
陽蔭の家
設計者情報
撮影:今西浩文
設計者情報
この建築家が建てた家
この実例を見た人はこちらも読んでいます

skah
プロサッカー選手の自邸。 1FにワンルームのLDKとエントランスホールが連続するゾーニング。 ルーフバルコニーに計画したトップライトから、2F廊下の透ける床を通して1Fまで光を導く「光の縦の道」をデザインした。 ランダムにデザインした大小のスクエアウィンドウがファサードを形作る要素になる。

A邸

庇窓の2世帯住宅
完全分離型の2世帯住宅の計画。 3階建てが立並ぶ、都心の住宅地。築40年近い施主の両親が住んでいた実家を建替え、両親と同居できる完全分離型(玄関、水回りが別々)の2世帯住宅にする計画。2世帯住宅にするといっても、土地の大きさは24坪で前面道路が約4mのため建てられる床面積が、160%にまで減ってしまい、合計の床面積40坪弱の中に、2世帯合計で6名、5部屋+納戸、LDK2つと水回り(洗面やお風呂)を別々に入れ込む難易度の高い設計となった。1F~3Fまで吹抜がるある案や、スキップフロア等様々なアイディアを検討した結果、施主の希望もあり最終的には、1Fは親世帯、2,3Fに子世帯で過不足なく個室もとったシンプルなプランにまとまった。 敷地は間口よりも奥行きが長い長方形の土地。周囲3方を3階建てや2階建てに囲まれていて日射の条件が悪い状況だった。周囲の2階建ても将来的には3階建てに建て替わることが予想されるため隣地からの採光も期待できない。そのため前面道路側から最大限採光できること、道路と家の関係性に着目して設計を進めた。 「世帯を丁度良く繋げる」 2世帯住宅の問題点は、世帯間の距離感だ。一体的すぎても良くないし、離れすぎていても味気ない関係となってしまう。玄関も別々な完全分離型の2世帯住宅は階によって分断されてしまうため、この分断された距離感を丁度良くつなげる方法として、道路側にたくさんの大きな開閉窓設け道路側のスペースを介して間接的につながるような計画とした。大きな窓は採光の役目も果たしている。 前面の4m巾の前面道路は車通りが少ないので、子供たちの遊び場となっていて、その庭のようなスペースから家をみると、個々に設けられた窓から両方の世帯の窓やそれぞれの部屋が一度に見えて子供が遊んでいる風景と家の内部の上下階の空間が間接的につながる。すべての窓には庇がついており、雨でも窓を開けることができる。窓を開ければ、ダイレクトに道路(街)と繋がることができる。 3階建ての住宅の場合は、道路側にバルコニーがくるこが多く、居住空間と道路(街)との間に隔たりができるような状態が多いが、本立地では丁度良い巾の静かな前面道路があったので、思い切ってダイレクトに居住空間と街が繋がることができる計画とした。街との距離が近づくと近所の人との距離感も近づいてくる。ずっと前からこの土地に住んでいる施主や環境との兼ね合いが合致したのでできる計画だが、居住空間を街から隔離するのではなく開くことによって、単純な4mの道路と家の前の駐車場が近所の人たちや子供たちや世帯間の憩いのスペースとなった。 なお、道路側の壁耐力はスチールブレースによって担保され、耐震等級も2以上の数値でクリアしている。 空調の計画は第三種(自然吸気、機械排気)だが、1Fの親世帯エリアの床にガス温水式の床暖房を設置し、暖かい空気が上階へと流れるようにしており、また最上部で集熱した空気を、基礎内に戻して家全体の空気の循環を測り、自然の熱エネルギーも利用した効率よい空調、断熱の計画としている。3階建てにありがちな上下階の温度差を緩和している。施主曰く、冬でもエアコンいらずで過ごせるとのこと。 休みの日は、子世帯が前庭で遊んでいるのを、窓ごしに祖父母が見ている。 窓を開けて会話をしたり、テレビを見ながらぼんやりと外を眺めるなど。。 特徴的に設けられた庇のついた窓が、2世帯住宅での世帯同士や街と家との心地よい関係をつくることを願っている。

ハナミズキの家

関町北の家
完全分離型の2世帯住宅の計画です。 1階に親世帯、2階に子世帯が、それぞれ中央の坪庭を取り囲むように配置されています。 1階の親世帯では、玄関に入ると、坪庭からの自然光に向かい入れられ、リビング・ダイニングに至ります。 リビング・ダイニングは南側に広いテラスを備え、十分な明るさや通風を確保するとともに実際の面積以上の広がりが感じられます。 2階子世帯のリビング・ダイニングも、南側バルコニーと東側の坪庭に接し、住宅の中央部においても 十分な自然光を導き入れ、風が通り抜けます。 天井は、屋根の勾配なりの断面形状となっていて、東側のハイサイドライトからも光が入り、空を眺めることができます。 両世帯とも、この坪庭を取り囲むことで、それぞれの家族が、それぞれのプライバシーを守りながら相互に気配を感じあえるような、絶妙な距離感を保つことができます。 さらには、親世帯と子世帯とが、完全分離でありながらも、付かず離れずの調度良い関係性を保つことができます。 両世帯とも内装は木の温かみのある素材を用い、親しみ安い空間となっています。

光の通う家
南北に細長く、道路から高低差のある敷地 道路を行き来する人や車から視線がズレているため開放的に広々とした敷地を活用しました 2つある中庭からは南北に吹く風の道を作り、家の奥まで光を導いてくれます 明るいリビングや、窓から明るい庭が見えるベッドルームなど、どこにいても光が通う家となりました

尖り屋根の家
敷地は閑静な住宅街に位置する。間口に対して奥行が極端に長い扁平な土地であるだけではなく、法的な規制も厳しく高さ制限や建築面積の制限を受ける地域となっている。この極端に尖ったように見える屋根も高さ制限をクリアするためのものだが、さまざまな制限をクリアしながらも最大値の内部空間を確保することを考えたとき、建築の外郭はほぼ自動的に決定された。内部の構成については、南隣地の建物が接近しているため2階をリビング、1階をプライベートな空間とした。 都市型の土地には都市型の設計思想が必要になる。大きな庭が取れない分、開口の取り方を工夫したり、多くの居場所を作ることにより少しでも豊かな内部空間となるよう心掛けた。

小田井の住宅
「通りみちのある家」 母屋を含む南北に広い敷地のハナレを建て替える計画。建物は従来と同じく南北の庭を残して配置し、メインの白いボリュームの上に透過性のある木の屋根/壁をそっと被せたような構成である。外部の「通りみち」は、東側の敷地内通路横に平行に設けられ、母屋に住まう両親が選択的に立ち寄れる土間となっている。本体の切妻屋根が連続して張り出した2層分の吹抜空間で、屋根を透明素材でつくり支持する壁を木製ルーバーにすることで、まもられながらも光や風を取り込んだ場所である。内部は、勾配天井の垂木を現しとして、梁上を開放することで各室を上部で一体的にしている。軒先まで大きく張り出した垂木は、棟木とそれを支える束をなくすことでより印象的な存在になり、「通りみち」にまで連続して内外をつないでいる。

よう壁に寄り添った家
およそ10mもある崖を背負った土地である。 建築制限によりがけ崩れなどの災害が起きても建物に被害が及ばないように設計しなくてはいけない。 コストのかかる鉄筋コンクリート造は現時的ではなく、崖側のよう壁に建物を寄り添わせた一風変わった住宅を計画した。 崖側は落ち葉や汚れなどが付着しやすいためRCのよう壁が受け止め、 また片流れとして雨樋も設置しないことで落ち葉がつまることも回避できることを考えた。 2階は広くシンプルなLDKに、南側の大開口から降り注ぐ光が気持ちいい空間となっている。 浴室、洗面化粧室、トイレは1階に集約させ、あとは寝室とフリースペース1室のみとしている。 寝室とスペースは左官屋さん指導のもと、ワークショップ形式でクライアントと私たちとで壁を塗って完成させている。



