
明るい吹き抜けのLDK!
いつも家族の存在を感じられる家。
大きな窓が印象的な吹き抜けのLDKは、家族が集まる大切な場所
家づくりの第一歩として、さっそく都内の駅からほど近い場所に土地を購入したGさん。当初はハウスメーカーでの家づくりも考えたが、値段も決して安くないうえ、なかなか気に入る家が見つからなかった。「同じお金を出すなら、納得できる家づくりがしたい」と思ったGさんは、建築家に設計を依頼することに。このとき知り合いの紹介で出会ったのが、エトウゴウ建築設計室の江藤さんだった。
「実は家づくりに関してあまり細かい要望はなくて…、基本的には江藤さんにお任せでした」とほほ笑む奥様。Gさんが江藤さんに伝えた要望は、気持ちの良い朝陽が燦々と注ぐLDKと、たっぷりの収納。そして、休みの日に洗った洗濯物をいっきに干せるスペースだったそう。江藤さんが一家の生活スタイルを考えながらプランを詰めた末に完成したのは、朝陽がたっぷり入るLDKに家族が集う、3階建ての家だった。
外観はグレーとガルバリウム鋼板のモダンなツートン。1階の駐車スペースから玄関までは屋根がつながっているため、雨に濡れずに玄関に入ることができる。ドアを開けて中に入ると、右手にあるのは広々とした土間収納。ここは土足のまま色々な荷物を置ける便利なスペースだ。このほか1階には主寝室とバスルーム、トイレなどの水回りをコンパクトに配置。限られたスペースをうまく活用している。2人のお子さんのお気に入りは、このバスルーム。夜にバスルームの窓を少し開けるとライトアップされた植栽が見えるので、ちょっとした露天風呂気分が味わえるのだという。
外気の侵入を防ぐために付けられたドアを開けると、2階に続く階段が現れる。家全体の壁は白で統一されているが、この階段の壁だけは、優しいグリーン。この色は江藤さんと家族みんなで考えて決めた家族のシンボルカラーだ。そして、この階段を上がると目に飛び込んでくるのが、開放感たっぷりの吹き抜けのリビング。東向きの大きな窓からはたっぷり朝陽が入る。床暖房も備えているので部屋中ポカポカ。「温かいので、みんないつの間にかここの床で寝てしまうんです」と奥様は笑う。
そしてこのリビングの奥にあるのが、キッチンとダイニングだ。収納たっぷりのキッチンのすぐ横には洗濯機置場が設けられており、ここで洗濯したものは、そのままリビングをL字に囲むバルコニーで干すことができるそう。このバルコニーは1.4mほどの壁で囲まれているため、洗濯物を外から見られる心配もない。
階段を上がった3階には、ご主人のための書斎と2人の子どもたちのための部屋がある。書斎は完全個室になっているものの、吹き抜け側の壁に縦長の細い窓を設けているのが特徴。これは「書斎にいるご主人の姿が2階のリビングから見えるように」という江藤さんの配慮だという。そして、10畳ほどある子ども部屋は、お子さん2人のための共有スペース。子どもたちがこの部屋に行くときには必ず2階のLDKを通るようになっており、家族がいつも顔を合わせられるよう工夫がされている。
理想の住まいを実現できた秘訣は「建築家を信頼して、任せること
今は休みの日にはリビングにあるスタディーコーナーに置く椅子を探して、インテリアショップを覗くのが楽しみだというGさんご夫婦。2人のお子さんも新しいうちを気に入り、お友達に「遊びに来てね」と自慢しているとのこと。これからもGさん邸は、子どもたちが集って遊ぶ、賑やかな家になることだろう。
基本データ
| 所在地 | 東京都豊島区 |
|---|---|
| 敷地面積 | 94.16㎡ |
| 延床面積 | 123.31㎡ |
| 家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
| 施主 | G邸 |
設計者情報
この建築家が建てた家
この実例を見た人はこちらも読んでいます

コンパクトながら広々した空間を実現 静かな環境と視線の伸びを両立する「間」
読書とテレビ鑑賞という、ご夫妻で異なる趣味をお持ちのお施主さま。建築家の武本さんは、2人暮らしの家としてそれぞれが気兼ねなく集中して趣味が楽しめる空間づくりがしたいと考えた。疎外感なく、様子が伺え、しかしノイズはカットできる環境を叶えたのは、ダイニングとリビングに挟んだ小さな「間」だ。

趣味も仕事も!「思い出の実家」のリノベは生き方をどう変えた?
子どもたちも独立し、現在はふたり暮らしだというKさんご夫婦の住まいは、以前は奥さまの実家だった一軒家。建築家・秋山怜史さんはご夫婦の願いに真摯に向き合いながら、この家に詰まった大切な思い出は残しつつ、さまざまな工夫を凝らしてより住みやすい空間へとつくり替えた。

ワンルーム形式の賃貸戸建住宅は 入居者によって使い方さまざま
「駒込の住宅」の設計をてがけた苅部寛子建築設計事務所の苅部さん。施主であるNさまは、苅部さんから滲み出る「おおらかさ」に期待して依頼されたそうだ。できあがった戸建の賃貸住宅は、果たしてどんなプランとなったのだろう。

2人の息子さんのために、あえて2階を発展途上にした家造り
敷地は北道路に面しており、南側には工場がある。かつては昔ながらの長屋が建てられていた。この建物は長らく賃貸物件として使っていたが、老朽化に伴い、取り壊されることとなった。その跡地に井上邸を建てることになった、というわけだ。

プライバシーを保つベランダと広いLDK。 手仕事感を大切にした、自然を感じる家
「美しい雨の家」のお施主さまは家具デザイナー。建築家の小林さんはお施主さまデザインの家具やアートが映える室内の設えはもちろん、住宅街の中で光や風を感じながら、バルコニーでお子さまがプール遊びを楽しめるほど開放的に暮らせる家を実現した。満足度の高さは、要望を丁寧に読み解くからこそ得られるという。

土間が暮らしに広がりを生む2階リビングの住まい
お子さんが生まれ、マンションでは手狭になり、新たな住まいを計画したSさん夫妻。祖母から受け継いだ土地があり自由設計で考えたい、また建材を把握して自然にやさしい家を建てたいという思いから、知人の紹介もあって建築家の道家さんと家造りを行うことに。完成したのは大きな土間を1階に設け、家族が集うLDKを2階にレイアウトした、ちょっと個性的な家。その狙いとは?道家さんとSさん夫妻の家造りの工夫に迫りました。

オンオフがスムースでハッキリ!こんなオフィス兼用住宅が欲しい
Hさんご一家は「ご夫婦+お子様2人」の4人家族。長らく都内のマンションで暮らしてきましたが、お子様の成長に伴い居住空間が手狭になり、さらに、ご自身の仕事を集中して行える環境を自宅内に設けたいという思いから、一戸建てオフィス兼用住宅の新築を決意しました。

すぐ隣の母屋と庭を共有。視界いっぱいに 緑を取り込む大開口を実現した「斜めの軸」
親世帯の家が立つ敷地の一角に子世帯の家を建てる依頼を受けた建築家の平野さん。お施主さまが望む解放感を実現するためにも、母屋の緑豊かな庭を子世帯の家にも取り込みたいと考えた。ただ、家を建てるのは母屋のすぐ脇。いかに視線を庭へ向かわせ、母屋と程よい距離を保つか。可能にしたのは「斜めの軸」だ。

3人の建築家のアイディアが結集! 斜面地で実現した理想の住まい
奈良県、生駒市の斜面地に建つH邸。一見デメリットとも思える傾斜をうまく生かし、Hさんが希望する住まいを完成させたのが、atelier thuの坪井飛鳥さん、細貝貴宏さん、上田 哲史さんの3名だ。それぞれが得意分野でアイディアを出し合って進められたという今回の家づくり。その詳細についてお話を伺った。

