
田園風景に突如現れるモダンな平屋は、
室内にも新しいLDK提案
家族それぞれに居場所がある空間づくりを目指して
M邸の家の中心に据えられているのは、リビング、ダイニング、キッチンと、スタディーコーナー。藤澤さんはこれらを完全に仕切るのではなく、背の低い家具で仕切ることで、まるで広いワンルームのように開放感ある空間を作り上げた。キッチン、ダイニングの床が30㎝ずつ上がっているのは、藤沢さんのテクニックのひとつ。ほんの少しの段差を設けることで、単なるワンルームではなく、メリハリの利いた空間になるのだという。
LDKを「いろいろなコーナーが集まっている空間にしたかった」と話す藤澤さん。その言葉通り、この空間には家族それぞれのコーナーが設けられている。まず大工さんに組んでもらったというこだわりのキッチンは、奥様が家族との会話を楽しみつつ、食事の支度をするコーナー。また、スタディーコーナーは、子どもが勉強をしたり、Mさんがパソコンや趣味のハンドクラフトを楽しむ場所だ。それぞれの場所で自分の時間を楽しみながらも、いつも身近に家族の存在が感じられる。Mさんが描いていたとおりの理想の空間が、こうして形になった。
リビングの周りに「間」を挟むように配置された私的空間
ちなみにこの和室、普段使わないときは、引き戸を開いてホール、リビングをL字型のLDKとして使うことができるようになっている。来客の寝室として使うときは、引き戸を締めることで独立した空間に。洗面所、トイレ、浴室といった水回りは和室のそばに設けられているのも、来客の際にあまり気を遣わなくて済むようにという配慮だという。
木のぬくもりが感じられる床に、白い壁、光が燦々と差し込む明るい室内…。最初にイメージしていた通りの家ができあがり、とても満足しているというMさん。家族全員が同じ空間を共有しながら、それぞれの時間を楽しむという、理想通りの毎日を送っているそうだ。
【藤澤 信也さん コメント】
は建て主とその家族のためのたった一つの特別な場所。部屋の数や広さだけでは表すことのできないこんな家に住みたい!こんな生活をしたい!に応えられる家をつくっていきたいと思っています。
基本データ
| 所在地 | 長野県松本市 |
|---|---|
| 敷地面積 | 406.18㎡ |
| 延床面積 | 122.72㎡ |
| 家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
| 予算 | 2000万円台 |
| 施主 | M邸 |
設計者情報
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