
コトン
設計者情報
木造住宅の出窓をコーヒースタンドへ改修。 出窓と道路の高低差を解消するために銅管で回転式アームを設計・自主施工。アーム以外はほぼ手を付けず、道路と建築の間に動く架構のみ設置し、出窓部分を町側に対して開かれた印象とした。
基本データ
- 作品名
- コトン
- 施主
- S邸
- 所在地
- 愛知県名古屋市
- 敷地面積
- 230.25㎡
- 延床面積
- 101.45㎡
撮影:鈴木隆介
設計者情報
この建築家が建てた家
この実例を見た人はこちらも読んでいます

Residence in Yuigahama
由比ガ浜の海を見渡すことができるロケーション。 ご家族のセカンドハウスとして、ご購入されたマンションリノベーション。 海に面するため、サッシは劣化してしまっていたため、断熱性と遮熱性があるサッシとガラスに交換。 壁は揮発性物質を含まない塗装材を使用し、設計をしました。 潮風を感じ、開放的で明るいリビングダイニングをデザインしました。

三条の家

築25年のメーカー住宅を完全分離の二世帯住宅に

吹田の家
大阪の北摂地域である吹田市にある古家をリノベーションした住宅です。約10年前に住宅メーカーによって建てられた3階建の家のLDKを中心に改修しています。コンパクトなLDK空間を区切るように配置された対面型キッチンを撤去し、壁付のL型カウンターキッチンへと変容させています。キッチンや収納家具を壁面に配置することでコンパクトな室内空間を最大限に活用し、L型ソファと大きなダイニングテーブルを置いてもゆったりしたスペースを確保できています。キッチンはステンレスのカウンンターキッチンとし、食洗機と一部の収納以外はオープンにしているので、既製品のユニットシェルフなどを自由に組み込むことができ、将来においても交換が可能です。LDKの隣にある洗面室は、大きな病院用シンクを活用した洗面台と木製三面鏡やグレー目地の壁面タイルによってちょっぴりレトロモダンな雰囲気のインテリアとすることで、温もりある居場所のひとつになっています。 撮影:若林秀典建築設計事務所

陰の住居
住居とは家族の関係や感情の様々な波を受け入れる器である。そうであれば、住居はむしろ陰に支配されている方がいいのではないか。陰はいいときも悪いときもそっとそこに佇み、目立たず、主張せず、ただ家族を見守る。そんなことを考えながら設計した住居である。 ほぼすべての壁は凹凸のある黒い塗装で仕上げられ、外から入る光を少しだけ拡散する。この光のあり方は、日本の伝統的な家屋の光のあり方に通ずるものがある。明快な光ではなく、鈍く柔らかい静かな光の質である。日本的な住居の光の質と様相を、鉄筋コンクリートでできた近代的なマンションの中で表現できないかと考えた。 築40年を超えるマンションで階高が低かったため、天井は張らずコンクリートをむき出しにして、天井の高さを確保している。梁も大きく、コンクリートの存在感が強かったため、新しく設ける要素が均質なものではコンクリートの量塊感と時間を経た強さに負けてしまう。そこで様々な素材を散りばめることで、乱雑な調和を生み出すことを狙った。木、石、アルミ、鉄、左官といった材料を使用している。 リビングの一画に子供部屋を配置し、ガラス張りの部屋とすることで、空間の広がりを確保している。そのガラスは、子供と両親の関係調整装置となる。ブラインドとロールスクリーンで視線を遮ることができるため、プライバシーを確保したいときには閉じ、空間を共有しながら部屋で過ごしたいときには開けることができる。壁で囲われた「個室」といった、単一の関係性しか生まない部屋のあり方ではなく、その時の気持ちや気分によって関係性を変えられる仕組みをつくった。

戸手本町の家
木造2階建ての大きな住宅を、1階が親世帯、2階が子世帯が入る完全分離の2世帯住宅に改修しました。 古い柱や梁は随所で表しにし、変化のあるダイナミックな空間に生まれ変わりました。 かつての玄関廻りの構造はそのまま活かし、大屋根に覆われたポーチを設け、各世帯の玄関に出入りできるようにしています。

庭園に囲まれた邸宅

京町家のリノベーション
計画地は、伝統的な景観が残り、道路から路地を介して クラスター状に様々な町家が連なる地域になります。 昔ながらの町家が連なる景観が、道路〜路地〜母屋〜離れへ連続していくよう、 それぞれの外観には格子戸を採用しました。 施設内は、寝室だけでなく和室空間も採用し、長い時間の積み重ねにより生まれた空間を ゆったりと感じ取れるように計画しました。

water hall
「住宅内のブラックボックス」 浴室は水を大量に扱うという性格上、水気密性の高い扉で前室(脱衣洗面室等)と空間的・環境的に強固に区画され、その内部空間は小さな開口部をひとつだけもつ外部から独立した閉塞的な箱としてつくられていることが多い。 この閉鎖的な浴室のつくりは、様々な生活が営まれる住宅のなかでも浴室をその外側での生活と一切の関係をもたないただ入浴するだけのブラックボックスのような場所にしている。 「水場」 森の中には水場と呼ばれる野鳥や野獣が体を洗い、休息し、水を飲むための水辺が存在する。 砂漠の水場であるオアシスは憩いの場という意味を持つ。 自然界のなかで水のある場所は快楽性を伴っている。 浴室もただ機能を充足するための場所ではなく、入浴という機能を超えた豊かさをもつべき場所なのではないのだろうか。 「浴室を開く」 築50年の木造家屋の浴室を改修するにあたって、浴室を生活に開くということを考えた。 具体的には浴室を区画していた間仕切りと扉を撤去し、脱衣洗面室とひとつながりの最高天井高さ約4.0mのワンルームとし、浴室上部の屋根には1m角の開口部を設け、自然光が降り注ぐ明るい開放的な空間とする。 壁天井はつやありの白塗装とし、浴室の自然光を暗い中廊下へと最大限反射するようにしている。 天高4.0mの気積の大きい空間によって、浴室の湿気を素早く乾燥させることもできる。 (入浴後10分程度換気扇をまわすことで、壁床天井が完全に乾燥状態になる) 一般的な浴室空間がもつ湿気っぽさのない、ドライで開放的なこの浴室は、入浴という機能から解放され、庭のように観葉植物を日向ぼっこさせたり、読書をしたり、ときにはお風呂に入りながら食事をとったりと、住宅内での生活と地続きの場所として使われ始めている。


