
豊田の家
設計者情報
敷地は新しく造成された住宅地に位置し、計画を始めた頃はまだ周囲に空き地が多く残り、そのためか建ちつつある住宅はまだ街並みに関心が殆ど払われていない建物ばかり。殺伐とした街並みが形成されつつありました。 設計当初、中庭形式のL字型あるいはコの字型の周囲の環境から閉ざしたプランから考え始めましたが、プラン自体の明快さになかなか至ることができずにいました。 そんなある日、6角形の外形を敷地の中心に置いたところ、全ての室がそれぞれの関係性を保ちながら有機的に展開する、ワクワクするプランが見えてきました。また4角形の敷地と建物の間にできた余白に植栽を施すことで窓先の景色として上手く機能するばかりか、その植栽が街区にとって緑地として貢献できるような、庭に包まれた住宅が出来上がりました。 6角形の辺に沿って回遊できるプランは居場所が連なることで空間的に奥行きを感じさせています。多くの居場所を散りばめることで6角形という強い形を忘れさせるような、やさしい印象の住まいになったと思います。
基本データ
- 所在地
- 愛知県
- 家族構成
- 夫婦+子供1人
- 敷地面積
- 215㎡
- 延床面積
- 133.18㎡
設計者情報
この建築家が建てた家
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2階建ての住まいから平屋への住み替えで、いわゆる終の棲家です。トップライトの光を曲面壁に反射させ、印象的な空間を演出しました。

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車庫も含めて70坪に及ぶ平屋の住まいです。 敷地にも余裕があり、ゆとりのある計画になりましたが、ハレばかりではなく、ゆとりがあるからこそ、生活実感に基づいた質実なつくりになるように心掛けました。 それでも、広さというアドバンテージを得て、全体的に伸びやかで心地よい空間ができました。

三軒茶屋の家
間口が細く奥行のある細長い狭小敷地に建つ住宅。限られた間口幅のなかで長手方向の奥行き感を意識しながら間口幅の調整や各部分を少しづつずらすことで、広々とした居室スペースを確保している。また吹抜けや高窓を設けることで、明るく開放的な空間ができている。

一級建築士事務所プレイスの事例写真集

大きな桜の家
敷地は三鷹市井の頭。井の頭公園につながる閑静な住宅街にある。 はじめて現地を訪れた時、敷地の4分の1を覆うほどの樹齢90年を越す桜の大木の迫力に圧倒された。先代から受け継がれた庭には、シイ、エノキ、モミジ、タイサンボクなど多くの木々があり、その様は野趣に富んでいた。建主は、その環境を壊すことなく木立に埋もれるような住まいと小さな離れを望まれた。 まず住まい(母屋)について。庭の樹木を残すため、既存家屋の建っていた位置と同じく西側道路に寄せて南北に長く据えることにした。南と北に棟を2つ配し、その二つを階段ホールでつないだ。 北棟はパブリック棟。玄関、居間食堂厨房、来客用の和室を。南棟はプライベート棟で、主寝室と書斎、個室を設けた。各部屋を桜に向けて配し、恵まれた景色を美しく切り取れるよう木製建具や欄間を設えたほか、デッキ、バルコニーなどによって庭とのつながりを深める工夫を施した。 一方の離れは、北東の桜の下に配置。渡り廊下で母屋とつないだ。 この小さな建物は、学者であり多趣味なご主人の愉しみの場。蔵書量を考えるとある程度大きな面積が必要だったが、老木の根を傷めないために基礎は最小限の範囲(4帖半)にとどめ、深基礎の深さを利用して半地下の書庫を設けた。地上部分の床は一部跳ね出して6帖を確保した。豊かな樹木が間近に感じられ、大きくのばした庇の下のデッキも内外をつなぐ役割を担っている。桜の下を巡る渡り廊下には藤棚を設け、ご主人のお母様が大切にされていたという古いフジを移植した。今では葉が青々と茂り、道行く人の目にも優しい目隠しになっている。

逢瀬町の平屋
敷地は福島県郡山市。百世帯の集落の中心部に位置し、近くには昔ながらの商店、小学校やお寺や神社もある。また、集落を囲むように田んぼや畑もある。仙台に住むご夫妻のための別荘でもあり、将来の終の住処でもある。築80年の既存家屋は建主のご実家で、数年前から空き家となり、老朽化が進んでいた。 このまま次世代に受け渡すより、まずは今後の生活拠点の一つとして整え、遠方に住むお子さん一家も滞在できる場になるようにと建替えを決められた。普段はご夫妻のみで過ごすことがほとんどのため、ワンルームの広がりの中に居間、食堂と書斎を配置し、そこに厨房、寝室、ウォークインクローゼットと水廻りを隣接させて30坪弱のコンパクトな暮らしを求めた。その居住スペースを挟むように東側に客間、西側に外物置を配置した。高さを抑えた平屋であるが、北側のハイサイドライト(高窓)によって視線が抜け、穏やかな光と豊かな竹林を取込んだ。また、ご主人の長年の夢であった薪ストーブもオーダーで製作。静かな炎を眺めながらのひと時は格別とのことだ。 竣工してからは足繁く通い、ご夫婦でゆったりとした時間を過ごされているという。

MEIGETSU-K
7年前、家族との山歩きの途中で偶然この土地と出会った。当時は自分たちの家を建てる計画などなく、漠然とここに大きなデッキがあると気持ちよいだろうなと思って見ていた。数年後、縁あってこの土地で自邸を建てることとなり、当時の想いそのままに大きなデッキをつくり、そこに生活を寄り添わせていくことを考えた。セットバックが厳しく高低差のある変形敷地に木を避けながら矩形で最も長くデッキを架けるため、また、森に対して最低限の干渉とするため、4本の柱のみ接地する独立基礎を採用した。ヤジロベエのようにバランスの取られたデッキは、半分をテラス、半分を内部化して居間とした。2階の床は「下地床」として、内外共にスリットの入ったデッキ材を用いた。仕上げとして絨毯を敷けば柔らかい床に、フローリングを敷けば硬い床に、手作業で簡単に取り外せば吹抜けにと生活に合わせ柔軟に変化していく。1階はサッシで十字に間仕切り、ふたつの個室、浴室洗面、玄関を同じ床面積とした。さらに1階のサッシは内外共に同じ寸法とし、同じ床面積と開口をもつ空間が合わせ鏡のように展開することで、床面積以上の広がりを感じさせる。また、自邸の設計を通して家族が集まって住むということも改めて考えた。せっかく人生の限れた時間を共有するのだから、家族の気配が日常としてあるような、そんな生活の記憶を残す家をつくりたい。この家に完全な個室はトイレのみである。1階のサッシと梁の間には隙間があり、上下階を隔てるのはデッキ材であるため、家中どこにいても家族の声は聞こえ、姿は見切れ、光を共有している。将来、家としての機能が必要とされなくなった時には、内部化されたデッキは再び外部化され、森に架かるデッキとして原初的な姿に戻るかもしれない。しかし、その際にも単なる展望台となるのではなく、確かにそこに人の生活があった痕跡が残っているだろう。森を受け入れながら大胆に住まう、そんな力強く柔軟な建築を目指した。

野毛山の家
戦前から受け継がれて来た土地において、生まれ育った家の隣りに家族4人で暮らす家を建てる計画です。敷地の廻りにはご実家のご家族やご親戚が暮らされているため、開き過ぎず閉じすぎない、程よい肌感を提供したいと考えました。 内部空間の特徴は、大きな吹抜けと、どこまでもつながる視線の抜け、行き止まりの無い平面計画です。特に居間の吹抜けに面した2階の子供室の小窓は、家全体をひとつにつなげる役割を担っています。この小窓は吹抜けの上部に溜まり易い熱気の逃げ道も兼ねていますが、この小窓から子ども達が顔を覗かせている様を想像しながらの設計は非常に楽しい時間でした。2人の子どもの背丈がそれぞ小窓の上に到達するまでには、あと数年といったとこです。家と一緒に成長する子ども達。行き止まりの無いプランニングの家をぐるぐると走り回ってくれるでしょうか。自分の部屋の斜め天井&ロフトを友達に自慢してくれるでしょうか。 1階の居間の前に設けた大きなデッキが、居間はもちろんのこと、キッチン、和室、更に和室の外をぐるりと回る経路で洗面室に接しています。感覚としての床面積を拡げる手助けをしてくれることを期待し、B.B.Q楽しそうだなあ〜と思いを馳せる時間でした。

借景の家
敷地は近くにある線路の踏切音や電車の喧噪音が気になる場所にあったため、外観的には、北及び東側(線路側)の前面道路側に閉じて、逆の東南側の中庭に大きく開いて光をそちらから取り入れる構成となっています。 この中庭とこれに隣接するリビングを中心に、住宅の多様な空間がコの字状に配置されるコートハウスとなっています。 リビングの中心に吹抜けを設けることで、開放感が感じられるとともに、1階と2階のつながりができ、どこにいても、中庭の緑や光が感じられる ようになっています。 また吹抜けと介して 家族がそれぞれの活動の様子や気配を感じられ、愉しく過ごすことのできる住宅となっています。






