
100㎡以下の土地に駐車場付き2世帯住宅を 無数の工夫で実現した、居住空間の確保とは
東京都目黒区に、アイデアと工夫にあふれる邸宅が完成した。100㎡に満たない敷地に建つのは、2世帯住宅。ここに合計7名の居住空間と、各世帯の駐車場を確保する必要があった。限られた敷地で数多くの要望をすべて実現したこの作品は、建築家の介在価値を証明する好例だと言える。その提案力の一部をご紹介しよう。

東京都目黒区に、アイデアと工夫にあふれる邸宅が完成した。100㎡に満たない敷地に建つのは、2世帯住宅。ここに合計7名の居住空間と、各世帯の駐車場を確保する必要があった。限られた敷地で数多くの要望をすべて実現したこの作品は、建築家の介在価値を証明する好例だと言える。その提案力の一部をご紹介しよう。

家族が一緒に過ごす空間も、個々過ごす居場所も愉しみたい。そんな想いを託されたのが、実績豊富な建築家・松本直子さん。薪ストーブ、造作キッチン、そしてセカンドリビング。施主夫婦のアイデアが随所に息づく住まいは、濃密な対話から生まれた。 だが、このプロジェクトの真髄はそこだけではない。 実は今回取材した施主世帯に加え、母と妹が住むもう1棟を同時に建築。さらに、…

「美住のすまい」は、いのはな建築事務所の鈴木さん夫妻の自邸。普段お施主さまへの提案する事柄をさらに突き詰め、表現した家だ。コスト感にこだわり、メリットとデメリットを見極め適正な土地を選ぶことから、素材選びや間取りなどひとつひとつを吟味して、ライフスタイルに合った家をつくり上げた。

予算の制約の中で、いかに「広さ」を実現するか。建築家・福田俊さんが選んだのは、面積を増やすのではなく、体感を設計するという発想だった。施主との高速ラリーで磨き上げたプランは、籠りと開放、4つの領域をOVERLAPさせ、実面積以上の広がりを生んだ。ミニマルな外観の内側に、豊かな暮らしが宿っている。

家づくりに難航していた施主のSさんが助けを求めたのは、ハル・アーキテクツの竹内さん。その出会いは、神田川沿いの桜の景色を満喫するプランへと昇華された。リビングの特注大窓をはじめ、どこからでも桜の美しさを堪能できる設計の妙。細部にわたる心配りが光る、デザインと実用性を両立した空間。施主のこだわりと建築家の洞察力が響き合い、阿吽の呼吸で家づくりを愉しんだ両者。建…

「実はここは玄関ではない」と聞いてすぐに納得できる人はいないだろう。建築家の中川さんが直面した「戸数を増やしても面積が減る」というジレンマ。その解決策は、誰もが考えつかなかった斬新な「バルコニーとエレベーターホールの一体化」というアイデア。この常識破りの設計の全貌に迫る。

個人建築家が集合住宅を手がけるのは困難とされる中、土地の図面を受け取ってからわずか90 分という驚異のスピードで、建物のボリュームプランを完成させる建築家がいる。16年で65棟の実績を誇る設計事務所バリカンの中川さん。超高速対応と、施主も入居者も満足させる設計の真髄に迫る。

世田谷の住宅街にあったご実家を建て替えることにしたTさまファミリー。望んでいたのはカーテンをパーッと開けて、太陽の光をたっぷり採り込めるような「明るい家」。このリクエストに、柔軟かつ合理的な発想で応えた菅家建築計画工房のプランとは?

東京都江東区に、とても印象的な邸宅が誕生した。外観はスレートと木のシンプルでモダンな佇まいだが、扉を開けると内観はまるでリゾートにある建物のよう。それもそのはず。この作品は、お施主様からリゾートのような雰囲気や、非日常感のある空間を希望されて誕生したものなのだ。その詳細をご紹介しよう。

家の中であるようで、外でもあるアウトドアルーム。「部屋にしないなんてもったいない」と思ってしまわれがちなこの部屋こそが、「豊かさ」や「自由さ」をもたらす場になった。小さな子供から動物までが、居心地の良さを感じる家をつくったのは、Sデザインファームの鹿内さんでした。

住宅を多く手掛ける建築家の中でも、賃貸併用住宅を手掛けられる建築家は極めて少ない。それは施主の要望に応えるだけでなく、入居者ニーズや収益性を同時に満たし、さらには賃貸部分とオーナー住戸との関係性にまで緻密に計算する必要があるから。この複雑な問題を見事に解決し、数々の賞を受賞するほどの住宅に仕上げたのは、「対話」を通じてクライアントの期待を上回る結果を生み出す…

「夫婦の終の住処をつくってほしい」との依頼があったのは、交通量の多い道路に面した三角形の土地。プライバシーを守りながら、どう光を採り込むのかといった課題を解決し、「自分たちらしい暮らし」を実現したのは、Sデザインファームの鹿内さんでした。

こちらは、山並みを思わせるユニークな外観が目を引く東京・世田谷の一軒家。魅力はなんといっても、旗竿地とは思えないのびやかな住空間。プライバシーを守りつつ明るさや開放感をかなえ、さらには愛着の湧く個性もプラスしたプランニングの魅力を探る。

住宅密集地での二世帯住宅づくりは、プライバシーの確保、さらには採光・通風など解決すべき課題は多い。その難問を様々な手法で見事に両立させてみせたのは、顧客との「対話」を通じて価値観や家づくりのプロセスを「共有」することを大切にしている建築家、河野有悟さんだった。

新築でありながら、ずっと前からここにあったように周囲に溶け込む家がある。設計を手掛けたのは、遊び心あふれる発想と、自然との調和を大切にするアトリエウィの宇佐美さん。周囲環境にも住む人にとっても馴染む設計によって、心地良い住まいが実現した。

どこも同じようなつくりになりがちな、都心部にある1R。立地以外の差別化が難しく、とかく家賃競争になりがち。中古マンションの1R一室を自ら購入し、「ここに住みたい!」と思わせる物件へと再生、しっかりと収益性も確保したのは、蟻川建築設計事務所の蟻川さんと村田さんだった。

東京都内を中心に、人気の集合住宅を多数設計している松浦荘太さん。築年数を経ても入居者に選ばれ、安定収益を期待できる賃貸物件はどんな魅力を備えているのだろうか? 東京・目黒で手がけた住宅を例に見ていこう。

都市部の住宅街にある土地を購入されたお施主さま。外部からの視線を気にすることなく、明るく開放的に暮らしたいと希望していた。建築家の田主さんは、2階に3階までの吹き抜けを持つ大空間のLDKを木造で実現。ホテルのようなラグジュアリーな雰囲気の中、毎日、気分を上げて暮らせる環境をつくり出した。

空き家問題、放課後の子どもの居場所、地域コミュニティーの衰退など、日本には様々な社会課題がある。これらの解決に、とある古いクリーニング店が一役買っているという。その建物のリノベーションを手掛けたのは、YN studioの一級建築士並木さんだった。

家づくりはときに、厳しい現実に直面することがある。土地条件や予算により、ハウスメーカーから「その条件では無理」と言われ、思い描いていた家を諦めたり妥協したという人も多いことだろう。Oさんもそうなりかけた1人。そんなOさんの救世主となったのは、キトキノアーキテクチャの小林玲子さんだった。

築約30年のマンションを、自然素材の上質空間に一変させたBois設計室の藤田敦子さん。フォトジェニックに生まれ変わった新空間は、断熱性能もZEH基準並みにグレードアップ。ラクしてすっきり暮らせる工夫も満載だ。

見晴らしのいい敷地に、利点を最大限に生かした家を建てたいとご要望を受けた建築家の牧野さん。提案したのは、ご要望を叶えることはもちろん、使いやすい家事動線や室内の居心地のよさなど住まいに関するあらゆることにこだわった家だ。眺望に重きを置きながら、それだけではない豊かな暮らしを実現した。

東京都品川区中延の、下町情緒が残る住宅地に建つ作品をご紹介しよう。敷地は16坪、建坪はわずか9坪という木造3階建ての狭小住宅だ。屋内に足を踏み入れると、その内部は驚くほど明るく、風が通り抜け、自然を感じられる。そして、数値以上の広さを感じられるのだ。この作品に込められた工夫の数々をご紹介しよう。

家づくりにおいて土地条件は大きな要素だ。広さ、形状、高低差などの理由から、思い描いていた家が建てられないということもよくある話。「土手下の三角の土地」での建て替えを計画したIさんご夫妻。ハウスメーカーや工務店などと話をするも、希望通りの家にはなりそうもなかったという。そんな中、一縷の望みをかけたのが、土地のもつ力を巧みに利用し、快適な空間を作りだす匠、ア・シ…

建築家にとっての喜びの1つに「引渡しから数年を経ても、施主家族が入居当時の状況を維持してくれている」というのがあるという。それは、施主がその家の出来栄えに満足し、そこでの暮らしを楽しみ続けているからに他ならない。「ha」の保坂裕信さんも、その喜びを味わった人の1人。保坂さんの家づくりに迫る。

理想の家を新築したい。条件に合う環境の土地を購入したが、ただ整形ではなく変形敷地だった。建築家の渡辺さんは、広くて明るい家にしたいとの要望を叶えるために、敷地いっぱいに建物を計画。斜めのラインをデザインでカバーし、広さを確保しながら変形が気にならない、光に満ちたLDKを実現した。

「友達と楽しく過ごせる空間にリノベーションしたい」。施主さまの要望に応えてフレイム一級建築士事務所が提案したのは、吹抜けの天井にひと工夫したユニークなプラン。レトロ×80’s風の洗練空間を引き立てる内装や家具の情報も要チェックだ。

これまでと同じエリアに居を構えることを決めたお施主さま。選んだのはビンテージマンションのリノベーションだった。都心にありながらも身近な自然を家の中に取り込み、日射や風、雨音などを感じながら暮らせる住まい。建築家の鎌松さんは、室内を開放的なつくりにすることでそれを叶えた。

築30年を超えるマンションの部屋をリノベーション。昔ながらの間取りを今の時代に合わせ、開放的に明るくするとともに、動線も整えた。建築家の松下さんは、それに加えて断熱改修も提案。冬暖かく夏は涼しい、全てにおいて上質な部屋に生まれ変わった。

神田の魅力発信地をつくるプロジェクトに、建築デザインのスペシャリストとして参加した建築家の水間寿明さん。関係者とともに思いを具現化していくプロセスから、設計のスキルやセンスだけにとどまらない、水間さんの仕事の魅力を探ってみた。

都市部の水害に多い内水氾濫を防ぐため、近年、注目されているのが「雨庭」だ。まだ住宅領域ではほとんど普及していないこのグリーンインフラを個人住宅で実現し、災害対策と空間デザインを両立させたフレイム一級建築士事務所のチャレンジを追う。

お施主さまは自宅を新築するにあたり、家族が集まる広々としたリビングが欲しいとお望みだった。建築家の鈴木さんは敷地いっぱいに建物を計画したうえ、可能な限り柱や壁を減らした広々空間を技術により実現。重厚な質感の内装が魅力的で、暮らしやすい。コストパフォーマンスにも優れた「これぞ都会の家」ができた。

住宅を建てるとき、多くの人は「どんな家にしたいか」を考えることが多いだろう。施主の「こんなテイストにしたい」「子供部屋と書斎はほしい」「抜群の収納力や家事動線」といった建物のスペックに眼が行きがちだが、実は一番大切なことは「暮らし」に眼を向けること。 建築家の石井航さんは、常に施主家族が「どんな暮らしをしたいのか?」を問い、施主との対話でそれを捉え、それを…

広い敷地に築100年を超す母屋と離れをもち、立派な日本庭園を有しているT邸。宝ともいえるこれらを残しつつ、現代に合った暮らしをしたいという家族の一大プロジェクトを任されたのは、その豊富な経験と手腕で、テレビの出演や多くの受賞経験を持つ匠、並木秀浩さん。「庭の景色を活かす」「旧宅を残す」という難問を解決するため、並木さんがとった方法は、新旧2つの庭を立体的に繋…

以前の家のクラシカルな雰囲気を望む親世帯、テラス付きの開放空間を望む子世帯。建築家の角倉剛さんは異なる要望に応え、大満足の住まいを実現。二世帯、建て替え、都市部の家づくりなど、さまざまなヒントが詰まった『代々木の二世帯住宅』の魅力を追う。

一般的に住宅は、四角い部屋を整然と並べただけのシンプルな平面が多い。しかしアトリエスピノザのつくる家は、部屋の形状がL字だったり、天井高も違ったり、隣や上階の部屋と一部が繋がっていたりと実に複雑。施主が、空間の多様性と光の変化に驚いた、図面からは想像もつかない快適空間に迫る。

年々深刻化を増している空き家問題。とりわけ「再建築不可物件」は、なかなか買い手もつかず、負の資産となることも多い。そんな再建築不可物件を自ら購入したのは、新築住宅の設計はもとより、空き家再生も手掛けてきた建築家、H2DOの久保和樹さん。久保さんは、どのように再建築不可物件を再生させたのか。

長く都会に住み続けてきた施主が、自分らしく晩年を過ごす家を求め3年の歳月を過ごした中、出会ったのが市中山居の増木奈央子さん。施主とじっくりと寄り添い資金計画や土地探しという「下ごしらえ」から、対話を重ね出来上がった家は、施主が「不満に感じる点が1つもない」と言い切るほどの、大人の住まいでした。

家をつくるならぜひ欲しい、「広々としたLDK」。だがワンルームの大空間をどんなLDKにするかは、設計者のセンスやスキルで大きく変わる。では、建築家の片山正樹さんの場合はどうだったのだろう? 「大田区の家」から片山さんの設計の魅力を探る。

東京都内の住宅密集地で、狭小地の家づくりに臨んだ建築家の藤田敦子さん。開放感や採光を得るために工夫を凝らし、自然素材の心地よさに満ちたナチュラルな空間が完成。日本では避けて通れない地震・水害リスクへの現実的な対策も注目だ。

電車や踏切の騒音問題、通りを行きかう人からのプライバシーの確保。そんな課題を抱えた土地での設計依頼に、外観からは想像もつかないような、開放的で明るい住宅を生み出したのは、「空間づくりの匠」アトリエスピノザの井東さんと市原さんでした。

自宅を新築するため、購入したのは住宅街の中の旗竿地。かねてからRC造で建てることを決めていたお施主さまは、RC造の経験豊富でデザインにも妥協なく家づくりをする建築家の鈴木さんに設計を依頼した。自宅に仕事場を備えた、新しいライフスタイルの住宅は、旗竿地を強みに変え、暮らしやすく整えられている。

「天井が高く、屋外とつながる広いLDKが欲しい」という要望を、想像をはるかに上回る理想的な形でかなえた建築家の八田政佳さん。完成した住まいは邸内へ入るまでの動線も訪れる人を楽しませ、デザイン・住み心地ともに魅力満載の住宅となっている。

施主さまが望んでいたのは「訪れた人にとっても居心地がよく、出会いと交流をはぐくむような家」。その思いを形にしたのは、建築家の水間寿明さん。楽しい時間を過ごしてホッとくつろぎ、英気を養う。そんなバカンスのような暮らしがかなう住宅の魅力とは?

自邸建築にあたり、内装・外装は自らが手がけることを計画していたインテリアデザイナーのIさま。建築家の菅家 幹さんは空間設計のみを引き受け、床面積の数字以上に広く感じる「小さくても広い家」を実現。Iさまのセンスが光る内装デザインも必見だ。

高低差や高さ制限のある土地に、オーナー邸と4戸の賃貸住宅を建てるという困難な課題の建築コンペに応募した森山さん。32案の中から見事選ばれた森山さんのプランは、住みよさはもとより、デザイン性と収益性を見事に兼ね備えたものでした。

「美しい雨の家」のお施主さまは家具デザイナー。建築家の小林さんはお施主さまデザインの家具やアートが映える室内の設えはもちろん、住宅街の中で光や風を感じながら、バルコニーでお子さまがプール遊びを楽しめるほど開放的に暮らせる家を実現した。満足度の高さは、要望を丁寧に読み解くからこそ得られるという。

施主のSさまが終の住処をつくるときに望んだのは「何世代ものオーナーや地域に愛され続ける建物にする」ということだった。建築家の小林さんは周辺の環境をよりよくする家の配置や外観、将来を見据えた設備の選択などを通して実現。静かな光に包まれながら、隣家や他者との距離感も適切に保てる家が完成した。

あなたは「家の絵を描いてください」と言われたら、どんな家を描きますか?多くの方が三角屋根の可愛らしい家を描くことでしょう。自分が住んでいたことがあるわけではないのに、なぜか思い描いてしまう家。そんな、心の原風景ともいえる家をつくり続けている建築家石川淳さん。シンプルでミニマルながら、利便性も兼ね備えた石川さんの家づくりに迫る。

それぞれのライフスタイルが確立された、20代~70代の6人家族が暮らす二世帯住宅を手がけた建築家の熊田康友さん。敷地環境で課題だった採光と、家族のちょうどいい距離感を実現したのは、「吹抜けの中庭風デッキ」という熊田さんのアイデアだった。