
家族が集まる空間を最優先。
家族の声があふれる家
「キッチンを真ん中に」家族の顔が見える家づくり
「育ち盛りのお子さん3人のご家族で、奥様はお料理好き。奥様は一日のほとんどをキッチンで過ごされているのだそうです。だからキッチンを真ん中にして、そこからどの部屋へも簡単に行けるようにしたい。というのが最優先のご要望でした。」
この思いを大切にして建築家の長守寛之さんが提案したのは、一階の中心にキッチンを置き、キッチンを取り囲むように廊下やリビング、ダイニングを配置した間取りです。キッチンの隣にはパントリーも設置し、5人家族の食料品をたっぷり保管できるようにしてあります。
「奥様が長く過ごされる場所なので、キッチンスペースをいかに魅力的な場所にするかにも心を配りました。たとえば、キッチンの窓から見える景色が隣家というのでは味気ないので、高めの位置に窓を作り、キッチンから青空が見えるようにしています。」
家事の合間に見上げる青空でほっと和んでもらいたい、という長守さんの優しい気持ちがカタチになり、天気の良い日には素晴らしい空を眺めることができます。
一家団欒の場も、みんなで楽しく食卓を囲むダイニングにしリビングよりも大きく設計しました。キッチンの隣に、吹き抜けを挟んで大きなダイニングを隣接。奥様ご自慢の料理をアツアツのうちにすぐ運べるように工夫されています。
吹き抜け部分からは、二階のスタディコーナーが見上げられ、ご主人やお子さん達に「ご飯できたよ〜!」と声がかけられます。
「家族がみんな違うことをしていても、目が行き届く家にしたい」という奥様の希望がしっかり叶う家が完成しました。
お施主様のセンスのよさを最大限に生かして作る
「ご主人様と奥様のご希望は、最初からはっきりしていました。こういう雰囲気が好きと予め写真などで見せていただいたので、ならばこういう感じはいかがですかとご提案しながら設計していきました。」
ご夫婦はインテリアなどをよく勉強されていて「こうしたい」というご希望をしっかりお持ちだったので、それを最もよく生かす方法を考えたと言います。
各部屋にはご夫婦が好きだという木製ブラインドを設置、
「天井高にメリハリを設けて、ルーバー越しに温かい光が拡散しながら室内にそそぐように提案させていただきました。」
ブラインドはルーバーの角度で光と風の調節がしやすく、そのときどきに合わせて心地よい室内空間を作ってくれます。優しい光と心地よい風が通る部屋からは、二つの庭を眺めることもでき、家族の団らんの場になっています。
家具が入って、はじめて家は完成する
「モダンな家でもなるべく温もりがあるように考えます。それから、最初から作り込んでしまわないこと。」と答えてくれました。
「家は、住まわれる人の家具が入ってはじめて完成するもの。建築家の作品ではなくて、あくまでその方の生活感があってはじめて家と呼べるんです。だから、実際に住みつつ作り込んでいけるような余裕のある家を設計するようにしています。」
A様宅でも、キッチンや洗面所にはオープン棚を設置。何もかも隠してしまうのではなく、見せる収納にすることで、上手に生活感を出す工夫をしています。また、二階はこれから大きくなるお子さん達に合わせて変えていけるよう、フレキシブルな作りにしました。
「建築家は黒子でいいと思うんです。家は、住んでからそのご家族が作り上げていくものだと思います。ご主人様からのご要望で庭を作ったのですが、最近庭いじりを楽しんでくださっているようです。『緑をみながらの生活は気持ちがいい』とおっしゃって下さいました。」
A様のご家族が作り上げていく家は、これからますます魅力を増していくことでしょう。
間取り図
基本データ
| 所在地 | 富山県 |
|---|---|
| 敷地面積 | 260.9㎡ |
| 延床面積 | 138.43㎡ |
| 家族構成 | 夫婦+子ども3人 |
| 施主 | B邸 |
設計者情報
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