
nuka(店舗)
設計者情報
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この建築家が建てた家
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メルヘンハウスHACO
名古屋市の商業施設内にある木造のイベントスペースにて児童書専門店の期間限定店舗の内部インテリアを担当しました。この店舗はシュリンクが付いておらず、読んで選んで買うことができることが経営理念となっています。その理念をわずか3.4坪のイベントスペースでも継承するべく、1000冊の本と子供が床に座って読むことができる空間をつくりました。

ルーロ合志

美容室 “go s go .b”
橋は、どこかとどこかを繋いでいく役割があり、それは人やモノや、希望、夢など、目に見えるものや見えないものにも繋がります。 「より美しく」 「より自分らしく」 「次の人生のステージに合わせて」新しい自分になることを期待して訪れる美容院。「go s go.b」では、そんな「新しい自分」への架け橋となり、未来への期待を実現する場を「鏡」を使用して表現しました。 天井ルーバーの大きなb(橋)がお出迎えし、橋と共に、今の自分自身が正面の鏡に映し出され、未来の自分へ、いざなわれていきます。鏡のあっちの世界に橋のたもとは降り立っていて、自分もそこを目指していくのです。壁の一番高い部分に、室内ぐるりと張り巡らされた鏡は、世界に広がりをもたらせてくれると同時に、常に自分が変貌を遂げた先の世界を想像させてくれます。小さなb(橋)である足元の家具も柔らかな曲線が多用され、連続感や、一体感、柔らかさを感じさせてくれます。この小さなbたちも、空間内から表の通りへの架け橋となる役割を持っています。また、すべてのセット台は可動式で天井から電源を確保することにより、季節やお客様の状況などに合わせて軽やかに位置変更をすることができます。

CIRCULATION 梅田店
アパレルブランド、サーキュレーションの新店舗のデザインである。場所は大阪駅に隣接する商業施設内である。ブランドとしての洗練された印象と、落ち着いた空間をコンセプトに設計を行った。店舗全体を白とベージュのツートーンで統一し、端正な幾何学で構成している。壁面展示棚については、商品をディスプレイできるスペースであることはもちろん、表裏の関係でストックスペースを計画して店内の面積を有効活用している。その結果、ゆったりとした余白が生まれて心地よい空間となった。壁面展示棚はシンプルな白を基調に、間接照明の光やミラーを適切に配置しながら、洗練されたブランドイメージを創出している。中央什器については木古材の仕上げを取り入れて、アクセントとして優しく調和している。中央什器は店内のレイアウト変更のしやすさを考慮し、可動性を持たせ一人でも簡単に動かせるつくりとした。

森下のオフィス
オフィス勤務からテレワーク中心の働き方にシフトし、自宅1階の倉庫として使用していた場所を、ワークスペースに改修するプロジェクトです。働くだけでなく、ミーティングやパーティーを行えるように、様々な用途が混在している場所が求められました。 機能的な「可変性」は伽藍堂の空間に委ね、相反する要素を並列することで、ワークスペース「らしさ」を失った、どのような使用にも対応できる自由さのあるスペースを目指しました。 壁は外装材の金属波と内装材のフレキシブルボードで仕上げ、既存躯体の空気感を増幅しました。一方で人の手が触れる家具は、木製置き家具とし、躯体の冷たさとのバランスをとっています。水周りを正面に構え、ワークスペースだけでなく将来のテナントに貸出せるつくりにしています。 外部との境界にあたる建具は木製ガラス戸とし、グレーの室内に外観のプロバンスな雰囲気を引込みました。 もし住宅「らしい」場所では住宅「らしい」過ごし方を、と自然と身体が反応するのであれば、住宅「らしさ」やワークスペース「らしさ」、内部「らしさ」、木質空間「らしさ」などあらゆる「らしさ」を消すことで、身体的な自由を得られるのではと考えました。 ステイホームの呼びかけにより、暮らす場所だった住宅に、新しく「働く」と「遊ぶ」が追加されました。特に場所が限られている都市型住宅では、その用途を抱えきれなくなっています。 様々な「らしさ」とも距離を保つこの場所が、コロナ後の新しいスタンダードになれば幸いです。

笑和の郷(にこのさと)

堺スイミー総合クリニック
大阪の堺市に開業した「堺スイミー総合クリニック」である。 内科、外科、美容医療といった複数の診療科目があり、ビル内の限られた区画に多数の医療諸室を機能的に計画している。地域の利用者が落ち着ける居場所であること、清潔感と心穏やかな空間を両立することをコンセプトに設計を行なった。 クリニック名は絵本の『スイミー』(レオ・レオニ作)に由来する。そこで、スイミーの物語をヒントに設計することを考えた。スイミーは1匹の小さな魚の物語であるが、スイミーだけが他と異なる個性を持っている。クリニックの空間にも、たくさんある部屋の中にひとつだけ雰囲気の異なる部屋をつくった。その部屋は凹凸した暖かいベージュ色で、白い医療空間とコントラストを生みながら安らぎや落ち着きをつくりだす。凸凹は本を置いたり、待合ベンチになったり、診察室への出入口になっていたりと、利用シーンに合わせて様々な使い方ができる。診察室や施術室は白を基調とし、最新の医療設備に対応している。清潔感と落ち着ける空間の両立。心穏やかでやさしさに溢れるクリニックができあがった。

京都貴船 料理旅館ひろ文
京都貴船にある料理旅館「ひろ文」の改修計画である。 当旅館のある貴船は夏の川床料理で知られる名所で、峡谷に旅館が建ち並ぶエリアである。敷地周辺を歩けば、貴船川から涼しげな川音が聞こえてくる。水の神様を祀る貴船神社もほど近く、古くから山水と親しい地域である。このような豊かな自然を宿泊体験の中に入れることをコンセプトに設計を行なった。 改修計画はもともと食事室であった古家を3つの宿泊室にする計画である。訪れた人々が四季折々の自然を楽しめるように、メインとなる主室および浴室を庭と一体的に計画した。すべての浴室は庭に面して配置し、川音に耳を傾けつつ山の景色を眺めながら入浴できる空間とした。浴槽は山でとれる鞍馬石でつくり、浴槽の脇には貴船川の川石で構成した坪庭を添えている。そして坪庭には山水を引き、吐水口から直接触れることができるように設えた。お湯で火照った身体を山水で冷まして癒されるといった、宿泊体験の中で山の力を感じ取れる場所となっている。 欄間は先代から継承したものを設置して、重ねてきた時間の味わいも取り入れている。貴船の素材で和の情景をつくり、プロポーションと光によって凛とした佇まいをつくる。現代において変わりゆくものは多いが、貴船には変わらない風景がある。故郷に帰ってきたような心温まる建築を目指した。

GGインターナショナル保育園不動前
保育と普請 待機児童が年々増加する状況に見られる通り、乳幼児が1日の大部分の時間を過ごす場所として保育園は子供の成長過程に与える影響が大きい。子供の生活空間といっても過言ではなく、そのあり方は現代における住宅のスタイルとの対比で考えなければならない。現代の住宅は、言わずもがな日本の住文化が培ってきた様式や技術を捨ててきている。意匠としての和風というもののみならず、畳の床での床座という生活スタイルからフローリングでの椅子座への変化、大工の棟梁が丁寧につくる木の造作に溢れた空間から新建材に覆われたレディメイドの空間。経済原理と効率性にもとづく時代の変化の流れに抗うことは難しいが、多くの子供達が集まる保育園という場所において、現代の住環境が失ってしまった価値を幼児期の記憶に埋め込めないかと考えた。GG KIDSインターナショナル保育園は、英語で保育を行う保育園であり、その教育方針とも、「国際化の第一歩は自国の文化への理解である」という信条が合致した。 その信条の元、この保育園はテナントの内装だけではあるものの、内装のほとんどを木工事で行い、大工の丁寧な手仕事を活かしきることを意図した。 欄干で仕切られた通路空間、床をもつ和室など、伝統的な住宅の要素を保育スペースにアレンジしながら居場所を作っている。 奥の2層になったスペースは、大人が立てない天井高さの子供に最適化された場所として、人工芝であったり、デンと呼んでいる洞穴のようなスペースなどがあり、子供が空間自体を楽しめるつくりとなっている。デンの天井は三次曲面でできた左官の天井としている。これも職人の技あってのものである。 「普請」いまではあまり使われなくなったこの言葉を、現代に生きる子供たちの空間を作る上で再び考えてみたいと思った。



