
蒲郡の店舗併用住宅
設計者情報
基本データ
- 所在地
- 愛知県蒲郡市
- 家族構成
- 夫婦+子供2人
- 敷地面積
- 636.81㎡
- 延床面積
- 194.85㎡
撮影:小川重雄
設計者情報
この建築家が建てた家
この実例を見た人はこちらも読んでいます

高槻の家

幾久富の狭小住宅

神木本町の家

在府町の家 / house in zaifucho

井とロ -i to ro-
夫婦+子供2人の為の住まいである。主人は庭師を生業としている。北道路4mに接道する比較的整形された敷地である。道路は袋小路であり通過交通は殆どない。山も川も近くに存在するが、近隣の密集からそれらを感じるのは難しい立地と言える。庭師である主人はここに住まいとしての機能の他に、仕事道具を収納するスペース、小さくても集客力をもった庭を要望した。建物にも集客力が求められる。そして厳しいコストコントロールも求められた。建築的アプローチはこれら要望の整理から始めた。コストの問題から尺グリッドを保持した矩形が最適と判断したが、敷地の余白部分に車、庭、収納が広く求められる為、建物と余白のバランス検討を繰り返し建物ヴォリュームが決定された。建物の外部との関係性がより密に求められる本計画では、開口部の検討がより肝要になる。庭と屋内を掃き出しサッシで繋ぐ事が常套手段と言えるかもしれないが、庭の大きさから庭に向けた開口は眺める事に重きを置いた出窓形状とした。出入り目的が乏しい開口である為、外部との距離感を近づける建築的手段が他に必要となる。本計画では、玄関ホールを設けず、玄関土間から居間へ直接アプローチ出来る配置計画とし、屋内の生活の場に土間を近づける事により外部を近づける手段とした。電気を用いず土間を家事の場としていたその昔の民家に回帰していると言えるかもしれない。1階の平面プランは、風呂・洗面・トイレを水廻りコアとしラワン合板で箱をつくり、その周りに居間・食堂・台所・玄関の機能を配置し回遊動線を確保した。このプラン計画が集客を求める本案件における公私の距離感を上手くコントロールしている。階段はラワン壁に沿う位置とし、階段下に畳ベンチを計画した。畳ベンチに座る事で庭への視線誘導が明確化される。2階プランは階段とホールを中心に南北に6つのユニットを計画した。ユニットは3.7畳の同一寸法で構成され、引戸を設置する事により個室となる。W1100とW1300の2パターンに統一された引戸は、自由に移動出来、間取りをフレキシブルに変更してくれる。4本の柱と引戸を設置する為に放射された鴨居が、幹と枝をオマージュする意匠となった。切口として外部との関係とコストコントロールを求められた本計画であったが、この2点を突き詰めた結果が平面を簡素にした。簡素化された事により、構造の安定性、間取りの可変性が実現した。簡素さ故に住まい手は住まい方に知恵を求められるかもしれない。だが、それこそが建物への愛着となり、特別な家族の記憶となっていくのだと思う。庭師の主人により造成された庭に呼応する家として、記憶に残る「家庭」の一助になればこれ程喜ばしい事はない。

新百合ヶ丘の家
敷地は小田急線新百合ヶ丘駅から徒歩10分程度の丘陵地にあり、建主は土地を新しく購入し住宅を新築することを計画していた。 敷地は斜面となっており眺めをいかした家とする一方で、日差しが入らないようにするため窓の配置を調整し、軒を大きく出している。 窓際にはバルコニーと同じ高さのベンチを設け、リビングからバルコニーへと連続しているようにしている。このベンチはデイベッドやテレビ台としても使えるようにしており、ソファやテレビ台がなくスッキリとしたリビングとなった。 キッチンはパントリーとの導線とリビングからの見え方に配慮している。パントリー、キッチン、リビングは回遊できる導線とし、キッチンはリビングから30cm下げリビングからキッチンが直接見えないようにした。 玄関とトイレのドアは建主が所持していたアンティークのドアを補修し設置している。ドアの他にも建主が所持していた北欧アンティーク家具に合わせて室内の色合いを調整した結果、新築でありながら時間が経過したような落ち着いた趣のある住まいとなった。

ハナミズキの家

HOUSE F






