
Fitness club weworkout
設計者情報
神戸の都心に近い場所において、ビルのワンフロアをリノベーションしたパーソナルフィットネスクラブの計画である。 主用途はマシン運動から体幹運動やヨガなどの多様なフィットネスに対応する施設である。さらにはフィットネスクラブを越えたイベントや貸しスペースなどの「地域コミュニティの場」となる役割も想定しており、多様なアクティビティへの対応が求められた。 構成は既存間仕切りを解体しRC躯体のみの一室のスケルトンとした。この空間に受付や更衣室等の必要機能をまとめた厚さ4.5㎜のラワン合板を湾曲させて構成したボリュームを配置することで、「マシンスペース」、「フィットネススペース」、「コミュニティスペース」の必要な各領域を確保しながらも一体となるようにした。領域が分かれながらも緩やかに連続する関係性を持ちながら、一室としてのスペースとすることで様々なアクティビティの対応が可能となる。また一室とすることで、光を内部に取り込み、風が抜ける空間となることを意図した。 素材については、本来、下地材や仮設材として用いるラワン合板、構造用合板、木毛セメント板、単管等の安価な材料を仕上材として利用した。完成された仕上材ではなく「仕上材」、「下地材」等の表裏のない素材選定をしている。 安価な素材と必要機能を配置する操作により様々な用途に対応する場所を生み出す提案であり、フィットネスクラブを越えた地域の拠点となることを願っている。 用途:パーソナルジム 面積:110.17㎡ 構造:RC造 カメラマンクレジット:笹倉洋平or Yohei Sasakura
設計者情報
この建築家が建てた家
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レストラン if
<コンセプト> 熊本市中央区に9席の洋食レストランをビル1Fのテナントに設計した。 施主は25歳の若きオーナーシェフで、東京の銀座で修行後、熊本に帰省して移転前のお店を構えた。料理も美味しく、志も高いため移転前の店舗でも2ヶ月先まで予約が取れない人気のお店となっていた。今回の計画は、その移転後の店舗の計画である。 このレストランでは、その施主の名前から空間を考えることとした。「壱星」という名前から一番星である金星の宵の明星のような夜空のような空間をイメージして計画した。 雲のような形態をした天井や銅板を使用して夕暮れの色合いを表現した。 銅板も月日が経つにつれて変化していき、若きオーナーシェフが経験を経て進化していく状況と重ねて経過を楽しむ事を期待している。

MARE eyedesign

ひさたに整骨院
数台の駐車スペースを確保でき、大通りに面した比較的広い土地に対し、お店として、地域のアイコンとなるようなデザインを要求された店舗併用住宅です。しかしながら、決して派手でなく、堅実な技術で癒される期待感と、住宅としてのプライバシー確保という相反する課題を、道路とマンションに挟まれたこの場所にうまく表現することができました。

re : サウナ
「しんかん」とは「深閑」とも書き、物音ひとつせず静まりかえっている様を表す。「 re : サウナ」では、 音に着目し、全ての雑音を排除することで1人リラックスできるサウナ空間を作ることを試みた。 区画壁は屋根裏まで伸ばし、全ての仕上げ材に凹凸を施し、壁面の中には遮音材を施し音を極限まで最小化 する。そうして静けさを手に入れた空間に、自然の太陽光と「向きと強さと色温度」が呼応する照明を施す ことによって、自然の中に生まれる森の中の静寂を空間にデザインした。 また、ととのうために必要な風も、壁に当たったランダムな反射風を整えることによって、自然の中に生ま れる風をそれぞれの個室に再現した。 私は、「 re : サウナ」によって心と体の新たな再生体験を得て欲しいと考える。

道後御湯
撮影者:RS STUDIO

居酒屋みなみ 0.7坪の改修
飯島駅前にある居酒屋みなみの内部の一部改修である。 押入を3~4人が入れる客席にして座席数を増やす計画である。 元々お寿司屋さんであった建物を居酒屋として使用していたため和のテイストの店内であった。店主は「和モダン」でありながら他の部屋と異なる雰囲気の半個室をご希望された。 まずは幅1.3m、奥行1.8mスペースに3~4人の座席を確保するために、家具は造り付けとしてテーブルとベンチを動線を考慮しながら形状と寸法を決めた。主に3人で利用する客席として、スツールを利用すれば4人でも利用可能にしている。 また店内の欄間とふすまという設えを踏襲して外観は和の雰囲気を意識している。欄間は狭い客席内に熱や臭いがこもりにくくするとともに廊下とを仕切り落ち着きを感じることができている。 工事による店休期間を3日間とするために極力シンプルな設計として工期を抑えた。また現場での作業と造作家具工事を明確に分け造作家具は事前に製作をし、現場では取付作業だけで済むように計画している。

M4

多賀大社 参拝者用トイレ
年間約170万人の参拝者が訪れる滋賀県の多賀大社における参拝者用トイレの計画です。既存の参拝者用トイレは器具数が少ないことによる慢性的な混雑、建物と設備の老朽化といった問題を抱えていたため、神社のイメージアップにつながるトイレへの改築を目指して計画は始まりました。 計画にあたり、神社の新たな顔として現代的なシンボル性のあるデザインとすること、同時に歴史ある建物との親和性も併せ持つことが求められました。加えて県内でも特に雪の多い気候と日々の清掃を考慮し、耐久性のある寿命の長い建築とすることも課題となりました。 このようにトイレとしての快適性やランドマークとしてのシンボル性を備えつつ、時代の変化や地域の気候にも長期間耐えうる、不変的価値のあるデザインを模索しました。 計画地周辺は、かつて既存トイレを隠すために植えられた多くの木々に囲まれていました。この木々に囲まれた既存環境を利用し、緑の風景とその間から差し込む木漏れ日を顕在化させることを考えました。 トイレ空間を 2.6m高のコンクリート壁で囲み、その上に本殿・拝殿を踏襲した反り屋根を架けています。トイレ空間のプライベート性を保ちつつ、室内はコンクリート壁と反り屋根の隙間から境内の木々の緑が望め、木漏れ日で満たされた明るい空間を実現しました。 1mの積雪荷重に耐える反り屋根は鉄骨梁と木梁を合板で挟んで必要最小限の厚みとしました。堅牢なコンクリート躯体で長期的な耐久性を担保しつつ、軽やかさを両立させています。夜間には照射された反り屋根の天井がやわらかく浮かび上がり、大きな提灯のような役割を果たしています。 ソリッドなコンクリートとその上に浮かぶ抽象的な反り屋根の構成は数百年に渡る境内の風景に馴染みつつ、現代的なシンボル性も併せ持つ新たなランドマークとなっています。

竹内海苔
雑踏とする松原市内の街並みに、一際目をひく純和風の建物。「無添加海苔」を販売する店舗の事例です。 今回、店舗ということもあり外部軒裏の見せ方に徹底してこだわり、屋根は薄く軽やかに、サビ丸太の連続性・木の美しさを表現することをデザインの主軸とし、誰が見ても1度は立ち止まるような印象的な外観を形造っていきました。 入口扉に使用した大きな杉の1枚板は、1ヶ月近く探しようやく京都の材木屋さんで巡り会えた貴重な一品。格子の寸法、庇の形状等、何度も京都に通い数々の建物を実測し、自らが美しいと思える寸法を検討し、造りあげていきました。 小さい規模ながら、とても密度の濃い建物が完成したように思います。



