
朝霞の家
設計者情報
敷地は第一種中高層住居専用地域内にあり、敷地いっぱいに建てられた住宅や3階建てのアパートに囲まれ薄暗く、視点となる風景の見当たらない土地でした。 自動車工場にお勤めの建て主からは、車3台分の駐車スペースの要望があり、30坪の土地の中で車と建物の配置パターンをいくつも考えることから設計が始まりました。 これからリタイアを迎え、1日この家で過ごされるご夫婦のため十分な明るさと木々の眺めを用意したい。2階リビングとそれに続くベランダがその回答となり、1階の駐車スペースの脇とベランダに植えられた樹木の梢が連なり、まるで木立の中に住んでいるような感覚を呼び起こす空間をつくることができました。
基本データ
- 所在地
- 埼玉県
- 家族構成
- 夫婦
- 敷地面積
- 100.04㎡
- 延床面積
- 108.13㎡
設計者情報
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Torami Structure

福津の家3

house skr –此処に棲まわる縁–
家づくりで最初に求められるのは「その土地に住む覚悟」。 ですから、もし「ここに住みたい」と強く願う場所があるとしたら、それは幸せなことです。希望の地で縁をつなぎながら、住宅は地域と少しずつ溶け合っていきます。 念願の場所に建てられた【skr】は、そういう意味では幸せで足早に地域へ溶け込んでいきました。中でも驚いたのがバスケチーム壮行会の話。大会前に白ご飯を持参した生徒が30人ちかくやって来て、みんなでカツカレーを食べて気合を入れる恒例行事。 30人を収容できるほど広くはない【skr】ですが、場所を読み込めば可能な話です。目隠し壁で囲われた前庭と土間テラス、リビング、ダイニングを一体化すれば大きなダイニングとなり、更に2階のバルコニーや階段も加えれば、30人がワイワイとカツカレーを食べる空間へ読み替えることができます。 これは風の通りと日差しの調整を考えて、立体型ワンルームになった【skr】ならではの使い方です。時間をかけて家づくりをしてきた彼らは、早々に住宅を使いこなして壮行会を実現させていました。

在府町の家 / house in zaifucho

スキマのある家

逢瀬町の平屋
敷地は福島県郡山市。百世帯の集落の中心部に位置し、近くには昔ながらの商店、小学校やお寺や神社もある。また、集落を囲むように田んぼや畑もある。仙台に住むご夫妻のための別荘でもあり、将来の終の住処でもある。築80年の既存家屋は建主のご実家で、数年前から空き家となり、老朽化が進んでいた。 このまま次世代に受け渡すより、まずは今後の生活拠点の一つとして整え、遠方に住むお子さん一家も滞在できる場になるようにと建替えを決められた。普段はご夫妻のみで過ごすことがほとんどのため、ワンルームの広がりの中に居間、食堂と書斎を配置し、そこに厨房、寝室、ウォークインクローゼットと水廻りを隣接させて30坪弱のコンパクトな暮らしを求めた。その居住スペースを挟むように東側に客間、西側に外物置を配置した。高さを抑えた平屋であるが、北側のハイサイドライト(高窓)によって視線が抜け、穏やかな光と豊かな竹林を取込んだ。また、ご主人の長年の夢であった薪ストーブもオーダーで製作。静かな炎を眺めながらのひと時は格別とのことだ。 竣工してからは足繁く通い、ご夫婦でゆったりとした時間を過ごされているという。

プライベートコートのある家
この物件は建主さんのこだわりと住宅性能をしっかりと表現した住宅です。 ポイントは以下です。 01 基本計画における意思疎通 02 ワンポイントのデザインUP 03 トップランナー住宅の実力 01 基本計画における意思疎通 この物件は実にたくさんの基本計画案を作りました。形状、コスト、使い勝手、日照、安全性等々を良く検討していく中で、施主にとって無駄なものが削ぎ落され、最終的に残った形です。ですから、全ての事項が曇りなくデザインが共有されることで出来上がった、正に「オーダーメード」な住宅になっています。前面のプライベートコートはかなり高い塀を回していますが、これは施主の提案であり、囲われている安心感が良い結果に繋がっています。デザイン的にも敷地にボックス埋め込んだ様な面白さが出ており、施主との意思疎通の賜物だと思います。 02 ワンポイントのデザインUP 敷地の特性から、南面している庭をしっかりとったコートハウスとすることは決まっていましたが、アプローチも南入りですので、何を優先するかを検討していきました。最終的には南側1階部分は玄関、階段室、リビング、UTが一文字に並ぶ間口の広い形状に落ちつきましたが、この部分は軒をしっかり出した下見板張り壁とすることでデザイン的にも面白くかつ、軒下の守られた縁側的な空間になっています。この庇ですが出幅としては1200mm以上確保しており、構造的には壁から曲面させて軒まで連続させています。日本建築における深い軒とそれを支える三手先にヒントを得ながらデザインしたものです。 03 トップランナー住宅の実力 この住宅は札幌版次世代住宅のトップランナー等級を確保しています。具体的には外皮平均熱還流率(UA値)は0.17、相当隙間面積(C値)は0.21、1次エネルギー消費量は等級5で暖房+換気は34%となっており、国内トップクラスの性能を実現しました。相当隙間面積(C値)の0.21を具体的に表現すると住宅全ての表面積に対して名刺サイズの隙間しかないという事になります。また壁の断熱材の厚さは約30センチにもなります。これぐらい高断熱、高気密になると普段はあまり感じない熱交換換気システムの吹き出しドラフト風がやけに強く感じられます。寒冷地住宅の特性を知り尽くした建設会社との共同作業によってこのような性能を引き出せたことは私も学ぶところが非常に多かったです。 この住宅が家族の方々とどのように育っていくか楽しみです。

下馬の家
コンパクトな敷地の中に 様々な質の異なる空間を盛り込んだ住宅になります。 北側斜線なりのシャープな鋭角で切り取られた外観は、印象的なファサードを形成しています。 また外部斜線規制がもたらす影響を 内部空間にも最大限に活かして、随所に吹抜を造り空間につながりをもたせることで明るく 圧迫感を感じさせない工夫がされています。 内装においては 床は檜・壁は杉材でくるまれた構成となっており、肌さわりも良く 木のぬくもりや癒やしを感じさせる空間となっています。






