
北烏山の住宅
設計者情報
「交差する境界の家」 建物は5.58m角の正方形平面で半地下を含む3層構成であり、各階は十字型に交差する木造門型フレームによって緩やかに仕切られ、北西の奥まったウチ・スペースと、南東の開放的なソト・スペースをつくっている。ウチ・スペースは各階8帖分の機能的で守られた場所であり、ソト・スペースは大小の窓により外部的要素の入り込んだ流動的で非限定的な使われ方を想定している。門型フレーム上を4枚引戸が十字に走り、季節や使われ方によってウチ/ソト・スペースをつないだり区切ったりと関係性を変化させる。この4枚引戸はB階・1階・2階で、それぞれ不透明・半透明・透明という3種類を用意して、各階で寸法を揃えることでどこにでも設置できるようにした。
基本データ
- 所在地
- 東京都世田谷区
- 敷地面積
- 78.09㎡
- 延床面積
- 91.19㎡
設計者情報
この建築家が建てた家
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芦屋の家
計画地はJR芦屋駅の東側、国道二号線から北に約100mに位置し、国道の喧騒が感じられない閑静な住宅地で、比較的大きな邸宅のファサードが街並みを作っており、この敷地にも建蔽率一杯に建てられた邸宅がありました。 改築にあたり、地下駐車場である基壇部のコンクリート躯体を残し、上部の大きな木造2階建てを解体し、新たに小ぶりの木造2階建てを増築しました。 街に対して圧迫感のないファサードを作るため、建物を出来るだけ小さくし、道路側の外壁に角度を付け、スケールダウンをはかりました。敷地に出来たゆとりは、草花好きのクライアントにとって絶好の見せ場となり、草花が建物周囲を彩り、やがてこの界隈に新たな景色が生まれます。

HIYOSHI-K
敷地は周囲を住宅に囲まれた谷のような極端に細長い場所だった。そんな場所で求められたのは、明るく、風通しの良い家。セオリー通りに南にまとまった庭を取ると、庭に面さない奥の部屋は谷底のように暗くなってしまう。そこで、細長い敷地をあえて細長く分割し、東に光の落ちる庭を取った。そして、更に細長く、千切りをするように、東から、部屋、階段、スロープと建物のボリュームを縦に三分割した。そうする事で、全ての部屋はその庭に面する事ができ、庭からの光を享受できる。また、細長い敷地に対して、庭、部屋、階段、廊下をあえて細長くすることで、一般的なスケールの住宅には無い「長さ」や「距離」が感じられる、ちょっと遠い場所が生まれる。すぐ上とか、すぐ隣に見えている場所にすぐには行けない、近くて遠い、遠くて近い、そんな距離感が広さとはまた違う拡がりを与えてくれる。同時に、この住宅では表と裏を意識した。空が近く、木の床、高い天井で、温かく明るい表の空間。地面が近く、土間の床、低い天井で、静かな落ち着いた裏の空間。直方体のボリュームを床スラブと階段で斜めに立体的に分割した二つの世界を長いトンネルが繋いでいる。もう一つ、この表と裏は床の隙間の細長い窓で繋がっている。この窓には一般的なアルミサッシを使用した。現代の日本の住宅で欠かせなくなったアルミサッシは、特別な意味を持つに至ったと思う。それは内部と外部を間仕切る絶対的な境界。安価で施工も容易い絶対的な境界を、内部と外部、表と裏、水回りと床下に、ヒエラルキー無く多用する事で、無意識に刷り込まれた境界線を曖昧にする。表と裏の世界、ぼやけた境界、段々畑のようなスキップフロア、坂道のような階段、トンネルのようなスロープ、小さな箱に詰め込まれた様々な要素が谷を明るく照らしてくれる。家の中の至る所から子供の遊んでいる姿を見ることができる、文字通りの明るい家となった。

光の通う家
南北に細長く、道路から高低差のある敷地 道路を行き来する人や車から視線がズレているため開放的に広々とした敷地を活用しました 2つある中庭からは南北に吹く風の道を作り、家の奥まで光を導いてくれます 明るいリビングや、窓から明るい庭が見えるベッドルームなど、どこにいても光が通う家となりました

TJ邸
水廻り共有の2世帯住宅。道路からの視線、強い西風を断つ為にL型の配置とし、各室から庭を眺められる平面計画としました。室内は濃い目の色調で、落ち着いた雰囲気としました。

深い軒のある二世帯住宅

矢口渡の家
敷地は準防火地域でしたが、新たな防火規制の導入区域に該当する為、木造2階建であっても「準耐火構造」仕様にする必要がありました。天井や柱・梁の木をそのまま現す為に、「燃えしろ設計」を行い国産木材をふんだんに使用した空間を実現することが出来ました。住宅密集地である為、吹き抜けを有効利用して家の中のどこに居ても明るさ確保し空が眺められるプランニングを心掛けました。太陽熱給湯や雨水利用も採用し、自然の恵みを暮らしに取り入れています。 古い日本家屋や京町屋好きの住まい手からの要望で、全体のデザインをまとめました。土壁、漆喰、いぶし瓦、タイル、銅板、古建具、都内の町工場で作られている照明器具など、一つ一つのマテリアルを住まい手と一緒に時間をかけて吟味しました。愛着を持って永く暮らして貰える空間になったと思います。

和水の家

house ymg –はじまりの空っぽ–
「必要になれば、作り足せばいい。」これは、そんな暮らし方を選んだ家族のための住宅です。 敷地は東から南にかけて森が広がる旗竿地、冬は陽射しが期待できない手ごわい環境でした。が、バイタリティあふれる彼らは、住む力を全開にして家づくりを始めます。 まず話し合ったのは、ローコストなつくり方について。その方法は、構造や外装、住宅設備等まではプロの手を借り、何もない空っぽな状態を完成させる。その先は自分達で作りながら生活することになりました。 設計が始まると、彼らはいきなりダイニングベンチを作ってきて私たちを驚かせました。しかも2脚、クオリティもなかなか高い。万事この調子で率先して工事にも参加しました。床壁天井となる合板の塗装は週末行事となり、家族総出でペンキ塗り。終わる頃には床下収納を2台と脱衣室収納棚、クローゼットの間仕切り布が完成。こうやって少しずつ、空っぽが住宅になってゆきました。 そして引渡しの日、「ここがはじまりなんです!」と、ご主人が力強く話されました。その言葉通り、彼らは今も作り足しながら暮らしています。

Shakujii F HOUSE
練馬区石神井に住まうご夫婦のための住宅設計です。 栄養士の奥様が長い時間を過ごすキッチンが中心となる構成です。趣味の時間を過ごすためのロフトを、リビングキッチンに寄り添う位置に設けることで、ご夫婦は緩やかに同じ空間と時間を共有します。床、壁、家具に用いる樹種をナラに統一しながらも、塗装や加工の方法を多種用いることで、統一感がありながらも多様な表情を見せる木質空間となります。壁、天井に趣味の物を設置、展示できるような工夫を各所に施すことで、住みながらご夫婦らしさが育くまれる住まいとなることを目指し、計画しています。 計画、施工の過程で多くのご友人達に協力いただいた本住宅を、ご夫婦は「ともだちの家」と呼び、多くのご友人を温かく迎え入れる予定です。






