建築家が手掛けた「RCの家」特集_VOL.3

耐震性・耐火性・防音性に優れているのはもちろんのこと、その外観のスタイリッシュさや重厚感ゆえに、昨今、人気の建築手法となっているRC(鉄筋コンクリート造)。 構造自体が大変強いので、余計な柱を入れるなどして補強する必要がないため、室内デザインの自由度が高まることも、支持される大きな要因となっています。 この特集では「建築家が手掛けたRCの家」特集をお届けいたします。 ぜひみなさまの住まいづくりの参考にしてください。
建物を白いシェルで包みプライバシーを確保 中庭から光が届く、里山の暮らしを楽しむ家

緑に囲まれた暮らしを楽しみたいと、里山の眺めが美しいエリアの土地を選ばれたお施主さま。ただ、畑や隣家からの視線を気にせず開口できるのは一方向のみ。建築家の石さんは、家を特徴的な壁で包むことでプライバシーを確保しつつ切り取った景色を満喫できる家を計画。それでいて、中庭のおかげで家はいつも明るい。
隣地の建物の影響をなくし、抜群の景色を 逆インフィニティプールが叶えた沖縄の別荘

海を望む敷地に浮かび上がった、海側隣地の建設計画という難題。壁で視界を守れば、非日常感は損なわれてしまう。Sデザインファームの鹿内健さんが導き出したのは、壁を伝って海の水がプールへ流れ込む「逆インフィニティプール」という発想だった。実現の裏には、レベル差わずか1ミリにもこだわった手仕事があったという。困難な条件を武器に替え、ここにしかない非日常空間となった沖縄・瀬底島の一棟に迫る。
5年の歳月をかけてこだわりを重ねた 高低差を愉しむ傾斜地のコートハウス

かつては里山だった原風景に想いを馳せ、有機的な素材をふんだんに用いながら、自然の延長線上の空間としてデザインした「蛇篭の家」。「この場所に家を構えたい」と施主Wさんがあえて選んだ傾斜地を前に、建築家の六鹿さんの頭の中にはどんなストーリーが描かれていたのだろうか?
敷地20坪で、中庭&屋上庭園付きの二世帯 ガラスの吹抜けが美しいコートハウス

東京・根津に自邸を建てた建築家の谷山武志さん・裕子さん夫妻は、約20坪の土地で中庭、屋上庭園、駐車場、事務所を備えた完全分離の二世帯を実現。盛りだくさんの要素を20坪でかなえたプランには、都市部の家づくりで参考にしたいヒントが満載だ。
プライベート空間でも、もてなしの場でも 濃密な自然を五感で楽しむリトリート施設

自然豊かな屋久島で、お施主さまが深く自然を楽しむ場をつくりたいと購入したのは、既存の建物が点在する広大な敷地。建築家の石さんは、新築かリノベーションかの判断も含め、敷地が持つ2つの異なる魅力をそれぞれ生かしながら、住居、ヨガなどのアクティビティスペース、ゲスト棟を実現した。