
那須の爽やかな景色と暮らし、冬も快適。
十字に重なるモダン邸宅

川久保 智康
かわくぼ ともやす
川久保智康建築設計事務所
東京都 千代田区
川久保智康建築設計事務所では設計監理業務をスタートする前に、まずは無料にて御相談をお受けして、方向性を見据えるために必要な、基本的な企画提案をいたしております。 住宅やマンション等リフォームはもちろん、賃貸併用住宅、賃貸物件、事務所、店舗、老人ホーム等の事業物件にも対応いたしております。最近は、個人の方向け資産活用として、 “設計事務所が主導的に進める特徴を持った”賃貸経営・土地活用・資産活用のご相談も多く、 お客様のご意向をもとに、競争力のある賃貸事業用住宅ご提案をいたします。 内容についてはセミナーなどでもお話していますので、興味のある方はお伝え頂ければと思います。
十字のプランで生まれるさまざまな場所、
シンプルでモダンなデザイン
施主さまご家族は東京にお住まいだが、職場があるのは那須近郊。週末は東京に戻り、長期休暇はご家族やご両親とともにこの家で過ごす──そんな使い方をイメージした、いわばセカンドハウスである。
設計を担当したのは、東京に事務所を構える『川久保智康建築設計事務所』の川久保智康さん。見る人を惹きつける洗練されたデザインと、使いやすさ・暮らしやすさを熟考した美しい空間をつくり出し、幅広い層から支持を得ている建築家だ。
初めてこの地を訪れたときのことを川久保さんはこう話す。「別荘地というと木々に囲まれた環境を思い浮かべますが、計画地はなだらかな丘陵地で、視界がとてもひらけていました。360度どちらを向いても気持ちのよい眺めがあり、視線の抜けも素晴らしかった。その『抜け感』を活かし、光や風、景色を感じられる住まいにしたいと考えました」
やがて完成したのは、1階と2階を十字にクロスさせた立体的なデザインの家。十字のアイデアが生まれたきっかけは、バーベキューを楽しむ「屋根付きテラス」、星を見るための「ルーフテラス」、これら2種のテラスが欲しいという施主さまの要望だった。
「長方形の建物を十字に重ねれば、1階の屋根面が広くなるのでルーフテラスを広く取れます。また1階には2階がはね出す部分ができますから、その下が屋根付きのテラスになると考えたのです」
さらに川久保さんは、RC造の1階は杉板型枠を用いた木目入りのコンクリート打ち放し、木造の2階は杉板と、フロアごとに外壁素材を変えて木の温かみもプラス。雄大な自然に馴染むモダンな建築美をもつこの家は、明媚な別荘地でひときわ目を引く存在となっている。
ガレージ、セラー、アートな階段……。
「期待以上」を形にしたハイエンド空間
川久保さんはこの特徴を活かし「部屋の用途と方角のベストマッチ」を実現。LDKは南の日差しがたっぷり入る1階に、寝室は東からの朝日が入る2階に配したのだ。
敷地は北に向かって高いため、南向きのリビングは1階ながら視線が抜けて丘陵地を見渡すことができ、抜群の開放感。眺めのよい陽光あふれる空間でのホームパーティー、爽やかな朝の光に包まれた目覚めなど、十字に重なる造りを理想の暮らしにつなげた川久保さんのすごさに唸ってしまう。
そして、ご主人1人で過ごすこともあるこの家は、「とびきり贅沢な男の隠れ家」とでもいいたくなるホテルライクな居心地も魅力。
例えば1階のLDK。インナーガレージを希望した施主さまに川久保さんが提案したのは、リビングからガラス越しに愛車を眺められるガレージ。その一角には地下のワインセラーへの入口があり、施主さまが手に入れたワインたちが飲み頃を待って眠っている。
家具職人がつくったキッチン&ダイニングテーブルは、冷蔵庫などの家電を造作収納で隠せて生活感はいっさいナシ。ダイニングスペースは吹抜けで、2階にはのびやかな景色を眺めながら入浴できるインフィニティ風のバスルームもある。
吹抜けスペースにある2階へのらせん階段にも、暮らしを豊かにする仕掛けが施されている。川久保さんは見える景色を計算しながら階段周囲に窓を設け、階段をのぼるにつれてさまざまな方角のさまざまな風景を楽しめる空間体験を創出。デザインも美しく、アイアンの手すり壁が階段とともにくるくるのぼり、大判のリボンが天に向かって柔らかく巻き上がっているかのよう。
まるでオブジェのような階段だが、実はこの手すり壁、高齢のご両親の安全に配慮して設けたのだという。安全目的の手すり壁を現代アート風にデザインするとは、驚きを通り越してもはや感動。川久保さんはどんな要望も必ずブラッシュアップして具現化し、常に「期待以上」を見せてくれる建築家なのだ。
家の床が岩盤浴に?
いいことずくめの全館蓄熱床暖房
この家の場合は普段から利用するため、別荘以上に通年快適であることが求められた。そこで川久保さんは蓄熱床暖房を全館に導入。床下に通した配管にお湯をめぐらせて床下のコンクリートに蓄熱させ、その放射熱でほんわりと室内を暖める方法を取っている。
自宅にも蓄熱床暖房を入れているという川久保さん。蓄熱式の床暖房は電気を使う、ガスを使うなどさまざまな方法があるが、川久保さんは扱いに慣れており、家ごとに最適なシステムを計画してくれる。
「床が岩盤浴みたいになると思ってください。自分でも暮らしてみて、ほどよい暖かさで本当に快適だと感じます。できるだけ広い面に入れると家の中の温度差がなくなり、ヒートショックの懸念も軽減されます」
加えて光熱費も圧縮できると聞けばいうことがないが、何より「床が岩盤浴」などといわれたら、ぜひ取り入れたくなるというもの。もちろん、この家でも全ての床に蓄熱床暖房を入れており、バスルームや洗面室にも入っていて冬場も非常に快適だという。
意匠にせよ、間取りにせよ、この家はつくづく贅沢な住まいだと思う。だが、川久保さんの建築の魅力はデザインや空間構成の圧倒的なセンスだけではない。住まう人のライフスタイルや思いを受け止め、住宅としての快適性にも妥協しない。確かな品質も備えた真に贅沢な家をつくってくれることこそが、多くの施主に選ばれ続ける理由なのだろう。
基本データ
| 作品名 | 那須の家 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県那須町 |
| 敷地面積 | 1065㎡ |
| 延床面積 | 194.37㎡ |
設計者情報

川久保 智康
かわくぼ ともやす
川久保智康建築設計事務所
東京都 千代田区
川久保智康建築設計事務所では設計監理業務をスタートする前に、まずは無料にて御相談をお受けして、方向性を見据えるために必要な、基本的な企画提案をいたしております。 住宅やマンション等リフォームはもちろん、賃貸併用住宅、賃貸物件、事務所、店舗、老人ホーム等の事業物件にも対応いたしております。最近は、個人の方向け資産活用として、 “設計事務所が主導的に進める特徴を持った”賃貸経営・土地活用・資産活用のご相談も多く、 お客様のご意向をもとに、競争力のある賃貸事業用住宅ご提案をいたします。 内容についてはセミナーなどでもお話していますので、興味のある方はお伝え頂ければと思います。
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