
北栄キリスト教会
設計者情報
札幌の北区、新琴似に1981年に建てられた木造会堂の老朽化に伴う建て替えです。 旧会堂は北海道で活躍された田上義也氏による基本計画に従い建設され、外観および内部空間は独特の雰囲気のあるものでした。 新会堂の設計では旧会堂のエッセンスを持ちながら以下の点に配慮しました。 ・降り注ぐ光にあふれる礼拝堂、自然光の豊かで力強い光をやわらかく取り込む。 ・音響にこだわった計画にする。 ・旧会堂の面影を残しつつ、耐久性、耐震性の高い建築とする。 ・フレキシブルに利用できる内部空間とする。 のびやかに弧を描く大きな庇は、全ての人々を守るという「幕屋」をイメージしています。 各諸室の基本レイアウトは旧会堂を基本にしており、礼拝堂も旧会堂同様、2層吹き抜けとすることで空間的にも音質時にも豊かな祈りの空間としました。 礼拝堂上部に設けたハイサイドライトからは柔らかい光が隅々まで差し込み、要所に設けられたスリット窓からはそれぞれの空間を浮かび上がらせるための効果的な自然光が差し込むようにしました。 基礎部分は軟弱地盤における耐震性と断熱性を考慮し、地盤免振工法(コロンブス工法)を採用しています。
基本データ
- 所在地
- 北海道札幌市
- 延床面積
- 495.75㎡
設計者情報
この建築家が建てた家
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ルーロ合志

TAKENISHI TERRACE
これは、商店街に面する老朽化した貸ビル解体後の、土地利用の更新のあり方に向き合ったプロジェクトです。 敷地は大分市中心部、地元で最も古い商店街の西端。かつての賑わいは影を潜め、アーケードは通り道と化していました。この街で不動産賃貸業を営むクライアントから、解体後駐車場にする予定の敷地の一角に、小さなテナントスペースと人々が憩える公園のような居場所を作り、もう一度この界隈に賑わいを取り戻したいと依頼を受けました。 日常の延長線上にあるもの、何気ない日々の生活に彩りを添えてくれる、そのようなテナントのイメージがありました。 また、アーケードを挟んだ正面には、同クライアントが所有する複合施設wazawazaビル(※1)があり、二つの施設が連動しながら一緒に街を盛り上げていくことも要望の一つでした。 人を惹きつける空間には、作り手側と共通の認識で場を盛り上げていってくれる入居者の存在が必要不可欠だと捉え、先に入居者を決めてプロジェクトを進めるコーポラティブな場の作り方がここでは相応しいと考えました。 また、建築は小さいながらも、複数の店舗と内外に様々な居場所を作ることで、賑わいや多様な体験ができるようにしました。 そうして決まった3つの店舗は行き止まりとせず、回遊性を持たせ、いずれかの店舗を訪れた人が他店にも立ち寄る動きを促すよう丁寧に建具の位置を検討。 解体時に掘削した地盤面は埋戻さず、その形状を生かし囲まれた落ち着きのある共有スペースに。 ふらっと立ち寄れる店先空間や、季節の移ろいを感じるテラス席は、誰もが気軽に訪れる公共空間としての質を高めています。 商店街への雨の降り込みを最小限に抑えながらアーケードと建物の縁を切ることで光や風を商店街へ届ける。建物を介して表と裏がつながる。それら少しの違和感が通りゆく人々を惹きつけ、ふと立ち止まるきっかけとなっています。 wazawazaビルの増改築の過程で生まれた路地を建物内に引き込み、2棟を貫く路地もこのエリアの魅力を引き出す一端を担っています。 竣工して数ヶ月が経ち、明らかに人の流れやこの界隈を訪れる人の量が変わったと感じます。 この場所が人の流れを活性化し、現在の不安な日々の希望となるよう、設計の枠を超え積極的にこの場に関わっていこうと思っています。 ※1 wazawazaビル(WZ bldg.):塩塚隆生アトリエ 塩塚隆生氏設計により2009年完成

西原村災害公営住宅河原地区

IDENTITY
ソファーいらずのダイニングセット 日本の住まいは、どうしても欧米に比べ小さく、その限られたスペースでいかに豊かに暮らすかが課題となります。考えた末に、日本の昔ながらのちゃぶ台を囲んだ一家団欒の風景が思い浮かびました。ちゃぶ台は、時として食卓になり、団欒のテーブルとなり、勉強机にもなり、家族の多様な生活を優しく受け止めます。このような効果的に豊かに暮らす工夫を、現代の生活と融合させて新たな生活スタイルとして蘇らせました。コンセプトは、ダイニングとリビングが融合したソファーいらずのリラックス空間。最大の特徴は、長時間ゆったりとくつろぐことができる本格アームチェアでありながら、テーブルの下にスッキリと納まるデザインです。座面は心地よい弾力が体を支える通気性の良いラタン。テーブルは木目の美しいチークです。

メルヘンハウスHACO
名古屋市の商業施設内にある木造のイベントスペースにて児童書専門店の期間限定店舗の内部インテリアを担当しました。この店舗はシュリンクが付いておらず、読んで選んで買うことができることが経営理念となっています。その理念をわずか3.4坪のイベントスペースでも継承するべく、1000冊の本と子供が床に座って読むことができる空間をつくりました。

THE WOOD
本計画は、RC造4階建て事務所ビルの建て替え計画です。 主構造を木造とし、新築建物重量を既存建物重量以下になるように設計することで、既存の場所打ちコンクリート杭を利用出来るのではないかと考えました。 新築建物は、主構造(3〜6階)を木造軸組構法、地下1階をRC造、ロングスパンの求められる地上1~2階事務所を鉄骨造とし、軽量な外装材の選定、階高を抑えた断面計画などにより、建物を軽量化しています。 これにより、新築建物は既存(496㎡)に対して、約1.4倍(705㎡)の床面積を確保していますが、建物重量は42t削減することが出来ました。 既存建物の解体後、既存杭の調査を行い、全9本の健全性が確認出来たため、予定通り既存杭の上に新築建物を建設しています。 都市における木造の積極的な採用、建物軽量化による既存杭の利用といった取り組みが、同規模ビルの建て替えにおけるモデルケースとなってゆくことを期待しています。

ひふみsteps
多様なライフスタイルが響きあうシェアハウス 京都・西院にて50年前に下宿付き住居として建てられ、10年前にシェアハウスとして運営され始めました。この度、大規模な改装を行い、新たな一歩を踏み出しました。今回の計画では、可能な限り間仕切りを取り払い、本体周りの増築部分を撤去することで民家のように部屋同士、内部と外部が連続的に緩やかにつながる空間を作りました。これは多様な活動があふれる広場のようなオープンエンドの場所です。住人の多様な活動を受け止め、程よい距離感を保ちながら暮らすことのできるよう、一体の空間でありつつ、それぞれの空間に特色をつくり出しています。そのため、目線の高さ、視線の抜け、雁行型のプラン、家具のしつらえ、回遊性等を工夫しました。 撮影:改修後 母倉知樹、緋田昌重 改修前 三木由也

デイサービスセンターリバーパレス青梅

CIRCULATION 梅田店
アパレルブランド、サーキュレーションの新店舗のデザインである。場所は大阪駅に隣接する商業施設内である。ブランドとしての洗練された印象と、落ち着いた空間をコンセプトに設計を行った。店舗全体を白とベージュのツートーンで統一し、端正な幾何学で構成している。壁面展示棚については、商品をディスプレイできるスペースであることはもちろん、表裏の関係でストックスペースを計画して店内の面積を有効活用している。その結果、ゆったりとした余白が生まれて心地よい空間となった。壁面展示棚はシンプルな白を基調に、間接照明の光やミラーを適切に配置しながら、洗練されたブランドイメージを創出している。中央什器については木古材の仕上げを取り入れて、アクセントとして優しく調和している。中央什器は店内のレイアウト変更のしやすさを考慮し、可動性を持たせ一人でも簡単に動かせるつくりとした。









