
木のぬくもりが感じられる家で、
のびのびと暮らす
頼れる「おうちのお医者さん」とすすめる家づくり
「キッチンも普通のキッチンと対面式ぐらいしか知らなくて。L字型のキッチンなども見に行ってこうしたいというのも分からないところがあったので、好きなことを言って、先生からご提案いただいた中から気に入ったところをどんどん集めていったというかたちですね。」
模型を見ながら話をしていくうちに、だんだんと家のイメージをかためていった。
「面白いなと思ったのが、この模型をのぞいてみてください。ドアから入っていったときの印象とか、この人形が立っているところとかで、結構イメージがわきませんか。こうやって覗き込むことは先生に教えていただいたんですが、この方法で模型を見て良さそうだと思い、実際に入れたところもありました。それで決めたところは思った通り良かったです。」とYさん。
心惹かれる提案の数々に迷いながらも、LDKはつなげて大きなひとつの部屋に、その部屋とは少し離して寝室を設けて、といった具合に大まかな間取りを決めていった。打ち合わせをすすめるにしたがって、あまり細かく自分たちの希望をいうよりも、信頼して任せた方が全体のバランスが良くなりそうだと気付いたというYさん。途中からはイメージだけを伝え、細かな仕様については長谷川さんに委ねることにしたそう。長谷川さんはしっかりご夫婦の思いを受け止めており、遊び心のあるテラスや富士山が見えるコーナー窓など、次々とハートをつかむ案を提示してくれた。
「予算があわずに削ったところもありますが、なんとか希望を実現できるように考えてくださって。断念したと言う感覚はないですね。」とYさん。奥さまも「あったらいいなということが全部できた」という。
実は、完成して既に住んではいるものの、この家はまだ、変わり続けている。外のデッキを取り付けたのは梅雨入り前、天井のシーリングファンは一昨日つけたばかりだとか。「ファンをつける予定はあったのですが、デザインや効果の面で、今一歩、踏ん切りがつかず先延ばしにしていました。でも、去年、一冬過ごしてみて、ファンを使えばもっと暖房の効率が良くなるのではないかと感じて。」とYさん。シーリングファンの取り付けを決めた。奥さまも「こんな自由なペースで進められたのは、建築家との家づくりだったから」とふりかえる。
家づくりの過程で、長谷川さんなら安心だとの思いを強めたYさんご夫婦は、完成後もなにかと頼りにしているという。「なにか気付いたことがあると、メールでお聞きしたりして。お医者さんみたいな感じです。メールするとすぐきてくださるのでありがたいですね。」と奥さま。長谷川さんによれば、工務店が近所だったことも奏功しているという。
道路計画の詳細が明かされないため、表の入り口の塀はまだ建てられない。道路ができることは決まっているが具体的には何も知らされていないため、土地の使いかたもなかなか定まらない。それでも、日々の暮らしはある。そんな周囲の環境、家族の変化などもふまえた上で、今できる最もいいかたちは何か。Yさんご夫婦が長谷川さんと導きだした答えが、今のこの家だ。
思い出のレンガで装った、小粋なカウンターキッチン
趣きのある壁のレンガは、ご夫婦にとっては特別なもの。「私たちが通っていた大学の校舎がレンガ造りだったんですね。その校舎がすごく好きで結婚式もそこで挙げたんです。校舎と同じレンガにしたくて、問い合わせました。色々あって、似たような別のレンガにしましたが、サンプルでいただいたレンガが4つだけ、記念についています」と奥さま。
カウンターの上にはスピーカーがついており、BGMをかければ雰囲気のいいバーに早変わり。遊びに来たご友人もお店みたいと一様に驚くそうだ。
季節や気分で、家全体を遊び場にかえて
風合いの変化が楽しめる木の家
基本データ
設計者情報
この建築家が建てた家
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