
大津の住宅
設計者情報
丘陵地を造成した住宅地の一画に計画した5人家族のための住宅です。 ゆったりとした広さのある敷地の南側には、緑豊かなため池が存在していました。一方でこのため池は将来的に住宅地として開発される可能性もあり、永続的な風景とは言えない難しさがありました。南側の緑に正対するように庭、リビングを配置する一般的なプランとすると、将来的に隣家がリビングの窓の前に建てられてしまう可能性があります。一方東側の隣地とは高低差があり、プライバシーが確保できるような敷地状況でした。 そこで敷地の東南側にプライバシー性の高い庭を設け、この庭と南側の緑景それぞれとつながるように雁行型のプランを計画しました。あえて南側のため池の緑景には正対させず、東南方向に斜めに開くように方向性を向けることで、南の緑を取り込みつつ、将来的にため池の宅地開発が進んだ場合も、プライバシーと視線の抜けを確保できるように計画しています。 ひとつながりの屋内空間が雁行していくことで、場所によって東南の庭や南のため池との関係性が変化し、見える景色もそれぞれに異なってきます。さらに天井の形状や素材、建具によって領域分けを行いました。結果として、風の抜ける半屋外のテラス、庭と緑景に開かれた開放的なリビング、光を絞った落ち着きのある和室、南面の開口に正対し緑を望みながら料理のできるキッチンなど、連続したひとつながりの空間でありながら多様な居場所が生まれています。
基本データ
- 所在地
- 滋賀県大津市
- 家族構成
- 夫婦+子供3人
- 敷地面積
- 330.69㎡
- 延床面積
- 161.59㎡
撮影:貝出 翔太郎
設計者情報
この建築家が建てた家
この実例を見た人はこちらも読んでいます

東向島の家
建築規制で建物の高さを7m以上にする必要がある用途地域に建設した木造の小住宅です。 地盤の手当として コロンブス工法を採用しています。 敷地南側のすぐ近くに幹線道路があり 車の騒音が懸念されたため 南側に閉じつつも いかに室内を明るくするかが 設計における課題でした。 ロフトや吹抜を介し、空間を立体的に縦方向につなげることで、光を最大限に室内に呼びこむ工夫が施されています。 住宅密集地であることから 大きく開いた開口部の外側にはスチールメッシュの皮膜を設け、外部から直接的視線を遮るよう配慮しています。 限られた敷地において 明るくのびやかな空間が感じられる住宅となっています。

池上の家
シンプルでコンパクトな外観ながら、内部は明るく豊かな空間が広がります。 2階リビング・ダイニングの開放感や快適さを最適化すべく、随所にデッキスペースを設け、外部空間を内部に取り込むとともに、いろんなところから自然の光が差し込むように計画しています。

国領の家
敷地は調布市国領。子世帯とお母様のための二世帯住宅である。中庭をロの字型にぐるりと囲んだコートハウスで、建物中央に玄関を配し、中庭を挟んで東棟を子世帯、西棟を親世帯に振り分けた。 西棟の居間の前にはお父様の残された庭をそのまま残した。各世帯は中庭の景色を共有し、それぞれの暮らしを中庭越しに感じることができる。ご家族の優しい雰囲気から外壁はレンガ色のガルバリウム鋼板張りとし。それを背景にヤマボウシの木立が季節感をもたらしてくれる。

久が原の家
敷地は駅前商店街に位置する間口 5.7M 奥行き 14M、南側が接道した約20坪の小さな土地。周りの家も敷地境界ギリギリに建てられていました。 この南北に細長い狭小敷地において、風通しと明るさに恵まれた住まいにしたいとの想いから、土地の真ん中に小さな庭を設け、それを巡って場が展開するプランとしました。 また、最大限の床面積を確保するため、中心に階段室を設けた廊下のないスキップフロアーの構成としました。その階段室は中庭と一体となって視線が上下に伸びることで広さを感じさせる装置として機能しています。 広さにして3.5畳ほどの小さな中庭は、空へ繋がる光の井戸となり、家中に光と風、緑の景色を届けています。

House NegishiPark

野方の家
敷地は幹線道路に近く、交通の利便性が高いにもかかわらず、静かで落ち着いた環境に包まれています。 南、西、北の三方から立ち上がる建築基準法の斜線制限による限られたボリュームの中で、必要十分な空間を確保していますが、それでいて、内外の各空間が相互に繋がり、家族が互いに気配を感じあえるようにするとともに, 視覚の「ぬけ」を随所に設け、実面積以上の広がりと開放感が感じられるようにしています。 構成としては、1階は、外部に駐車場、内部は玄関、主寝室と水回りとなっています。 2階はそれぞ吹抜を有し天井の高いリビングとダイニング、それに両者の間にヒューマンスケールのキッチンが配置されています。 キッチンは家全体の中心の位置に据え、皆で廻りに集まりやすく、誰もが楽しく料理に参加したくなるような、さながら家族のキッチンスタジアムのような役割を担っています。 キッチン上部3階にニつの子供室が設けられています。 これらニつの子供室は、それぞれ吹抜を介してリビングおよびダイニングと繋がり、子供達が家族の気配を感じながら自室で過ごせるようにしています。 三方から立ち上がる屋根を腰折れとし、その構造を敢えて露出することで二つ吹抜空間をよりダイナミックで印象的なものとしています。

ハセハウス
京都市に点在する店舗付き併用住宅を改修し、猫と快適に暮らす住まいとした計画。施主からの要望として最優先に掲げたのは2匹の猫たちにとってストレスなく暮らせる家づくりであった。1階から3階のロフトまで縦横無尽に動き回れる立体的な猫動線を描き、高低差のある設えを自由に登り降りしたり、気分に合わせて昼寝の場所を変えたり、猫のテリトリーが広がるように計画した。建築資材やインテリアもできるだけ猫にやさしい設えと傷や汚れに耐えうる素材選定を行い、そこへ人の暮らしに必要な要素を加えていきお互いストレスフリーになる改修を目指した。不要な壁を取り払う事によって動線を単純化させ、キッチンの位置を変更することで一筆書きの回遊性プランとなっている。随所に取り入れた色には光を与えるように開口部や照明を計画し、空間に広がりや締まりが生まれることを意図している。本能を刺激する楽しみが増えた猫たちの日常はいきいきとし、運動量も増えたことで身体が引き締まり健康になっている。施主もその姿を日々そばで感じ、断熱や温熱性能が向上した住居環境で生活することで心身共に健康的な住まい方が実現できている。

窓から差し込む光りで明るく暖かな邸宅
こだわったポイントは「リビング」です。 ・ご家族でドイツ転勤から戻ってきた事もあり、気密面を気にされていました。 ・リビングの窓をハイサッシにし、壁を少なく出来るだけ開放感を設けました。 ・軒裏と室内の天井(一部)に無垢材を使い一体感を持たせました ・アイランドキッチンやストリップ階段を設け、窓の配置や照明に拘りがあります。 お客様には、リビング、デッキ、庭の開放感を気に入っていただきました。

根岸の家
車庫も含めて70坪に及ぶ平屋の住まいです。 敷地にも余裕があり、ゆとりのある計画になりましたが、ハレばかりではなく、ゆとりがあるからこそ、生活実感に基づいた質実なつくりになるように心掛けました。 それでも、広さというアドバンテージを得て、全体的に伸びやかで心地よい空間ができました。







