
本井手の家
設計者情報
敷地は熊本県荒尾市の郊外に位置し、北側には福岡との県境にまたがる大きな山の緑が広がる。 周囲は住宅地であるものの、田畑が広がるのどかな地域である。 建て主(妻)の実家がすぐそばにある土地に、豪雨で住む場所を失った夫の母との2世帯住宅を計画した。 2世帯の距離感に配慮し、水廻りは完全分離とし、玄関も別途設け、それぞれの世帯での生活のリズムを尊重することとした。 北側の山の風景と馴染ませるように、建物近傍に植栽を施し、その周囲は多用途に使える芝庭とした。 性格の違う庭の緑がグラデーションを描くように、北側の山の風景へと繋がる。 内部空間は、大きな家型の断面空間をタテヨコに利用し、様々な用途を持つ居場所を散りばめた。 天井が高いところもあれば、天井が低いところもあり、視線が抜けるところもあれば、籠れるところもある。 1段下がったピットリビングからは出隅部に設けた開口部から外との繋がりを感じると共に、デッキとのレベル差を利用し、そこに腰かけることで、室内側との繋がりも確保した。 ウッドデッキは2室から利用可能であり、木漏れ日の中で鳥の囀りを聞きながら寛ぐ時間は格別で、アウトドア好き家族の活動の中心となっている。 新築後、第二子も産まれ、「本井手の家」は賑やかさを増し、幸せな暮らしの舞台としての役割を存分に果たしている。
基本データ
- 作品名
- 本井手の家
- 所在地
- 熊本県荒尾市
- 家族構成
- 夫婦+子供2人+母
- 敷地面積
- 937.52㎡
- 延床面積
- 134.14㎡
- 予算
- 4000万円台
撮影:Yashiro Photo Office 八代 哲也
設計者情報
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