大限に生かし、理想的な住環境をつくり出している点にも注目だ。

わずか建坪9坪の狭小住宅とは思えない 光と風、そして広さを感じられる住まい

東京都品川区 / 中延の家

東京都品川区中延の、下町情緒が残る住宅地に建つ作品をご紹介しよう。敷地は16坪、建坪はわずか9坪という木造3階建ての狭小住宅だ。屋内に足を踏み入れると、その内部は驚くほど明るく、風が通り抜け、自然を感じられる。そして、数値以上の広さを感じられるのだ。この作品に込められた工夫の数々をご紹介しよう。