
ヒルトップマンションリノベーション
設計者情報
間取り図
基本データ
- 所在地
- 神奈川県横浜市
- 延床面積
- 248.64㎡
- 予算
- 4000万円台
設計者情報
この建築家が建てた家
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本郷の家(改修)
8.5坪の敷地に建つ築20年の鉄骨3階建て住居を、外回りは既存のまま、内部の間仕切り・階段などを全て取り払い全面改修した住宅です。 建ぺい率・斜線制限によって決まった最大ボリュームを使いきった既存の骨格の中で、階段や必要な部屋を配置してゆくと、それらは自ずとほぼ以前の建物と同じポジションに収まってゆきました。しかし、階段の寸法、間仕切りや出入り口の位置、室のプロポーションを最適に整えることで、暮らしの快適さがガラリと変わることを実感した仕事でした。既存の外部サッシ窓は不要なものは壁を作って消したり、大きすぎる窓は内部に枠を新たに作り、開口部の大きさを絞って内部空間の質を高めました。全てのサッシ窓の内側に新たに木製建具を建て込むことで、アルミの無機質感を消して部屋の雰囲気が損なわれないようにしました。 造作家具、造作建具、素材が一体となって、体にフィットする衣服のような心地よさのある家に生まれ変わったと思います。

築60年の角地に建つ家

ワハウス
京都市中京区に会社を構える工務店、駐車場であったスペースを事務所へ改修した計画。 古くから地域で工務店を営まれていた建築主からの要望を読み解いていくと「”和”やかに、地域と繋がる”輪”となるよう、自然と対”話”が生まれる場所」を潜在的要望としていることが分かり、3つの”ワ”が設計の手がかりとなった。 計画地は商売人の町である中京区にあり、前面道路には歩道もあることから常に人が往来している。昔から京都は見世棚や町棚をつくり、街とのつながりを持ってきた歴史から一階を特別な場所と捉えてきたように思う。設計するにあたり、歩道から地続きで建物の内外を繋げるために、地面を起点とした連続性が「一階の持つ開放性と地域性」を繋いでいくよう考えた。 構成としては京都の町屋に習って動線をまっすぐ通し、そこへ短辺方向に土間、床、小上がりの領域がとりつく「片土間(ニワ)・床上三室」を意識した。 京町家では三和たたき土のニワがまっすぐ軸線上に通ることが一般的であるが、ニワを通してしまうと接客・執務エリアが狭くなり、仕事の効率が下がってしまう。軸性を転換するべくしつらえた小上がりを南北方向に通し、ニワを参照することにした。 短辺方向にルーバーや壁面収納、階段・キッズスペースをしつらえる事で、小上がりを介してレイヤー状に多様性のある空間が広がっていく事を目指した。 小上がりは人の居場所を分けることなく、分節的かつ緩やかに空間をつなげることを意図しており、執務室や来客を迎える場所として設けたルーバー壁は、土間エリアと執務エリアを分割することなく、ゆるやかにつながる空間となるよう設計している。 ルーバーと上框を楕円形の形とすることで偶有的な形から生まれる平面的な広がりを生成する。 また「普通の材料だけで作りたい」との要望もあったことから、壁やルーバーに採用した木材は一部を覗いて、すべて桧や杉の針葉樹とし厚みや太さにより素材のもつ特性を活かし、床のアプローチ・土間はすべて南部石を混ぜた洗い出し、天井は和紙クロスにEP塗装とした。 こうした人の手が作り出す素材感が、人の心を惹きつける建築の要素になるのではないかと考えている。 和やかな雰囲気を持つ素材、楕円形や軒下のルーバー、人がちょっと腰を掛け対話するベンチなどは、来客だけでなく働く人も心地よく過ごせる空間ができたのではないかと思う。

築70年の古民家 改装
築70年の古民家の改装です。 お父さん一人、息子夫婦、夫婦の子供3人の6人家族が住んでおります。古い部屋など、使われていない部屋が多かったのですが、息子さん夫婦の子供が大きくなるに従い、部屋数も必要になりました。現状のままは使い勝手が悪く、全面改装となりました。 ここでは、リビングの改装のみご紹介します。 元々は10畳程度の普通の和室が連続している為、初めは普通に改装しようかと考えておりました。 しかし、解体中に、築70年とは言え、隠れていた梁などに立派な材が使われていることわかりました。このまま隠してしまうのはもったいないと思い、リビングなどは、積極的に柱や梁を見せて行くデザインに変更いたしました。仕切られていたふすまを取り払い、天井を落とし、存在感のある梁を見せ、長押しなど、昔の物をそのまま間接照明などに利用しております。 また、ハイサイドの窓や、光を適切に反射させるなどした結果、以前は薄暗い和室立った場所を明るいリビングとすることができました。 難しかった点は、住みながら改装したことです。 時間はかかりましたが、パズルのように部屋を移動させながら改装してゆきました。そのため、引っ越し等が必要なくなり、大幅なコスト削減をすることもできました。

azabu A-HOUSE
東京都港区内の、ビルの3層から5階をリノベーションして住宅として利用する計画。 天井が高いビルの特徴を最大限活用する計画とします。ソファとカーペットで構成されたリビングの床高さを、その他のフローリング床から30cm下げることで、「小下がり空間」とします。そして、3階とは思えない豊かな庭をバルコニーに設けることで、まるで背の高い木々に囲まれているかのように感じるリビングを実現します。さらに、バルコニーの木々は、隣地の豊かな緑を借景とすることで、奥行を持ち、都会の喧騒を忘れさせる風景となります。 また、リビングに繋がるダイニングキッチンには、リビングと面する壁に大きな開閉式トップライトを新たに設け、通風と採光を確保します。フロア全体が風と光で満ちる心地の良い場所が生まれました。

陰の住居
住居とは家族の関係や感情の様々な波を受け入れる器である。そうであれば、住居はむしろ陰に支配されている方がいいのではないか。陰はいいときも悪いときもそっとそこに佇み、目立たず、主張せず、ただ家族を見守る。そんなことを考えながら設計した住居である。 ほぼすべての壁は凹凸のある黒い塗装で仕上げられ、外から入る光を少しだけ拡散する。この光のあり方は、日本の伝統的な家屋の光のあり方に通ずるものがある。明快な光ではなく、鈍く柔らかい静かな光の質である。日本的な住居の光の質と様相を、鉄筋コンクリートでできた近代的なマンションの中で表現できないかと考えた。 築40年を超えるマンションで階高が低かったため、天井は張らずコンクリートをむき出しにして、天井の高さを確保している。梁も大きく、コンクリートの存在感が強かったため、新しく設ける要素が均質なものではコンクリートの量塊感と時間を経た強さに負けてしまう。そこで様々な素材を散りばめることで、乱雑な調和を生み出すことを狙った。木、石、アルミ、鉄、左官といった材料を使用している。 リビングの一画に子供部屋を配置し、ガラス張りの部屋とすることで、空間の広がりを確保している。そのガラスは、子供と両親の関係調整装置となる。ブラインドとロールスクリーンで視線を遮ることができるため、プライバシーを確保したいときには閉じ、空間を共有しながら部屋で過ごしたいときには開けることができる。壁で囲われた「個室」といった、単一の関係性しか生まない部屋のあり方ではなく、その時の気持ちや気分によって関係性を変えられる仕組みをつくった。

築25年のメーカー住宅を完全分離の二世帯住宅に

立川の家

南千里の家4
千里ニュータウンエリアに建つ、築35年の集合住宅の1室を30代の夫婦と1歳の男の子の3人家族のためにリノベーションする計画である。マンションとしては広めの90.81㎡、ワイドスパンな区画であるが、2本の梁が空間を縦断するため元は広さが感じにくい間取りとなっていた。その2本の梁をデザインの要素として積極的に使うことで、空間に変化とリズムを与え、梁で分けられるそれぞれの空間が調和することを目指した。具体的には、リビングとなる中央のスパンの梁と天井の入隅をRとして境目を無くし、モルタルで滑らかに仕上げることで両側のスパン(ダイニング/キッチン・プレイルーム)とボーダレスな印象をつくり出し、連続する空間の広がりと変化する天井仕上が調和した心地よい空間に仕上げている。一つの空間に居ながら、それぞれの場所でそれぞれの雰囲気を楽しみながら、家族がコミュニケーションをとれる場となればと考えている。
























